アフロディに妹がいた!?   作:ゆーこー

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筆者「投稿してるつもりがしてなかった」

ヒロト「投稿頻度の衰えを大いに感じるよ」

マキ「あと少し頑張ってよね!マキの活躍を楽しみにしてる人がいるんだから!」


影山の覚醒

 遂に、あの男と対峙する日が訪れた。イタリア代表監督ミスターK、影山零治。

フィディオは彼にサッカーの楽しさを思い出させようとひとり彼の父親のプレーを再現する特訓を行い、万全の状態で試合に挑む。

対する花瑞達も準備は万全。相手が影山であろうと何であろうとイタリアに勝って一位通過を目指す。

両チームここまで無敗で勝ち進んできている。この試合結果でどちらが一位通過になるのかを決める試合となるのだ。

 

 

FW    豪炎寺 マキ

 

MF 八神 鬼道 ヒロト 吹雪

 

DF クララ 花瑞 杏 黒嶋

 

GK 円堂

 

ベンチ 壁山 立向居 虎丸 不動 染岡

 

 

 

 

 

試合開始と同時にフィディオは早速。影山父の動きを再現し始めた。その動きに気付き鬼道はフィディオの相手は自分がすると言って一対一で動きの再現に加担した。

それが何十分も続いたであろうとき、ベンチの影山が立ち上がった。

 

「もういいフィディオ! お前のサッカーをやれ」

 

「ミスターK…」

 

「これから勝つための作戦を指示する。ついてこれるな?」

 

「……はい!」

 

「影山…」

 

「影山は呪縛から解放されたようだな」

 

響監督がベンチでそう語る。今、イタリア代表を指揮するのは自分のチームの勝利のために正々堂々と戦う非常に優秀な監督だ。

フィディオ本来のプレーに戻り易々と鬼道、ヒロトを抜き去り花瑞と対峙する。

 

「ゴッドフラワーG4!」

 

花瑞がフィディオからボールを奪い反撃に移る。ボールを八神へパスを出して八神からマキにパスが通る。しかし目の前にはオルフェウスディフェンダーのオットリが立ち塞がる。

 

「邪魔よ! メテオシャワーV3!」

 

「バーバリアンの盾!」

 

防がれた。上空からの攻撃を盾で防いぎマキの着地の瞬間にボールを奪った。

 

「うそ!?」

 

マキから奪ったボールをパスを回してフィディオの元に帰ってくる。

 

「イグナイトスティール!」

 

杏のスライディングを容易に躱してシュート体制に入る。

 

「オーディーンソード!」

 

「イジゲンザハンド改!」

 

先制点はイタリアだった。さらに、得点後影山からの指示が追加で入る。より一層イタリアの動きが強力になる予感が鬼道の中にあった。

まずは同点に追い付きたいイナズマジャパン。豪炎寺がボールを持って攻める。しかしフィディオが立ち塞がり、パスコースを全て封じられてしまう。そのままボールを奪ったフィディオは前線のラファエレへとロングパスを出す。

 

「これが俺達の必殺タクティクス、カテナチオカウンターだ!」

 

「そしてこれが俺の必殺技、フリーズショット!」

 

ラファエレの必殺シュート。しかしシュートコース上には花瑞の姿があった。

 

「ゴッドフラワーG4!」

 

ゴッドフラワーはフリーズショットの威力を上回り、ボールは花瑞のものになった。そしてこういうときにはやはりマキだろうとヒロトを経由してパスを出す。マキはそのままドリブルで先ほど豪炎寺がボールを奪われた地点まで前進する。

 

「カテナチオカウンター!」

 

「どこの国も必殺タクティクスとかいってやってること大差ないんだから…メテオシャワーV3!」

 

お馴染みの力業でタクティクスを突破してそのままシュートに持ち込む。

 

「グングニル…V2!」

 

「うぉぉぉ!コロッセオガード!」

 

ゴールキーパーブラージの必殺技により、マキのシュートは止められてしまった。

 

「ちっ…」

 

マキは舌打ちをして戻る。ゴールキーパーも強力ながらディフェンダーにはバーバリアンの盾を持つ選手が複数いる。守備力で言えばイナズマジャパンに勝るとも劣らない戦力だ。

ボールは前線で奪えないままフィディオに渡り、花瑞との対決になる。

 

「いきます!スティールルート!」

 

左右にいるクララ、杏との連携でボールを奪いにいく。一度目のスライディングを躱して前に進むのを花瑞のゴッドルート部分が足止めをしている間に二回目のスライディングが後ろからやってくる。それもジャンプして躱したところを花瑞が奪っていった。

 

「花瑞! 私にパスを!」

 

「はい! 八神さん!」

 

ボールを受け取った八神は左サイドから真ん中に行くように斜めに切り込んでいく。

 

「いかせねぇ! バーバリアンの盾!」

 

「ライトニングアクセル!」

 

八神はかつてジェネシスの一部が使っていた必殺技ライトニングアクセルを使用してバーバリアンの盾を抜いていった。

 

「ヒロト! マキ! 追い付いているな?」

 

「もちろん!」

 

「あぁ、いけるよ八神」

 

「「スーパーノヴァ!」」

 

「コロッセオガードっうぉぉぉ!?」

 

 

 

 

 

「さすがイナズマジャパンだ。そろそろ俺も、出るとするか」

 

 

 

同点ゴールを八神が入れて前半を1-1で終了した直後、観客席から席を立つ男がいた。

 

 

 

 




八神「ふぅ、なんとか同点だな」

クララ「ライトニングアクセル、いつの間に?」

八神「なぁに、こっそりとな」

杏「それにしてもスーパーノヴァの威力は相変わらずスゴいものだな」

八神「あぁ。後半は撃たせてくれないだろうな」

クララ「カテナチオカウンターも攻略済みとは言えないしな。どうなることかまだわからない」

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