アフロディに妹がいた!?   作:ゆーこー

57 / 147
決戦!ジェネシス 3 覚醒、花瑞!

花瑞side

「メテオシャワー!」

最後の扉をマキュアが破壊して、私達はグラウンドに辿り着いた。

試合はどうなってるの?スコアを見ると前半終了の段階で1-5となっていた。

 

「花瑞!無事だったのか」

円堂さんの声のする方を向くと、傷付き疲れている皆の姿があった。

私はマキュアを連れて雷門ベンチに向かった。

「そいつは!」

一ノ瀬さんが驚きのあまり指を指してマキュアを見た。

「私を助けてくれたマキュアです。安心してください」

「イプシロンは消えたはずじゃなかったのか?」

鬼道さんが私と同じことを聞く

「細かいことは後回しよ!貴女が監督ね、マキュアをこのチームに入れて!」

「「ええ!?」」

「瞳子監督、私からもお願いします」

「私もあまり信用出来ません。でも、とりあえずベンチに入れる分には構いません」

「なぁにそれ、そういう中途半端なのマキュア嫌い!」

やっぱそう簡単に信用はしてくれないか。

それより…

「円堂さん」

「なんだ花瑞!」

すごい顔、こんな顔の円堂さん見たことない。

「円堂さんは怒ってる。怒りに身を任せちゃいけません。それは悲しいことになる。私がそうだったから」

今の私には分かる。怒りに、感情に支配されることがどれだけ危険なことなのかを。だから、円堂さんにも伝えたい。

「わかってる!でもな花瑞、お前は知らないだろうけど、俺は染岡達が弱くないことをあいつらに」

「一人で証明する必要は無い。皆がいる。そういつも言ってくれたのは円堂さんです」

「…そうだったな。すまない花瑞、それに皆!」

 

私は後半、負傷した財前さんと交代のようです。

FW 豪炎寺 吹雪

MF 一ノ瀬 鬼道 綱海

DF 小暮 土門 花瑞 円堂 黒嶋

GK 立向居

 

ベンチ 財前 目金 マキュア 壁山 リカ

 

良かった。吹雪さん立ち直ったんだ。

後半開始、ヒロトさんの様子がおかしいことに気付く。もしかして、私がやられそうになったあの装置を…でも今はそんなことを考えている場合じゃない。ヒロトさんとウルビダ、ウィーズが中心となって攻めて来た。

「止める、これが私に出来ることだから!ゴッドルーツ!」

三人でパスをして回避しようとするも、一本の根がパスカットに成功する。

私は鬼道さんや豪炎寺さん、吹雪さん達とワンツーを使い相手のDF陣を突破した。

今の私にあるのは怒りでも、悲しみでも、喜びでも無い。神のみ知れる領域ってこのことなのかはわからない。でも、凄く落ち着いている。

「ゴッドノウズ!」

お兄ちゃんの技、きっとこの領域に入らないと絶対に撃てない。

感情のその先にある、神のみが説明できるであろう何かに。

「時空の壁っうわぁ!」

2-5、まだまだ頑張らなくっちゃ!

 

ヒロトさんが攻めて来た。

「スーパーノヴァ!」

凄い力、ゴッドフラワーじゃ止められない。でも、大丈夫!

「ゴッドキャッスル!」

要塞と言うには程遠いけど、神の花の咲く庭、その先に聳え立つこの城は…

「皆を守るための城!」

「私達のスーパーノヴァを防いだだと!?」

「吹雪さん!豪炎寺さん!」

「「クロスファイア!」」

「時空の壁っ!?」

凄い、いつの間にあんな技を

これで3-5、後半はまだまだ続く、逆転出来ます!




マキュア「ほら、エナジードリンク飲んで頑張れ」
筆者「おっ、おう…」

マキュア「はーやく見せ場~こっないっかな~♪」
ヒロト「俺もちょっとマキュアが怖くなってきた」

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。