お兄ちゃんを信じて奪ったボールを全てパスしているのですが、挑戦すること五回、フローズンスティールがどうしても突破できません。見る見るうちにお兄ちゃんの体は傷付いていきました。
「大丈夫だから、僕にボールを!」
そして十回目、イグナイトスティールを回避し、フローズンスティールが来る一瞬の突いて、お兄ちゃんはついにあのディフェンスを突破したんです!
「ゴッドノウズ!」
これで点数は8-11
「やったねお兄ちゃ…お兄ちゃん!?」
シュートを撃ったお兄ちゃんはその場で倒れていました。
力を使い果たしたようです。
肩を担いでベンチに運ぶとき、改めてその体の傷付き方に驚きました。足なんて、よくこれでシュートを撃てたというほどに痛みつけられてアザまで出来ていました。よくも、よくもお兄ちゃんをこんなに!!
「監督、私をFWにしてください!」
「……いいわ、選手交代!アフロディに変わって小暮!」
FW 豪炎寺 花瑞
MF 一ノ瀬 鬼道 綱海
DF 小暮 壁山 財前 円堂 黒嶋
GK 立向居
カオスのボールから試合再開、バーンに渡されたボールをゴッドルーツで奪い、そのまま一人で直進。
そして、あの二人のディフェンスが待っているところで私は飛んだ。
「女神の……逆鱗!!!」
私はあのディフェンスを突破出来るかわからない。ならばあのディフェンスの前でロングシュートをした方が確実。
「バーンアウトっうぉぉ!?」
9-11、まだまだ!
「女神の逆鱗!」
10-11
「女神のぉぉ!逆鱗!!!」
11-11
同点!後一点、逆転しないと!お兄ちゃんの分も、勝たないと!
試合が再開され、ガゼルに突破を許してしまった私は急いでゴールまで走っていった。
「ファイアブリザード!」
こうなったらあれしかない!絶対に負けられないんだから、私なんてどうにでもなれ!
「立向居君どいて!ゴッドフォートレス!」
二本のゴッドフラワーが炎と氷を消し、威力の無くなったボールは分厚い壁に弾かれた。
しまった、弾いたボールがまたガゼルに渡ってしまう!
再びファイアブリザードが撃たれようとしたとき、エイリア学園のあのボールが現れた。
そして、現れたのは
「ヒロトさん?!」
「もっと早く来るつもりだったのに遅くなっちゃった。それで、これはどういうつもりなんだい?バーン、ガゼル」
「俺は認めねぇ!お前がジェネシスの称号を手にしたことがなぁ!」
「往生際が悪いなバーン、ごめんね花瑞ちゃん、君のお兄さんの事、こいつらが傷付けちゃって」
あのボールが光り、再び視界が戻った頃にはカオスのメンバーもヒロトさんもいなくなっていた。
マキュア「凄い投稿ペース…」
筆者「今やらないとダメな気がするんだ!」
マキュア「う、うん頑張れ……」
ヒロト「マキュアちょっと引いてんじゃん」