転生のサンライズ   作:D51型245号機

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今回から横須賀編を書きたいと思います。


横須賀編
第26話


横須賀鎮守府の引き込み線に入ったトワイライトエクスプレスの左側に近付く1人の老人が居た。

 

?「これはまた変なのが入ってきたな。」

 

その時列車の左側の扉がすべて開き小林少佐ら呉鎮守府の艦娘達が降りてきた。

 

小林「元帥!?なぜここに?」

 

?改め元帥「何、憲兵から変なのが引き込み線に入ったと憲兵から聞いて見に来たのじゃがまさかお主達じゃったとは。」

 

小林「ではここで言います。この列車が報告した列車です。」

 

元帥「そうじゃったか。しかしあの先頭の何か上に上げているのは何じゃ?報告には無かったのじゃが?」

 

小林「その話も含め報告しますのでどうぞお乗り下さい。」

 

元帥「広いところとかあるのか?」

 

小林「ありますのでご安心を。オフさんお願いします。」

 

オフ「わかりました。」

 

そう言うと4号車の乗降口に梯子が架けられそこから元帥と憲兵3名が乗り込んで4号車に入った。

 

元帥「ほほぅ中はこんなんになっているのか。」

 

憲兵1「今時こんな列車は有り得ません。即刻お召し列車に充当させましょう。」

 

小林「すみませんがそれはお控え下さい。」

 

憲兵2「何を言ってる!」

 

小林「この列車の乗務員達が運転してくれなくなります。この列車の乗務員は呉鎮守府所属を希望しています。また今日うちの工廠から連絡がありましてこの列車の交換部品が製造可能になりまして、呉鎮守府の工廠のみこの列車の整備点検修理に必要な技術を提供すること乗務員一同言ってます。」

 

憲兵3「そんな事言っても何もならない。この列車は即刻国有化した方が良い。」

 

イオシ「ではこの列車の運転席を見てみますか?この列車は運転には機関士一人だけなのでミスは許されませんし機器が蒸気機関車の運転方法ではうまく運転できませんし最悪感電死しますよ?」

 

憲兵3「何を言ってる列車で感電死なぞあり得ない!」

 

イオシ「では私の手を持ってください。定格の半分と一瞬なので感電死は無いと思いますが。」

 

イオシが言うと憲兵3はイオシの手を持つ

 

イオシ「では行きますよ?」

 

憲兵3「ウグッ(ガク バタン)」

 

元帥「そこの嬢ちゃん何をしたのじゃ?」

 

イオシ「何、簡単なことです。ただ単に私が使ってる電気を一瞬そこの憲兵に流しただけです。」

 

元帥「嬢ちゃんは電気を使ってるのか?」

 

イオシ「はい。私は電気が無いと走れませんから。」

 

元帥「そうか。」

 

イオシ「今回あの憲兵には半格の直流で750Vをかけただけです。これが定格の1500Vだったら一瞬で死んでます。」

 

憲兵3「さっきので半分かよ。」

 

イオシ「あら、もう起きたのですか。もう少し寝てるものだも思いましたのに。」

 

憲兵3「そんなに柔な鍛え方はしてないつもりだ。」

 

イオシ「そうですか。ムハさんたちは電気は使ってないけど軸が高速で回転するので巻き込まれると1発でミンチになります。」

 

憲兵2「具体的にはどれくらいですか?」

 

そう言うと同時に5号車側の扉が開き1人の女性が来る。

 

ムハ「具体的に1秒間に1100回転です。」

 

イオシ「あら。ムハさん来られたんですか?」

 

ムハ「イオシさん口調変わりましたね。後その言いぶりは来ちゃいけないような口振りですね。」

 

イオシ「いえいえそんな事無いです。」

 

元帥「嬢ちゃんたちは何もんだ?」

 

ムハ「すみません。私は元JR北海道函館運転区所属のDD51形ディーゼル機関車の1068号機のムハと言います。」

 

イオシ「あらすみません。私は元JR西日本敦賀運転派出所所属EF81形電気機関車の104号機のイオシと言います。」

 

憲兵3「電気機関車と言うことは電気を使って動輪を動かすからさっきのようなことが出来たのね。」

 

イオシ「あらよくわかりましたね。小林少佐は電気機関車と聞いても分からなかったみたいなので。」

 

元帥「確かにワシも聞いてもわからないのじゃなぜわかったのじゃ?」

 

憲兵3「さっきの衝撃でこの世界じゃない記憶が思い出しまして。」

 

元帥「すまんが前世の役職を申せ。」

 

憲兵3「わかりました。私の前世の名前は思い出せませんが役職は『旧日本国有鉄道横川機関区常駐碓氷線専属運転士』と『JR東日本横川機関区所属の運転士』です。」

 




次回に続きます。

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