ー亜風炉花瑞sideー
現状をもう一度確認すると、今鬼怒川中に雷門中もエイリア学園のジェミニストームが来ている。
そして、私が来たときには鬼怒川中とジェミニストームが戦っていて0-15で前半が終了。
山田先輩が一番の負傷者だったのでベンチに行った。
みんなもボロボロだからまともに動けるのは私とGKの弓矢君、FWの漣君くらいである。
ヒロトさんから貰った髪留め用のゴムは二つあった。
白にクローバーと黒にクローバーの物だ。
私は白いほうを手に取り初めてのポニーテールで試合に挑むことにした。
ジェミニボールで後半戦が開始した
ー円堂守sideー
奈良で豪炎寺がいなくなってしまった俺らは、氷のストライカー吹雪士郎を仲間にするため北海道に向かうはずだった。
しかし、道中の茨城県でエイリア学園が現れて鬼怒川中でやっと見つけたと思ったら、自分達でやると言うので俺らはその試合を見ていたんだ。
そしたら一人の女の子が来て、どうやらこの中学の仲間らしいけどかなり走って疲れてそうだし大丈夫なのかな?
「円堂、今の女の子が世宇子中から初めてゴールを奪った亜風炉花瑞じゃないのか?」
そうか!準決勝のビデオでそういえば見たぜ!
あいつのシュートもディフェンスも凄かったんだよな~
「瞳子監督!」
「ええ、今の雷門は決定打が足りません。吹雪士郎以外の力も必要だと判断します」
つまり、瞳子監督はあいつも強かったら仲間にするらしい!
そして後半が始まる……
ー亜風炉花瑞sideー
ジェミニのキャプテンが単独でこちらに向かってくる。
凄く速い!世宇子なんかよりもずっとずっと速い!!
驚いているとロングシュートを打ってきた。
私は何とかボールに反応した。
「ゴッドフラワー!」
「!………止めたか、面白い」
相手のスピードについていけるかと言われれば厳しいのだけれど、なんとか敵サイドまでボールを奪われずにこれた。
「みんなを傷付けた分の怒り!!くらいなさい!女神の逆鱗!!」
「あれが世宇子中から得点を決めたシュートか!」
「すげぇ!すげぇシュートだ!」
「落ち着け円堂」
この威力は自分自身も予想外だったが、相手も予想外だったようで技を使わず止めようとして吹っ飛ばされていた。
1-15
「なるほど、しかしこの程度の力ならば」
またジェミニのキャプテンが一人で攻めてきた
「アストロブレイク!」
「ゴッドフラワーっっ!?うわぁ!」
ボールの勢いは無くなり、突破はされなかったがこちらもやられた。
「ほう、互角か…」
あのときよりも強くなってるはずなのに……
「ディアム!」
FWの比較的人間っぽい方の仲間を呼んだ。なにか来る
「まさかこれを見せることになるとはな、ユニバースブラスト!」
二人技だ!しかも何て威力なの!?
「ゴッドフラワーっああっ!」
意図も簡単にゴッドフラワーは崩れてしまった。
「ショット ア ボウ キャッチ! っく!」
1-16
「所詮こんなものか」
「まだまだ!」
しかし、動けない先輩達が狙われ立てるのが一年生だけになってしまった。
「7人……これまでか…」
漣君が諦めた言葉を言ったときだった
「「私達が助っ人に入るよ!」」
「この声は……」
「お久しぶり!」
続く
筆者「とりあえず、どんな試合でも何話かかかることがわかった」
ヒロト「とりあえず、筆者の間抜けさはわかった」