アフロディに妹がいた!?   作:ゆーこー

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VS.ジェミニストーム 復活の鬼怒川FC!

ー亜風炉花瑞sideー

 

あと一人倒れたら負けが決定してしまう七人の状態になったとき、懐かしい声が聞こえた

 

 

 

 

「愛ちゃん!松井君!原君! 荒谷君も!」

 

鬼怒川FCの時に私のあとから入ってきた四人である。

四人とも鬼怒川中には来なかったので、しばらく会えていなかった

 

「花ちゃん久しぶり!」

 

「と、再開に感動してる場合でもない。俺らの学校もやられたけど、うちら一年は試合に出なかった。後はわかるな?」

 

相変わらずオールバックの松井君がざっくり説明してくれた

 

「そろそろ再開してもいいか?」

 

ジェミニのキャプテン待っててくれたんだ…

 

ポジションは懐かしの

 

FW 明 荒城

MF 松井 令戸 高音 城之内

DF 原 城内 亜風炉 荒谷

GK 黒岩

 

 

である

 

 

「先輩達の仇!やってやるぜ!」

 

「花ちゃん、テレビで見てたよ!私も負けないから!」

 

四人の参戦で残ってたみんなも少し元気が出たようで試合再開時全員で攻撃に移れた

 

 

 

「おとなしく倒れていれば苦しまずに済んだものを」

 

 

ジェミニストームの猛攻は全員でかかっても止められなかった……

 

 

「はあぁ!うしろのしょうめん!」

 

荒谷君の新技なのだが、相手はさらに後ろを取った

 

 

あのスピードに完全に追い付けないと勝機はない…

ゴッドフラワーは強力なブロック技だけど、時間が少しかかる。多少威力が落ちてでも早さが必要だった。

しかし、都合よく新技が完成することもなかった。

 

 

「クイックドロウ! !?避けられた!」

 

「ゴッドフラワー!」

「花ちゃん、もう抜かれてる!」

 

「ショット ア ボウ キャッチ! くっあぁ!」

 

1-17

 

1-18

 

1-19……

 

「まだ……諦めないよ!」

 

「花ちゃん…」

「花瑞ちゃん…」

 

「よし、原!松井!やるぞ!」

「おう!なんとかやってやろうぜ!」

 

荒谷君、松井君、原君が縦一列になる

 

「「トリプルブースト!!」」

 

三人の力を乗せたシュート

 

しかし、相手のキーパーはよそ見しながら片手で止めた

 

「そんな……」

 

「花ちゃんごめんね…私達役に立てなくって」

 

そんなことない、来てくれただけで嬉しかった

言いたかったけど、言えなかった…

その代わりに!

 

「女神の……逆鱗!!!」

 

シュートチャンスを貰いもう一度…もう一度あの一撃を放った

 

 

「グラビティション!」

 

シュートブロックか!

でもまだボールは止まらない!

 

「ブラックホール!」

 

「止められた……」

 

「ちくしょ……ちくしょおおおお!」

 

漣君が走り出した

 

相手のグリンゴとかなんとか言う奴からボールを奪った

 

「これでも俺は!鬼怒川FC元キャプテンだ!ブリザードショットォォォォオ!」

 

「ブラックホール!」

 

「止め……た…」

 

「つまらん」

 

「どうやらこれまでのようだな…」

 

試合は結局1-19で終わり学校は破壊され、助っ人の愛ちゃん達を除いた鬼怒川中メンバーで動けるのは私、弓矢君、漣君、太陽君だけだった…

 

 

 

「悔しい…」

 

「漣君…俺も悔しい」

 

いつも笑顔の太陽君が悔し涙を流していた

 

「…………」

 

黙ってるけど弓矢君も泣いてる…私もか

 

「結局……なにも…守れなかった」

 

 

「亜風炉花瑞さん」

 

 

そんな中一人の女性がこの場の空気をリセットした

 

 

「あなたの実力は素晴らしかったです。あのエイリア学園を倒すために、是非雷門に力を貸してくれませんか?」

 

「私ですか?」

 

「今の雷門には、決定的な攻撃力も強力な守備も、全ての要素で不足しています」

 

「私は……自分の学校、みんなのこともあるし」

 

「いいよ花みん、俺らの分もあいつら倒しちゃって」

 

「太陽君…」

 

「学校のことは俺らに任せろ」

 

無口な弓矢君まで…

 

 

 

 

 

「待ってください!」

 

 

 

 

 

「あなたは…」

 

「荒城 漣です」

 

「それで、用件は?」

 

「花瑞ちゃんを仲間に引き入れるのは構わないけど、俺もつれてってください!」

 

「あなたを?」

 

「あなたは今攻撃力が不足していると言いました、なら少しでもお役にたてると思います。必要なくなったら離脱させられても構いません、お願いします!」

 

「そうね、あなたの最後のシュートには多少関心があります。しかし何かあればいつでも下ろしますからね」

 

「ありがとうございます!」

 

 

こうして私と漣君ら雷門中の一員になった




ヒロト「はあ~」

筆者「な、なんだよ」

ヒロト「会話が続きすぎてその間の描写もなくて、見てくれる人に申し訳ないと思わない?」

筆者「それを承知で見てくれてると信じてる……」

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