Fate/Object   作:あんぼいな

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初めての小説です。 よろしくお願いします。


七人の小人と杭の森 ルーマニア山中偵察戦Ⅰ

結局、戦争はなくならなかった。

でも、変化はあった。くだらない殺し合いが淡々と続く中にも、変化はあった。

超大型兵器オブジェクト。

それが、戦争の全てを変えた。

ーヘヴィーオブジェクト 一巻よりー

 

 

 

「なぁヘイヴィア、俺たち何で死んだ後まで給料も貰わずに戦争やってるんだろうね。」

鬱蒼と茂った森の中、二人の少年が声を潜めて話している。二人とも、緑色の割合の高い迷彩服を着用し、一方は小銃のスコープを覗き込み、もう一方は双眼鏡を目に当てながら遠くに見える城を眺めている。

「そう言うなよクウェンサー、ここにはおっぱいのでかい女王様もケモミミスレンダー美少女もいる、それで充分じゃねえか。」

「本当にそう思ってる?」

「んなわけねぇだろ、第一手を出したら殺されるようなのばっかりじゃねえか。それ以外はむさ苦しい男かイケメンしかいねぇよ。何が楽しくて敵の本拠地の偵察なんてしなくちゃいけないんだよ!」

「同じ偵察なら女風呂の偵察に行きたいよね。こう、湯けむりの向こう側にうっすらと見える身体のラインとか、火照ってほのかに赤くなった肌とか。」

「やめろクウェンサー!そこまで聞くと見たくなってくるだろうが!」

「そういえば俺たち一回フローレイティアさんのシャワーシーン覗いたよね。」

「そういえばそんなこともあったな。トライコア沈めた後だったか。」

「また覗きたいな……。」

「ちょっと待て、そういえば俺たち霊体化できるぞ!」

「それだ!」

「やったなヘイヴィア、今の俺たちはバレずに覗きが出来る。これは行くしかない!」

「「ハッハッハ、ハッハッハッハ!!」」

 

ゴゥン!

 

「おいクウェンサー、なんか聞こえないか。」

「確かに、何かが動いているような……。」

 

ゴゥン!!

「やっぱ何かが近づいてきている…。」

ゴゥン!!!

「おいやべえぞクウェンサー!敵のゴーレムが何体もコッチに向かって来てやがる、多分さっきの笑い声で気付かれた!逃げるぞ!」

「畜生、生きてた時からこんなんばっかりだ!」

「お前さっきハンドアックス仕掛けてたよな!それであいつら倒せるか?」

「OK!任せろ相棒!」

走り出す二人の少年、彼らの名はクウェンサー=バーボタージュとヘイヴィア=ウィンチェル、彼らはある世界において、数多の超大型兵器オブジェクトを生身で撃破し、伝説となった兵士と学生である。彼らはこの外典の地で何を成し、戦ってゆくのか、彼等が持つのは銃と爆薬、それと少しの運と機転

 

「「ただいま、くそったれの戦場さん」」




読みたいものがない?なら自分で書けばいいじゃないか。

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