アフロディに妹がいた!?   作:ゆーこー

99 / 147
??「当初の予定とかわるが、まずは花瑞という人物を歴史から抹消する」
?「こんにちは~、一応未来人のみなさま」

??「だ、だれだ!?」

?「これ見ればわかると思うんですけどぉ、さらに未来からの来た者ですぅ」

??「なるほど、つまり我々だけでは失敗するのだな?」

?「話が早くて助かります♡」




天使と悪魔と……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 イナズマジャパン控え含めたフルメンバー、それとフィディオ、テレス、ディラン、マーク、エドガーを加えたメンバーはライオコット島のとある地に来ていた。

数時間前、塔子とリカが怪しい男から渡されたリングが外れなくなったリカと音無が天使と悪魔を自称する者に連れ去られた。二人を取り返すためにたまたまイナズマジャパンと共に練習をしていた各国代表の選手達と共にライオコット島の伝説に沿ってここまで来ていたのだ。

そこには、塔子がリングを渡してきた男達が居た。その男達は二つに別れている地獄の道の天界への道そこに連れ去られた二人がいると教えた。選手の数には余裕があったので二手に別れてそれぞれ取り戻そうと思っていたのだが……

 

 

 

 

「あ、あれ? ここは」

 

 

一瞬目を瞑っていても眩しいほどの光に包まれたかとおもば、花瑞達は見知らぬグラウンドの中に立っていた。

 

「ちょっと! これどういうわけ!?」

 

マキが周囲を見渡して大声を出す。

 

「やはり影響の強い者だけがここに来たか」

 

白い髪型に褐色の肌。おでこにはまるでタトゥーのような紋章がある男が花瑞達の前に現れる。

 

「亜風炉花瑞、サッカーを抹消するその前進としてお前を全ての時間軸から抹消させてもらう」 

 

 

「え!? それって、どういう意味ですか?ここは、なんなんですか!」

 

「あらあら、そんな唐突に伝えても昔の人が理解できる分けないじゃないですか。あっ、わたしからしたら二人とも旧世代人でしたっけ」

 

「まぁたなんかワケわからないのが増えたし!マキ意味不明なんだけど!」

 

可愛らしい声とは裏腹に毒を持った話し方をする少女が現れた。

 

「わたしの名前はベータ、そちらの男はバダップ。彼は80年先、私はそれよりもっと先の未来からあなたを消しに来た未来人です」

 

 

「で、ですから! 私を消すってどういうことですか!」

 

「本来の歴史には貴様は存在しない。しかし、何故か貴様は存在している。そのせいで我々オーガの計算では円堂守を消すだけで解決した問題が解決しなくなった」

 

「そしてぇ、あなたを消すために急遽予定変更したオーガをお助けするために、私ことベータちゃんが助けにきたんだぞ♡」

 

「これだけ説明すれば貴様の気は済むか?ベータ」

 

「まあいいんじゃない? まあ、死ぬ前のせめてもの情けってやつ?んふふ、じゃあ。消えろ! 花瑞!」

 

突如性格が豹変したベータが持つボールから強力な吸引力が発生する。

 

「そうはさせるかぁ!」

 

ベータの持つボールを横から勢いよく他のボールが撃ち込まれて阻止される。

 

「花瑞さん、皆さん、初めまして。俺、松風天馬って言います。詳しいことは省きますが、とりあえず皆さんを助けるために来ました!」

 

「僕はフェイ。こっちの熊はワンダバ。歴史の修正を阻止するために天馬と一緒に来ました。でも、あのプロトコルオメガの選手はだれだ。アルファではない」

 

「あー、彼らまだ頑張ってるから私が特別に来てるわけ。それより、あなたが来ても選手は合わせて九人しかいないけどどうするつもり? あなたの力で二人増やしても勝てないと思いますけど?」

 

 

花瑞、マキ、八神、ヒロト、クララ、杏、天馬、フェイ、黒嶋の九名しかいなかった。

 

「それなら心配はいらないさ。僕がいるからね」

 

優雅にスタジアムに歩んでくる金髪の長髪美男子が一人。

 

「お兄ちゃん!?」

 

「決勝戦の前、僕の前に現れた子がいてね。この事態は知らされていたんだ。兄として花瑞を助けるために彼の力を借りてここに来た」

 

「どうも! 円堂カノンです! 円堂守の曾孫って言っても、信じてくれるかわかんないけど、これ見てください!」

 

カノンは何度も何度も唐突な自称未来からやってきた人々の自己紹介に頭がパンクしそうになったが、かつて自分もチラッとみたことがある円堂守の持つノートをみたこと、そして兄がいることで彼を信じることにした。

 

「わかりました。と、とりあえずもう少しだけ話整理させてくれないかな?カノンさんのことは信じるし天馬さんやフェイさんが味方なのも信じるから、他のワタワタしてるの整理させて?」

 

 

「それにしても……彼もいたのはラッキーでした。もうひとつ、時空の歪みから紛れ込んだと思われる男」

 

ベータは黒嶋を見る。

 

「さて、オーガの皆さんも呼んできてください。どうやら試合にはなりそうですからね」

 

「ベータ。我々は貴様の配下になったわけでない。あくまでも協力関係にあるのだということを忘れるな」

 

「チッ、百年以上前の組織の癖に生意気。アルファがお役御免になってればオレがチームを率いて来れたってのによぉ」

 




マキ「なにこの急展開!?」

八神「わたしも訳がわからない。頭痛がしそうだ」

クララ「とにかく、やらなければやられるんだろうな。オルフェウスには負けても死にはしなかったけど、今回のは負けたら死だろうな」

杏「負けない。絶対に勝つ」




▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。