アフロディに妹がいた!?   作:ゆーこー

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VS.ジェネシス 開始!

今日はヒロトさんのチームと試合をする日だ。

私はどうやら嬉しさが顔に出ていたらしくて、さっき漣君に顔にやけてると言われた

 

 

まだかなーっと思っていたら黒い霧が立ち込めてきた

 

「これは!?イプシロンか!」

 

「何故このタイミングで!?」

 

「来たぞ!」

 

皆驚いている、私も驚いているが次の瞬間に比べればマシだった

 

 

「やあ花瑞ちゃん、守。サッカーしようよ」

 

「ヒロトさん!?」「ヒロト!」

 

ヒロトさんはエイリア学園だったのだ

 

今まで私は…気付かずに、騙されてたのかな?本当だったのかな?

わからない、わからないけどやらないと

 

「さあ試合を始めよう、俺達ザ・ジェネシスと!」

 

 

 

「さあぁ!新たに現れたエイリア学園のチームザ・ジェネシス!いったいどれ程の実力なのでしょうか!?」

 

 

「おい花瑞、元気出せって」

 

漣君に肩を叩かれるが別に元気が無いわけではない。

ショックだしわけわからないところもあるけど、私はまだ戦意を失ってないから!

 

 

FW 吹雪 荒城

 

MF 一之瀬 花瑞 鬼道 風丸

 

DF 土門 壁山 財前 小暮

 

GK 円堂

 

ベンチ 栗松 目金 リカ

 

 

開始早々吹雪さんがボールを取られた、速い!速すぎる!

 

「さあ、花瑞の前にグランが迫る!」

 

ヒロトさん……

 

「おおっと花瑞何もできない!!グランがそのまま攻め上がる!」

 

 

 

ヒロトさんは技も使わずシュートした、円堂さんのマジン・ザ・ハンドは打ち破られた

 

 

 

「さあ今度はウルビダが攻めてきたぞ!」

 

今度こそ!

 

「ゴッドルーツ!」

 

「花瑞の必殺技ゴッドルーツ!しかしウルビダの速さはそれよりも速い!」

 

そんな!?これじゃあ!

 

 

「ゴーーール!ジェネシス早くも二点目!」

 

 

流れを変えるためにも得点を…

 

「うおお!皆!俺に回してくれ!」

 

「ここで風丸がパスを要求!秘策でもあるのか!?」

 

「スピードで負けてたまるか!疾風ダッシュ!」

 

「抜かしたー!風丸が風のように敵陣に切り込む!ここで吹雪にセンタリングだ!」

 

吹雪さんならきっと決めてくれる、お願いします!

 

「おっと、どうしたんだ吹雪!ボールをとり損ねました!しかし荒城がそのボールを取りました!」

 

 

「ブリザードショット!」

 

「止められたー!荒城の必殺技はジェネシスには通じないのかー!?」

 

「ちっ!」

 

漣君のシュートが決まらない、吹雪さんは調子が悪い。どうする?

 

 

「風丸さん!今度は私にセンタリングを!」

 

「ここで花瑞が攻めてきます!風丸絶妙なセンタリングだー!」

 

「女神の…逆鱗!!」

 

「これも止めました!こうなってくるとやはり吹雪のエターナルブリザードが必要だぁ!」

 

あのキーパー、技を使っていない…エターナルブリザードを使ってももしかしたら…

 

 

 

 

 

─???─

「あの青髪の少年、先程から邪魔ですねぇ」

 

「………わかりました旦那さま」

 

 

─余暇途中─

 

 

「…わかりました」

 

 

「おおっとジェネシスは風丸を狙っている!」

 

 

「こんなのファールだ!」

 

「いや、ギリギリセーフだ!計算しているのか?」

 

 

「やめてよ…やめてよヒロトさん!こんなの…こんなの私は嫌だぁ!!」

 

我を半分忘れつつ高速で動くジェネシスの中に走り込む

怒りの涙が出ているのがわかった

 

「速い!?」

 

「なんと花瑞!あの素早いボール回しからボールを見事奪い去りました!」

 

「女神の……逆鱗!!!!」

 

 

「っ!?」

 

「ゴーーール!一点返しました!決めたのは花瑞だぁぁ!」

 

 

 

 

風丸さんは!?

 

「風丸!大丈夫か!?風丸!」

 

風丸さんは見える部分だけでもアザだらけ、それもボールの後が線までくっきり残るほどの…

これだけで力の差がよくわかる

とてもじゃないが、立ち上がれそうにない

 

 

「今救急車を呼んでいます!風丸君に変わって栗松君が入りなさい!」

 

 

 

「試合を続ける気何ですか監督!」

 

「ええ、そのつもりよ」

 

前半戦まだ半分で 1-5

 

実力差は明らかだった

 

 

 

 

 




ヒロト「命令なんだ……」

筆者「何て言うか、お前も大変だな」

ため息をつくヒロトの肩をぽんと叩き、二人で夕日を見ていた…

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