「リミッターを解除しなさい」
「わかりました。お父様」
試合再開前、突如吉良星次郎によってジェネシスに下された命令。果たして、何が起こるというのか?
「リミッター解除だって?そんなことしたらジェネシスの皆の体が壊れちゃう!」
ベンチからマキュアの声がした。体が壊れるって?
「リミッター解除は、本来人間が無意識的に抑えている力を強制的に目覚めさせる物。まだ後半は長いしどうなっても不思議じゃない!」
「裏切り者のから心配されるほど、やわじゃない」
やはりヒロトさんは洗脳されている。マキュアを私の護衛に着けてくれたのはヒロトさん何だもの。本人がそんなこと言うはずがない。
「お前達、手加減なしだ。本気で雷門を潰していけ」
その言葉通り、ただえさえボロボロだった皆のトドメを刺しに来るようなプレーが続いた。
「これがジェネシス最強の必殺技、スペースペンギンだ!」
ウルビダを中心とした必殺技は、腕が八本近くに増えているムゲンザハンドを簡単に破った。
3-6、まだまだ厳しい戦いは続くようね。
シュートを撃った後の三人が、痛みを堪えきれずにいた。そこまでする何かがあるなら、もっと他の方法があるはずなのに。
ここで負ける雷門じゃない。私達は早くもあの素早い動きに対応してきた。
円堂さんから豪炎寺さんにパスを出すが相手のスライディングでサイドラインから出るかと思われたその時、黒嶋さんがもうダッシュでボールを拾った。
「豪炎寺!一人で無理なら二人で決めるぞ!」
「おう!」
「「フレイムストリーム!」」
まず黒嶋さんがボールの周りで高速で走り回った。そのスピードで竜巻が生れた。竜巻により宙に浮かんだボールを豪炎寺さんがファイアトルネードで撃った。
これで終わりかと思ったらそのボールに追い越すスピードで黒嶋さんがボレーシュートでダメ押しする必殺技だった。
「時空の壁…くっ!」
4-6、凄い。やっぱり雷門は凄い。
「認めないぞ!こんなこと認めない!」
目を覚ましてヒロトさん。そして私達とサッカーをしよう!
ジェネシスのプレーはエスカレートする一方だった。
遂に、小暮君が負担に耐えられなくなり倒れてしまった。
「選手交代、小暮に変わってマキュア!」
「待ってました!」
マキュアのポジションはフォワード、フォーメーションを少し変更することになる。
FW豪炎寺 マキュア 吹雪
MF一ノ瀬 鬼道 綱海
DF 土門 花瑞 円堂 黒嶋
GK 立向居
「見せてあげる!地獄のような訓練で更にパワーアップしたマキュアの実力を!」
筆者「オリ技紹介のコーナー!」
マキュア「パチパチパチパチ」
筆者「まず紹介するのはこちら、フレイムストリーム」
マキュア「この技は豪炎寺とジュピターさんから頂いたオリジナルキャラクター黒嶋の連携技ね」
筆者「そう。そしてこの技もジュピターさんの物です」
マキュア「作中に説明があるからこちらの説明はこんなものでいいわね!」
ヒロト「続いてはこちら、ゴッドキャッスル」
筆者「前回登場した花瑞の新ディフェンス技だな」
マキュア「作者的にはこの花瑞の技のシリーズはどういうイメージなの?」
筆者「まず原点はゴッドフラワーだな。あれは神の住む城の庭に咲いている花、というイメージで作られた技だな」
ヒロト「それでゴッドルーツはその花の根が襲い掛かる技だったね」
マキュア「マキュアのメテオシャワーの天敵だわ!」
筆者「そして庭を進むと門があり、それを通ると城があるわけだ」
ヒロト「なんか、意外と発想的には普通なんだね」
マキュア「じゃああのゴッドフォートレスは何?」
筆者「あれは何個か存在する城の可能性だな。城と言っても日本の戦国時代みたいなものから神殿の城、ヨーロッパとかにあるような城、そして要塞や城塞なんて物まであるからな」
ヒロト「つまり門を潜ると何があるかはっきりしてないから何パターンかあるってことかな?」
筆者「まあそういうことになる。ゴッドキャッスルの城は神殿のようなものだ」
マキュア「そういえばゴッドフォートレスはかなり体力を使うけど大丈夫なの?」
筆者「正直大丈夫じゃない」
ヒロト・マキュア「おい、花瑞に、何かあったらただじゃ済まさないからね」
筆者「大丈夫大丈夫、そのための下位互換ゴッドキャッスルだ」
ヒロト「下位互換と言っても現在では俺達のスーパーノヴァを止められる上位技だけどね」
マキュア「結構話し込んだわね」
筆者「今回はこの辺にするか」
ヒロト「それでは皆様、いつも御愛読ありがとうございます」