次の日今度はちゃんと船で移動することができました
そして船から降りた私たちは、細かい人数分けをして炎のストライカーを探すことになりました
私は塔子さんと二人で探すことになりました
それにしてもやっぱり暑い、雲ひとつない快晴で風も吹いておらず、暑いことこの上ない
皆顔が焼けてたり賑やかな人が多い町中に一人だけ雰囲気が異なる人がいたので話しかけてみた
「あの~すいません、聞きたいことがあるのでお聞きしてもいいですか?」
「おう、観光か?」
黒い髪を首まで伸ばし、軽く纏めている目は青色の身長160cmくらいのこの人、話しかけると回りの人と変わらず優しい人のオーラが出ていた
「あっ、私の名前は亜風炉花瑞です、こちらは財前塔子さんです。申し遅れてすいません」
一礼してから顔を向き直す
「おう、気にするな。俺は
「炎のストライカーをご存知ありませんか?」
黒嶋さんの顔が一瞬だけ困ったように見えた
「炎のストライカーか…話には聞くけど知らないな、二人ともサッカーやってるのか?」
「はい、現在は一応雷門中のメンバーで…」
「そうか…ところで、雷門中ってエイリア学園と戦ってるあの雷門か?」
「はい」
この人もサッカーをするのかな?
「ここで話すのも何だから少し家に来てくれないか?」
困った私は塔子さんに助けを求めた
「いや、今まで二人で会話してたのに私に決断求めるの? う~ん行ってみていいんじゃない?」
と、言うことでついていくことにしました
少しボロボロだけど一戸建ての家の中には私より小さな女の子が一人いました
「おにぃちゃん!この二人は誰?」
「この二人はエイリア学園と戦ってる雷門中の人だぞ」
どうやら黒嶋さんの妹らしい
黒い髪をショートカットしたボーイッシュな姿だった
「俺の妹の
「お兄さんと一緒にいれるんだ…」
無意識のうちに口からそんな言葉がこぼれてしまっていた
「?兄がいるのか」
不思議そうに見られるので軽い説明をした
「私にも兄がいるのですが、どこにいるのかもわからず…ずっと探してるんですけどね」
「なるほどな、頑張りな」
上がらせてもらいテーブルに着いたとき、黒嶋さんが何から何までやるので不思議に思い
「ところで、親は…」
と聞いてしまった
黒嶋さんの顔が暗くなった
「親はいない、俺は受験受かって高校に入学したらバイトする予定なんだ」
「私も親の方はもう…って受験?三年生何ですか?」
「あぁ、言わなくていいと思ってな」
「失礼しました!黒嶋さん!」
慌てて土下座して詫びようとしたのだがそれは黒嶋さんに止められた
「よしてくれ、それよりも雷門のサッカーを見せてくれないか?」
これは黒嶋さんからのサッカーの誘いだった
筆者「希望通りに出来てるかな…」
マキュア「不安にならないでよ!暗い空気はマキュア嫌い!」
ヒロト「今回の折り返しの黒嶋兄妹を考えてくださったジュピターさん。ありがとうございます」