新体制となった雷門のフォーメーションはこうなりました。
FW 豪炎寺 アフロディ
MF 一ノ瀬 鬼道 綱海
DF 財前 壁山 花瑞 円堂 黒嶋
GK 立向居
ベンチ 土門 リカ 目金 小暮 吹雪
デスゾーン2を撃ちやすくするため鬼道さんたちが右に固まっています。
相手のFWはガゼルとバーン、確かに凄い強いと思うけど、絶対に負けられません!
試合開始と共に豪炎寺さんからボールを奪ったバーンはそのまま中盤を突破し早くも私の目の前に来ました。
「ゴッドルーツ!」
「ガゼル!」
私の技をガゼルにパスして回避し、ガゼルがノーザンインパクトで先制点を奪った。
さすがあの二人である。しかし、注意するべきなのはあの二人だけじゃなかった。
前回の戦いでボールを奪えたダイヤモンドダストの選手も一筋縄ではいかなくなっている。確実にパワーアップしていた。
そして、再びバーンにボールが渡り、
「紅蓮の炎で焼き付くしてやる!アトミックフレア!」
「ゴッドフラワー!」
シュートブロックを試みるも、花は無惨にも焼かれ、立向居君のマジン・ザ・ハンドも破られてしまった。
「立向居君!マジン・ザ・ハンドは使わないで!」
「な、花瑞さんなんでですか?」
「この試合でムゲンザハンドを完成させるために、これからはムゲンザハンドを使って!私達も頑張るから!」
「はいぃ!」
DF陣が奮闘するも、前半のうちに10点を奪われてしまった。
そして、11点目を奪われようとしたとき…
「アトミックフレア!」
私はゴッドフラワーでシュートのパワーダウンをするもこのままでは入ってしまう。
そんな中で立向居君は掴んだ。ムゲンザハンドのやり方を。
「ムゲンザハンド!」
遂に、ムゲンザハンドが完成した。そしてボールを止めたところで前半が終了した。
ハーフタイムに鬼道さんが私達に告げたのは、プロミネンスとダイヤモンドダストの選手同士の、特にプロミネンスのハチマキを着けているネッパーの自分のチームのみで勝とうとする気持ちである。
その穴をつけばボールを奪える。そう告げられた。
後半、その穴を狙った鬼道さんはプロミネンスの二人からのパスカットに成功し、デスゾーン2を放ち点を奪うことに成功しました。
勢いに乗った私達は、お兄ちゃんがゴッドノウズで三点、豪炎寺さんが爆熱ストームで一点、黒嶋さんが烈風ブラストで一点、円堂さんがメガトンヘッドで一点を奪い、7-10になりました。
このあと、試合の流れがまた変わりました。
恐らく、ガゼルとバーンも気づいたんだと思います。チームの中の溝に。
それを無くそうとばかりに二人で華麗なワンツーパスを続け二人で天高く飛んだのです。
「ファイアブリザード!」
ゴッドフラワーでパワーダウンをし、ムゲンザハンドで対抗するも破れてしまい遂に11点目を奪われてしまった。
反撃を試みるも、チームとしてまとまったカオスをの守りを破るのは簡単ではないです。
お兄ちゃんのヘブンズタイムもあのネッパーには通用せず、こちらの攻撃パターンを大きく削られました。
再びバーンとガゼルにボールが渡り、ファイアブリザードを撃とうと飛んだとき、綱海さんが飛んでボールを奪うことに成功しました。
綱海さんは豪炎寺さんにボールをロングパス、プロミネンスの太っている人のイグナイトスティールを回避し、シュートチャンスと思った瞬間、さらにダイヤモンドダストのフローズンスティールが豪炎寺さんに襲いかかり、イグナイトスティールを飛んで回避していた豪炎寺さんに避ける術はなくボールを奪われてしまいました。
あのディフェンスは簡単には崩せそうにありません。
「僕があのディフェンスを突破する」
お兄ちゃんがそう言いました。
「僕にボールを回してくれ」
お兄ちゃんならいけるかもしれない。
時間はまだある。あれを突破できれば、まだ勝てるかもしれない!
マキュア「あんたってタイトルのセンス無いよね」
筆者「だって点数バンバン入るしバカ試合じゃん!」
マキュア「だからって普通それをタイトルにする?他になかったの?」
筆者「じゃあマキュアならどうするよ?」
マキュア「炸裂!ファイアブリザード!」
筆者・ヒロト「まんまアニメのタイトルじゃないか!!」