アフロディに妹がいた!?   作:ゆーこー

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筆者「休みだとゴロゴロしてて逆に作る時間がない」

ヒロト「まあ、無理せずにね」


驚異のリベンジャー、ネオジャパン襲来

デザートライオンとの試合が終わった次の日、鬼道は世界の強さを痛感して新必殺技を開発する必要があるとミーティングで話、各々がそれに向かい練習をしていると雷門中には懐かしさすら感じる面々が現れた。

 

「イナズマジャパン! 我々ネオジャパンは代表の座を賭けて試合を申し込む!」

 

「お、おさむ!?」

 

「え? おさむって?」

 

マキが驚いている。そして円堂は誰のことで驚いているのかわからなくてマキに聞き返してしまう。

 

「デザーム様よデザーム様!」

 

「デザーム!? んー、よくみれば確かにそうかもしれないけど、結構変わったな」

 

「え、円堂さん! それより、代表の座を賭けて勝負って言ってますよ!」

 

花瑞は円堂にそれよりもとこの大事を伝える。砂木沼の他にも帝国の源田、ゼウス中のデメテル、ジェネシスのウィーズ、ダイヤモンドダストのアイシーなどかなりの実力者達がそのチームに所属していた。

 

「こんな一方的なもの誰が責任を持てるというんだ」

 

鬼道が砂木沼に問う。

 

「私がその責任を取るわ」

 

選手の奥からひとりのクールな女性が現れる。

 

「ひ、瞳子監督!?」

 

「ねぇさん!?なんでもうサッカーには関わらないって…」

 

「彼が私の元を訪ねてきたの。何回も、その情熱を見せつけられたら断ることも出来なかった」

 

久遠監督が瞳子の前に現れた。

 

「あなたが監督の久遠さんですね。我々ネオジャパンの挑戦、受けてくれますか」

 

そんな一方的なものを受ける必要性はなかった。しかし、監督はこの挑戦を受けた。

 

「ま、まさか良い選手がいたら交代させるつもりなんじゃ…」

 

「ま、まさか」

 

マネージャー達が深読みしてしまうが、その可能性が否定できるわけでもない。どちらにしろ負けたら代表じゃなくなってしまうのだ。

 

FW   豪炎寺 虎丸

 

MF 緑川 吹雪 鬼道 マキ

 

DF 飛鷹 花瑞 壁山 黒嶋

 

GK 円堂

 

対するネオジャパンのフォーメーションは

 

FW ゼル ウィーズ

 

MF 新田  砂木沼 霧隠

 

       ゆうこく

DF アイシー      鳴神 

     ゾーハン  ごういん 

 

GK  源田

 

「(クララはいないのか……)」

 

アイシーがベンチ外で観戦しているクララを見てそう心の中で呟いた。

 

試合開始、ゼルがボールを持つと花瑞のところまで順調に侵攻してきた。

 

「ゴッドルーツV2!」

 

ボールを奪えそうだったその瞬間、ゼルはボールを砂木沼へとバックパスをした。

 

「ダッシュストームV2!」

 

「なっきゃぁぁぁ!」

 

花瑞は吹き飛ばされ、円堂と砂木沼が一対一になった。

 

「ゴッドノウズ改!」

 

「なっ!?あれは……」

 

「お、お兄ちゃんのゴッドノウズ!」

 

「うおぉぉ!正義の鉄拳G3!」

 

円堂の正義の鉄拳は簡単に破られてしまった。

 

「ま、まさかネオジャパンは各チームの技を教えあっているのか?」

 

「で、でもゴッドノウズは私とお兄ちゃんしか使えない…ゼウス中の人からの情報で使えるようになったんだ…」

 

恐ろしい執念、恐ろしい情熱だ砂木沼と花瑞は驚愕した。だが負けてられない。試合は始まったばかりだ。

 

イナズマジャパンの反撃、豪炎寺がボールを受け取り虎丸とのワンツーで敵陣深く攻め込むと、最後には虎丸がシュート体勢に入った。

「タイガードライブ!」

 

「ドリルスマッシャーV2!」

 

虎丸のシュートは源田のドリルスマッシャーに阻まれ、得点にならなかった。

さらにボールはアイシーへと渡り、砂木沼の指示でボールを新田へと渡す。新田はボールと共に異空間へと消える。

 

「ま、まさかこの技、治の!」

 

「ふっ、そうさマキ」

 

「グングニルV2!」

 

「正義の鉄拳っうわぁ!」

 

2-0

 

イナズマジャパンはこのままでは敗北してしまう。

試合再開と同時に豪炎寺が速攻を仕掛ける。

 

「行かせるか!」

 

「っ、吹雪!」

 

砂木沼を前に後ろの吹雪へとパスを出す。吹雪は右サイドから上がってきた黒嶋へとパスを出す。

 

「フローズンスティール改!」

 

アイシーがボールを奪い、砂木沼の呼び掛けに答えてパスを出す。

砂木沼は再びダッシュストームV2で進撃し、再び花瑞と真正面からぶつかる。

 

「ダッシュストームV2!」

 

「ゴッドフラワーG3!」

 

花瑞はかろうじて耐えたが、ボールは空中へと弾かれる。砂木沼はそのボールを追って空高く飛び上がる。

 

「ゴッドノウズ改!」

 

「今度こそ……ゴッドフラワーG3!」

 

砂木沼のゴッドノウズを完全に抑え込む。そして自分でドリブルして敵のディフェンスを回避してシュート体勢まで持っていく。

 

「負けない…! 真ゴッドノウズ!」

 

「ドリルスマッシャーV2っぐぁぁ!」

 

花瑞渾身のゴッドノウズがドリルスマッシャーを打ち破った。

 

「よしいいぞ花瑞! よぉし、このまま一気に反撃だぁ!」

 

センターライン付近から新田がグングニルでロングシュートを放つ。

 

「花瑞! 三歩後ろの位置に構えて!」

 

「わかった! ゴッドフラワーG3!」

 

マキの助言通り三歩下がると、見事グングニルのボールが出現する位置にゴッドフラワーが立ち塞がった。

 

「治の技だからね、マキわかっちゃうんだ!」

 

「ありがとう! パスいくよ!」

 

ボールをマキへと預ける。マキはメテオシャワー改でゆうこく等を抜き去り、天高くボールを上げそのボールに合わせて花瑞が再び真ゴッドノウズを放つ。

 

 

「真無限の壁!」

 

しかしこれを三人がかりの大技、無限の壁で防がれてしまう。

 

「ちぃ、すごい技……マキじゃとても……」

 

「ど、どうしよう…ゴッドノウズじゃ届かない……ゴッドノウズを越える衝撃を与えたら崩せるのかな…」

 

真·無限の壁を破れないまま前半は終了してしまった。

 

「円堂、後半はMFで出すぞ。準備しておけ」

 

「っ! はい!」

 

デザートライオンでもその影響を多少見るために円堂をフィールドに出していた久遠監督。元々は瞳子が考案した円堂のリベロ戦略を本格的に使うようだ。




アイシー「クララ!クララはどごだ!」

八神「クララならさっきアイスを買うといって出掛けたぞ」

杏「そんなに慌ててどうした」

アイシー「私はクララと戦いたかったのに! クララが入ってないじゃないか!」

マキ「うわぁ、ワガママ。自分の思ったと通りにいかなかったら力でなんとかするタイプとか…」

八神「お前が言うのか、それ」


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