アフロディに妹がいた!?   作:ゆーこー

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いざ、北海道へ!

ー亜風炉花瑞sideー

 

うう~寒い……

 

北海道になるとさすがに寒い。

 

一之瀬さんがシカゴと比べてるけど遠回しの自慢でしょうか?

 

「さ、寒いっすー」

 

壁山君はあの体格で寒がっているのか……

 

私はそんなことを思いながら、

コンビニで買っといたフランクフルトを食べていた

 

「花瑞さんそれ一本欲しいでやんす~」

 

「ダメです!このキャラバン乗り込むときの身支度大変だったんですからね?」

 

雷門のメンバーになった私はその日のたった二時間でキャラバンに持ってく荷物を整理した。

 

漣君もそうだけど私と違って手伝ってくれる人がいたし…

 

そしてキャラバンに向かう途中でフランクフルトを数本買ってきておいたのだ。

 

フランクフルトが元気をくれるようになるなんて、思ってもいなかったけど…

 

 

「ひどいでやんす花瑞さん!飯テロでやんす!」

 

「待ってる間に、何か買ってれば良かったじゃないですか?」

 

「お小遣いがないんでやんす」

 

「じゃあ我慢してください」

 

「それにしても、何故フランクフルトなんだ?」

 

鬼道さんが前の席から聞いてきた。せめて後ろ振り向いて話しかけてくれたら、もっと聞き取りやすかったのに。

 

「私がとてつもなく絶望していたときに、ある人がフランクフルトをくれたんです。あのときから、フランクフルトを食べると元気が出るんです」

 

 

「へ~そいつ良い奴なんだな!」

 

円堂さんも話を聞いていたらしい…それより

円堂さんは逆に後ろ向きすぎです!危ないです!

 

イナズマキャラバンが急停車した。その衝撃で椅子から体をかなり出していた円堂さんが、後ろの席の染岡さんにダイブしたり

 

「いててててて、古株さんどうしたんですか?」

「まず降りろ円堂!」

 

不可抗力とはいえ迷惑をかけた染岡さんに詫びをいれた円堂さん、気を取り直して外を見ると、外には凍えている男の子がいた。、

急いでキャラバンの中にいれて毛布とかを渡した。

 

「ほんとにありがとね…」

 

「それより、どうしてあんなところにいたんだ?」

 

「それはね…」

 

 

ガゴンっ!

また、キャラバンがいきなり止まった。

 

「今度はどうしたんでやんす?」

 

「雪にタイヤを持ってかれた!ちっとみてくる!」

 

「ダメだよ、山親父が来ちゃう」

 

「「山親父?」」

 

私は一瞬、山の雪のなかからモゾモゾっとしてからぶわって勢いよく飛び出してくる40代以上の男性を想像してしまった…

すぐに正体はわかった。かなり大きい熊だった

 

「ひええええ!」

 

壁山君等々は怖くてうずくまっている

 

「あれ、さっきの子は?」

 

「ほんとだいないぞ!」

 

山親父の気配が急になくなった。そしたら外からさっきの子が出てきた

 

まさか………まさかね…

 

 

 

 

「ほんとにここでいいのかね?」

「はい、僕にとってここは庭ですから」

 

庭で凍えてピンチになる人なんていないと思うけれどね…

 

凍えていた少年が見えなくなるまで私は何となく後ろを見ていた

 

 

 

「白恋中の吹雪士郎楽しみだな花瑞ちゃん!」

 

「あっ漣君、そうだね噂だとブリザードの吹雪とも言われてるらしいから、氷同士の対決になったりしてね」

 

「それなんだよ!けっこう楽しみにしてるんだ!」

 

「おい荒城!」

 

漣君のが慌てて後ろを向く

 

「は、はい染岡さんなんでしょう?」

 

「雷門のエースストライカーはその吹雪士郎でも、お前でもないからな」

 

「じゃあ、染岡さんですか?」

 

染岡さんは窓の方を向きながらこう言った

 

「豪炎寺だ……」

 

豪炎寺、豪炎寺修也

かつては木戸川中に所属、そこでもエースストライカーとして活躍し、雷門中でも絶対的ストライカーだった男。

私達がメンバーに加わったときには、彼はもういなかったから私は一度でいいから会ってみたいと思っている……

 

 

そんな話をしていると白恋中に到着した




笑顔の筆者「フンフンフフーン♪」

ヒロト「流星ブレード」

筆者「ぐべらっああぁ!な、なんだよヒロト!行きなり人の背中に流星ブレードを打ち込むなんて!」

ヒロト「お気にいり10人で図に乗らない、もっと高みを目指しなさい」

筆者「おっしゃる通りです」

笑顔で手を振るヒロト「いつも見てくれるみなさん、本当にありがとうございます」

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