アフロディに妹がいた!?   作:ゆーこー

79 / 147
筆者「花瑞の技ってゴッドフラワーよりゴッドキャッスルの方が強いけど消耗が激しいから普段は使っていないよな」

ヒロト「あぁ、そうだね。決して低いわけではないけど体力的に厳しいっていつも言ってる」

筆者「ゴッドフラワーはG、ゴッドキャッスルは真系統なんだよ」

ヒロト「へぇ、つまり?」

筆者「やっぱゴッドフラワーこそが花瑞の代名詞になると思うんだよ!」

ヒロト「状況にもよるけど、いつかゴッドキャッスルに頼らなくてもよくなるってことか。そうなれば花瑞はますます勝利の女神になるだろうね」



VS. ネオジャパン 極限·ギリギリの大接戦

FW 豪炎寺 ヒロト

 

MF マキ 鬼道 円堂 吹雪

DF 風丸 飛鷹 花瑞 黒嶋

GK 立向井

 

後半はイナズマジャパンボールから、ボールを受け取ったヒロトはウィーズを抜き去り、砂木沼を突破し、流星ブレードV2を放つ。これも止められる。源田のパスを黒嶋がパスを出し烈風ブラストを出すも防がれる。

イナズマジャパンの攻撃はまだ止まらない。花瑞がボールを奪うと吹雪へとボールを渡し、ウルフレジェンドを繰り出すがこれも防がれる。

 

砂木沼がボールを奪い、攻撃に集中して手薄なディフェンス陣に切り込む。

ウィーズ、ゼル三人で攻めている。何か来るとわかるが、間に合わない。

 

「トライアングルZ改!」

 

「あれは向田三兄弟の!」

 

「く、うぉぉ!」

 

飛鷹がまた何もない空間に蹴りを入れる。ボールの威力が弱まったのが目に見えてわかった。見間違いでも偶然でもない。立向井はムゲンザハンドでキャッチしてボールを風丸へと渡す。風丸は速攻でボールを前線へと運び円堂へとボールを託した。

吹雪が近づき、前へと進む。

 

「ジ·アースか?」

 

ゾーハンはその可能性が高いと考え自分は真無限の壁の準備に、アイシーに指示を出しブロックを任せる。円堂は砂木沼を抜くために吹雪へとパスを出す。その瞬間にアイシーのフローズンスティール改が吹雪を襲う。しかし奪われたボールを鬼道が奪う。そしてすぐにボールを天に上げる。

 

「ジ·アースではない!?」

 

「こ、これはまさか…!」

 

源田は何かに気付いた。

 

豪炎寺、円堂、鬼道が飛び上がる。

 

「イナズマブレイクV2!」

 

「真·無限の壁! ぐっ……うぉぉ!」

 

必死の抵抗をするが真無限の壁はイナズマブレイクにより破られた。同点、後半の半ばで遂に同点となった。

 

「まだだ! 試合は振り出しに戻っただけだ!」

 

砂木沼の闘志がさらに燃え上がる。トライアングルZを再び放つが、花瑞のゴッドフラワーによるパワーダウンと立向井のムゲンザハンドにより止められてしまう。

ボールは黒嶋へと、しかし同じ技は撃たせまいと特に円堂へのマークが厳しい。

 

「フレイムストリーム!」

 

それならばと豪炎寺との連携技を繰り出すが、真無限の壁は破れない。ボールは新田へ、グングニルを放つが立向井がガッチリと止める。

 

「ガイアブレイクが使えれば……それか……」

 

マキは悔しそうに呟く。

 

「えぇい、一か八か! 花瑞!ヒロト!ガイアブレイクってわかるよね! ぶっつけでやるから手伝って」

 

「なに!?」

 

ゼルと砂木沼が驚く、ぶっつけであの技をやるというのか。やれるものなのかと警戒する。

 

「やらせるかよ!」

 

「メテオシャワー改!」

 

ゼルのディフェンスをマキが突破する。花瑞が後からついてきて、ヒロトが前から合わせてくる。

 

「いくよ!」

 

「う、うん!」

 

「「「ガイアブレイク!」」」

 

岩を纏ったボールを三人で蹴る。しかし、タイミングが合わない。それに気合いを入れるタイミングもヒロトと花瑞、マキとでは僅かにずれていた。ヒロトと花瑞では僅かに花瑞が早く、マキはそれよりも僅かに早かった。

当然、本来の威力に届かないガイアブレイクは弾かれる。

しかし、そのボールを花瑞が再び奪った。

 

「ゴッドノウズを上回る衝撃を……それなら打点のアプローチを変えてみれば…」

 

花瑞は羽ばたき、回転を加えながらボールを女神の逆鱗と同じ左側に体を傾けて蹴り下ろす。

 

「真·無限の壁!」

 

付け焼き刃の技ではあったが考え方がよかった。無限の壁にヒビが入り辛うじて防いだが無限の壁のフォーメーションが一瞬崩れる。

その隙を見逃さなかったのがエースストライカー豪炎寺、ばくねつストームG3を放ち源田はドリルスマッシャーで対抗したが敵わなかった。

ここで試合は終了した。

 

「くっ、我々は負けたのか……」

 

砂木沼は地面に向かって拳を叩きつける。

 

「いい試合だったぜ、砂木沼! また今度試合しような」

 

円堂が手を差しのべる。砂木沼はそれに答えて手を握り熱い握手をかわした。

 

 

砂木沼達が試合を終えて引き上げようとした頃、マキは砂木沼のところに一人で来ていた。

 

 

「ねぇ、治……」

 

「どうしたマキ、練習は始まっているのだろう?」

 

「夜でいいからさ、特訓に付き合ってほしい。みんなには内緒で」

 

かつて花瑞に勝ちたいと言っていた時と同じ真剣な眼差しに、砂木沼は自分と同じ闘志を再び感じ承諾した。

 

「よし、付き合おう」

 

「ありがとう治!」

 




アイシー「見つけたぞクララ!」

クララ「やかましいのが来た。どうしてマキといいやかましいのが多いのだ」

アイシー「わたしの方がお前より優れてると証明しようと臨んだのにお前がいなかった!どうしてくれる!」

クララ「どうするもこうするも、熱中症だったんだ仕方無い。それに、わたしの方が強い」

アイシー「なんだと! 何故そう言いきれるんだ!」

クララ「だってお前、指示待ち人間じゃん。いっつも頭の良い兄の指示を受けてるから自分の守備が生かされてるだけでお前ひとりじゃポンコツじゃん」

アイシー「今回お兄ちゃんは出てないぞ!」

クララ「いや、がっつり他の味方の指示で動いてたじゃん。私は自主的に動けるし」

アイシー「……」

クララ「あとわたしその気になればキーパーできるし」

アイシー「…………」

クララ「アイスブロッ君とか言われてたあいつよりわたしの方がアイスブロックをうまく使えるし」

八神「アイシーのライフはもうゼロだし流れ弾で元チームメイトまで攻撃するな」

アイシー「クララのバカ!もう知るか!」

杏「顔真っ赤にして帰ってしまったな」

クララ「ばいばーい」

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。