アフロディに妹がいた!?   作:ゆーこー

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雷門大改革2

体力がある程度戻ってきたので、体を起こして帝国学園と雷門中の練習試合を見ようとしたのですが、円堂さん、鬼道さん、土門さんが帝国のユニフォームを来ていたので驚きました。

そして、試合が始まると帝国の皆さんと鬼道さんがアイコンタクトも無しにバックパス等を行っているのを見てその信頼関係に雷門のユニフォーム以外を着ている三人の姿以上に驚かされました。

そして、いよいよデスゾーンを撃つという時に問題が発生したんです。

「これが、デスゾーンだぁ!」

三人の力が足されたボールは最初こそ凄い力を感じたのですが、GK立向居君が未完成のムゲンザハンドを使う頃には通常のシュートの威力にまで落ちていたんです。

「うっ!?」

そして、着地した土門さんからその声は聞こえました。

 

怪我をしているようなので手当てをしようと救急箱を木野さんが持ってきたのですが、どうやらこの怪我はダイヤモンドダスト戦の時に負っていたようなんです。

動きに支障が無いからと誰にも伝えずに続けていたら、三人のタイミングを合わせ力を増幅させるデスゾーンにより怪我が悪化し、少しの間プレー出来ない状態になってしまったようです。

 

「ひとつ気付いたことがあるんだ。元々雷門の円堂、帝国の鬼道、その中間の俺だとどうしても完全にリズムが合うというわけにはいかない。それならいっそ、デスゾーンの回転をバラバラにやってみたらどうだ?」

手当てを終えた土門さんが鬼道さんにそう話すと

「なるほど、だがお前は自分の体を大事にしろ。デスゾーンはお前の体が治ってからだ」

と、鬼道さんが言ったところで土門さんが妙案を出したんです。

「ここはあえて、俺じゃない、雷門のリズムでも無い人を入れてみないか?」

「何?……なるほど、面白いかもしれないな。それで誰にする?花瑞か?財前か?綱海か?」

「俺は黒嶋がいいと思う」

「なるほど、確かに土門と同じポジションで早さも充分。尚且つオフェンスにも普段から参加している黒嶋なら適任だな。早速聞くとするか」

 

黒嶋さんとの話し合いは、あっさりと黒嶋さんが承諾してくれた為練習に支障もありませんでした。

 

 

黒嶋さんの適応力は流石としか言えませんでした。三回目の練習でデスゾーンを完成させてしまったのです。自分達のタイミングで回転する。その方法に変わったことも途中から参戦した黒嶋さんの負担を減らしたんでしょう。

 

立向居君も何かコツをつかんだようで、後ろから何本かの手が見えるようになってきました。

 

あれ、私全然成長出来てない?

 

 




マキュア「感想来てやる気起こしたようね」
筆者「やっぱ嬉しいもんだ。見るまではダメ出しされないか心臓バクバクだけどな」
マキュア「このやる気を常にだして欲しいんだけど?」
筆者「よ、よーし頑張るぞー(メテオシャワーを喰らいたくない為の嘘)」
マキュア「それ、嘘よね?マキュア嘘つきキライ!メテオシャワー!!」


ヒロト「皆様も嫌なことから逃げるために嘘をつかない方がいいですよ。そのうち自分に帰ってくるからね。(この人の場合速達だったけど)」

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