アフロディに妹がいた!?   作:ゆーこー

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フットボールフロンティア~兄に会うために~

「ついに来たんだよね…」

 

長いようで短かった練習期間を終えて、ついにフットボールフロンティアが開催される

 

「お前らには感謝してる、ほんとにサッカーが、できて…」

 

まだ試合も終わってないのに泣いてしまう山田先輩

 

 

「やめてくださいよ先輩、泣くのは全て終わったあとにしましょう」

「そ、そうだな」

「だが山田の気持ちはわかる。俺だってまさかこんな後輩に恵まれると思ってなかった」

「金子先輩まで…やめてくださいよ」

 

すでに試合後のムードになるのは流石にやめてほしい。

 

「それよりポジション発表を!」

 

私なりのやり方で話を強引に前に進めたけど、皆なら何て言ってたのかな?

 

「よし今回の大会はこのメンバーをメインに使う!」

 

FW 明 荒城

 

MF 城之内 令戸 金子 大海原

 

DF 滝本 城内 亜風炉 鈴木

 

GK 山田

 

 

ベンチ 黒岩

 

「黒岩にはサイドバックを任せようとしたがキーパー以外はやらないと言うことなのでベンチにした」

 

「弓矢、それでいいのか?」

「構わない、先輩がダメなら変わるまでだ」

流石GKにプライドを持ってる弓矢君だ…GK以外をする気はないらしい。

 

 

こんな具合で始まったフットボールフロンティア予選

 

予選一回戦

 

「キーパーと1対1っす!」

「うおおおクロスドライブ!」

「ふん!メガインパクト!」(ギガントウォールの下位互換)

「山田先輩にあんな技があったとは…」

 

 

 

 

予選三回戦

 

「おおーと!センタリングを受けると思った〇〇選手!スルーパスだったあー!」

「いただき!」

「ゴーーール!鬼怒川中キーパー山田!三回戦にして初失点だ!」

「山田先輩、ここは俺に任せてください」

「おおーとここでキーパー山田に変わり黒岩だあー!」

「(山田先輩はパワー型GK、俺は…)」

「おおーと黒岩!スルーパスされる前にボールを取った!」

「テクニック型GKだ」

 

 

予選決勝

 

相手キーパーが非常に手強くニコニコサンシャイン、フリーズショットが止められた中で漣君が

 

「はあ!新必殺技だ、ブリザードショット!」

 

「ゴール!荒城選手この土壇場で新必殺技だぁ!」

 

この漣君の新必殺技によりついに私達は本戦出場が決定した

 

 

「やったぞぉ!本戦出場したんだぁ!」

「ここからが本番だぞお前ら!」

 

皆の空気もとっても良くなったが、これでうかれなければいいんだけど…

 

 

開会式にお兄ちゃんがいるという世宇子中のメンバーは現れなかった…プラカードを持ってる女性が一人で歩いているので可哀相だと思ったけど。

 

本戦は明日から始まる。そんな日の帰り、また彼にあった

 

 

「やあ、本戦出場おめでとう花瑞ちゃん」

「ヒロトさん!ヒロトさんはもしかして試合の観戦に?」

「まあ、そんなところかな?何よりも君に会いにだけどね」

 

ヒロトさんはよくその手のからかいを混ぜてくる。

私はそう思っている。

 

 

「じゃあ、鬼怒川中の試合楽しみにしてるよ」

「はい!」

 

何故だろう最近あの人に会うのが楽しみになっている…

 

 

「そういえば試合の時そのカチューシャ邪魔になってたりしてない?」

「いえ、そんなことは…」

「ならよかった、じゃあまたそのうち会おうね」

 

 

 

 

 

 

 




オリワザ紹介コーナー

メガインパクト
単純にギガントウォールの下位互換です

ブリザードショット
フリーズショットの上位互換といっていいだろう
エターナルブリザードみたいな感じで氷をまとわせてゴッドキャノンみたいに後ろから飛び蹴りを、かまして打つ技



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