【大長編】シリーズ   作:レオジマネス

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妖怪三国戦記【大長編】第一幕 3人の英雄あらわる!

???「新たなる英雄たちよ・・・三国のレジェンドとなれ・・・」

 

 

 

~天野家~

 

テレビ

 

アナウンサー「こんにちは、速報です。突然人がのるかそるかと言い出して、無謀なことに挑戦している現象が多発しています。現場の暈粐さん。」

暈粐「はい、こちら現場の暈粐です!今、渋谷に居ますが、見てください!この辺の人ほぼ全員がのるかそるかと言っ・・・」

暈粐「のるかそるか!今から、この辺の人にバトルを挑んでみたいと思います!」

アナウンサー「ちょっと⁉暈粐さん⁉」

暈粐「うおおおおおおお!」

チーン

 

ジバニャン「何ニャンこのニュース・・・」

ウィスパー「ええ・・・」

ケータ「ジバニャン!ウィスパー!」

ジバニャン「ん?」

ウィスパー「何ウィス?」

ケータ「さんかく公園に来てほしいんだ!急いできて!」

ウィスパー「さんかく公園でウィスか⁉なぜ急に・・・」

 

~さくら住宅街 さんかく公園~

 

ウィスパー「何でウィスか、ケータくん!」

ケータ「ジバニャン、ウィスパー・・・!」

ケータ「のるか!」

ケータ「そるか!」

ケータ「のるかそるか!」

ウィスパー「ケータくん!どうしたんですか!」

ケータ「本を読まないで、読書感想文を書こうと思うんだ。」

ウィスパー「ズコー!ケータくん!そんなことで呼び出したんですか!第一、本を読まないでどうやって書くんですか!本を借りてきますから、ちゃんと書いて下さい!」

ケータ「は~い・・・」

 

~さくら第一小学校~

 

ウィスパー「え~と図書室は・・・3階でしたね。」

ジバニャン「ケータから鍵借りてきたニャン。」

ウィスパー「おお、それはありがたいでウィス!では、早速本を借りにいきましょう!」

 

その頃・・・・・

 

~未空家~

 

イナホ「のるかそるか!本を読まないで読書感想文を書こう!」

USAピョン「何を言ってるダニ⁉」

イナホ「いやー、だって本を読むなんてめんどくさいじゃん。マンガだったら、いっぱい読めるんだけどなー。」

USAピョン「いや、ちゃんと本を読まないといけないダニ!」

イナホ「アハハハハハ!このマンガおもしろい!ハハハ!」

USAピョン「ちょっと!聞いてるダニか⁉」

イナホ「マンガで書いた方がいいか!ハハハハハ!」

USAピョン「ぐぅぅぅぅぅ!ベイダーモード」

イナホ「わわわわわ!あああああっ!」

 

~3分後~

 

イナホ「すみませんでした・・・ちゃんと本読んで書きます・・・・」

USAピョン「それでいいダニ!ミーが図書室で本を借りてくるから、ちゃんとかくダニよ!」

 

~さくら中央シティ~

 

コマさん「あ、そろそろお腹空いてきたズラ。コマじろう、この辺に美味しいお店ないズラか?」

コマじろう「スマホで調べれば出てくるズラ!え~と・・・あ、充電切れみたいズラ。」

コマさん「困ったズラ・・・あ!図書室で、本を見れば分かるズラ!」

コマじろう「兄ちゃん天才ズラ!」

 

~さくら住宅街~

 

武宮「明日の授業で使う本を借りてこないと、なあ吹雪。この辺に図書館無いか?」

吹雪「う~ん、学校の図書室くらいですかね。」

ニャンパチ先生「学校なら、そこの道をまっすぐ進んだ先にあるニャ。」

武宮「おお、じゃ、そこに行こっと。」

 

~おおもり山~

 

うんがい三面鏡「あけっぴろーん。」

ブアァァーン

フユニャン「よっと。」

フユニャン「え~と・・・待ち合わせの時間まで30分か・・・図書室でも行って暇を潰そう。」

 

~さくら第一小学校 図書室~

 

ウィスパー「え~と、どの本にすればいいでウィスか・・・」

ガラッ

USAピョン「やれやれダニ・・・・・」

ジバニャン「あ、USAピョンも来たニャンか。」

USAピョン「そうダニ。急にのるかそるか言い出したから、何かと思えば、本を読まないで読書感想文を書こうとしてたダニ。」

ウィスパー「ケータくんも、急にのるかそるかと言って、イナホさんと同じことをしてまして・・・どうしたんでウィスか・・・」へへのえ

コマさん「やっと着いたズラ・・・・・」

コマじろう「え~と、グルメ本は、あそこズラね!」

ジバニャン「あ、コマさんとコマじろうも来たニャン!」

コマさん「あ!ジバニャン!久しぶりズラね!」

コマじろう「今、美味しいお店を探しているところなんズラ!」

ジバニャン「そうニャンか。」

 

~さくら住宅街~

 

岸野「ふぃ~。パトロールって退屈だな~。図書室で本でも読んどこ~と。」

 

~さくら第一小学校 3階図書室~

 

ガラガラ

武宮「おっ、ケータ!お前も来てたのか!」

ケータ「あ、武宮先生!それに吹雪先生も!」

吹雪「おはようございます。ケータくん。」

ニャンパチ先生「ジバニャン!元気にしてるかニャ⁉」

ジバニャン「ニャァ!兄貴!来てたのかニャン!」

ガラガラ

フユニャン「お、ずいぶんといるな・・・どうしたんだ?」

武宮「ああ、実はかくかくしかじかで、図書室に集まってるというわけだ。」

フユニャン「それでか・・・俺は、キュウビと待ち合わせしてて、早く来すぎたからここに・・・」

ガラッ

キュウビ「フユニャンここにいたのか。遅いから、どこにいるのかとうんがい三面鏡に聞いて、ここに来たんだ。」

フユニャン「あ・・・それはすまなかった。」

キュウビ「ったく・・・」

岸野「このまま夕方までサボっちゃおうかな~。」

ガラッ

ジバニャン「あ!岸野!」

武宮「お前も来たのかよ!」

岸野「お、武宮。何だかいっぱい居るな・・・」

コマさん「もんげー!何だかすごい本を見つけたズラ!」

ジバニャン「何ニャン!コマさん!」

スタタタッ

コマさん「この本は何ズラ?」

ジバニャン「何ニャン・・・ってこれめっちゃヤバイやつニャン!」

ウィスパー「ええ!それにヤバイって書いてありますし!」

USAピョン「絶対開けるなダニ!」

コマさん「ちょっと、中を見てみるズラ!」

パカッ

ブワアアアアアア

コマさん「もんげー!吸い込まれるズラ!」

ジバニャン「ニャアアアアアァァァァ!」

ウィスパー「何やってんすか~!」

USAピョン「ダニ~!」

武宮「わぁぁぁぁぁ!」

 

ー1800年前 中国ー

 

~蜀 屋敷内~

 

ドーン!

ジバニャン劉備「アイタタタタ・・・ってニャンじゃこりゃあ!」

ニャンパチ関平「ジバニャン!その姿は何ニャ!」

ジバニャン「兄貴こそ!」

???「英雄よ・・・」

ジバニャン劉備「ニャ!ビックリしたニャン!」

ニャンパチ関平「何ニャ!」

???「この時代の王となれ・・・」

ジバニャン劉備「王って・・・」

ノガッパ姜維「大変ッス~!」

ジバニャン劉備「な、何ニャン⁉」

ノガッパ姜維「黄巾賊が・・・もうそこまで来ているッス!」

ジバニャン劉備「こ、黄巾賊~⁉」

ニャンパチ関平「黄巾賊と言えば・・・中国全土に勢力を広げているニャ!それがここまで来てるニャンて・・・」

 

一方その頃

 

~呉 屋敷内~

 

コマさん孫策「もんげー!何だかすごいところに来てるズラ!」

コマじろう孫権「それに、カッコいい鎧も着ているズラ!」

吹雪程普「ここは・・・どこなんでしょう・・・」

オロチ周瑜「孫策さま!」

コマさん孫策「ん?オラはコマさんズラよ?」

オロチ周瑜「何を言ってるんですか!黄巾賊がここまで迫ってきてます!」

コマさん孫策「もんげ~!黄巾賊ズラ~!」

コマさん孫策「で、黄巾賊って何ズラ?」

ズコー!

オロチ周瑜「張角を中心に勢力を広げている軍隊のことです。」

吹雪程普「黄巾賊って言ったら・・・昔の中国で起きた、農民の反乱のこと・・・もしかしたらこは三国志の時代かもしれません!」

コマさん孫策「もんげー!つまり、オラは孫策ということになるズラ!」

コマじろう孫権「兄ちゃんすごいズラ!」

吹雪程普「弟のコマじろうさんは、孫権ということになりますね。」

コマじろう孫権「もんげー!オラ孫権なのかズラ~!」

 

一方その頃

 

フユニャン曹操「・・・・・」

キュウビ荀彧「・・・・・」

USAピョン仲達「・・・・・」

武宮曹嵩「・・・・・」

キュウビ荀彧「アアアアァァァァァ!!!何なんだこれは!」

USAピョン仲達「落ち着くダニ!」

フユニャン曹操「どうやら本の中らしいな。」

武宮曹嵩「で、ここはどこなんだろ・・・」

???「・・・」

武宮曹嵩「わっ!ビックリした!」

???「中国を統一せよ・・・」

フユニャン曹操「中国って・・・!ここはどこなんだ!」

???「1800年前の中国だ・・・三国時代の王となり、そしたらもとの世界へ返してあげよう・・・ではさらばじゃ。」

USAピョン仲達「つまり、天下を統一するってことダニか・・・」

 

次回予告!

黄巾賊が迫ってきた!ジバニャン劉備はとっさに対応できるか・・・第二幕 桃園の誓い!

お楽しみに!


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