ー基山ヒロトsideー
外に出た俺と花瑞ちゃん
フランクフルトを食べる花瑞ちゃんを眺めていた
「ありがとうねヒロトさん、私どうすればいいかわからなくって…」
「花瑞ちゃんが信じているものを守ればいいさ」
「ヒロトさん…」
花瑞ちゃんが俺に抱きついて泣いてきた
俺は花瑞ちゃんの頭を撫でていた
「また明日も来るからね、気が向いたらフットボールフロンティアの試合を見な」
俺は…何をやっているんだろうか?
自分でもわからなくなってきた……
わかるのは、花瑞ちゃんが欲しいと言うことだけ
「よおグラン、今日もかよ?」
「バーンか、俺の勝手だろう?」
「そういうわけには行かない。ジェミニストームがそろそろ動き出すのだ、いくらジェネシスだからと言っても許されると思うな!」
「ガゼルも来てたのか、花瑞ちゃんは敵にすると大変になると思うけどな~」
ガゼルもバーンもわからないのか?花瑞ちゃんの可能性に
「そんなんだからジェネシスに入れないんだろうね」
「なに!」
「落ち着けバーン、いざとなったら実力で証明すればいいのさ」
ガゼルがバーンを説得させこの話は終わった
ー亜風炉花瑞sideー
ヒロトさんが帰って私はちゃんとした食事をしようと近くのコンビニで野菜と飲み物を買って食べた。
ヒロトさんの言うとおりフットボールフロンティアの試合も見た。お兄ちゃんのチームは負けた。きっとこれで良かったと思う。勝ったチームの名前は雷門中か…
そしてその日もお父さんの病室で寝た
それから数日経ってからだ、宇宙人が侵略してきていると言う放送が流れたのは…サッカーをあんな風に…
そして今日もヒロトさんは来てくれた
「花瑞ちゃん、これを」
渡されたのは、四つ葉のクローバー連想させる髪を結ぶためのゴムだった。
「花瑞ちゃんも知ってると思うけど、宇宙からの侵略者が来てるんだよ」
「知ってるけど…これは?」
「もし、そいつらと試合することになったらカチューシャは危ないと思ったから。これで後ろ髪をまとめればサッカー中も邪魔になるものも減しね」
「色々と、ありがとうございます」
「それで、ここからが本題だ」
「えっ?まさか」
「そう。そのまさかだ、この県にも来ている。花瑞ちゃんの学校もそのうち狙われるだろう。早く行きな」
「ヒロトさん、教えてくれてありがとうございました!」
ヒロトさんに一礼して、私は鬼怒川中に向かった
学校の前に青い車があった
「はぁはぁ、あなた達は誰ですか?」
オレンジ色のバンダナを巻いた男の子に聞いてみた
「俺たちは雷門中。エイリア学園がここに来ているから来たんだけど…ここのサッカー部が俺たちでやるんだ!って、ここで見てろって」
「雷門ってあのフットボールフロンティア優勝校のですか?」
「ああ」
「エイリア学園がここに?」
「来てる…」
「すいません、中に入ってもいいので、みんなが失礼しました!」
エイリア学園が来ている!?急がないと…
0-15 前半終了
「そんな……みんな…」
みんなボロボロだった
「みんなぁぁぁぁ!」
思わず泣きながら駆け寄った
「花瑞ちゃん…」
「すまない…守れなかった」
「まだ諦めないで、私も出ます!一番のケガ人は?」
「山田先輩だ…GKは弓矢にやらせるからDFを頼む」
「一人増えたところで何が変わる?」
「あの頭が抹茶のソフトクリームみたいな人が相手のキャプテン?」
「そうらしい」
「みんなは無理しないで、遅れてきた分私が頑張るから!」
筆者「ヒロト君」
ヒロト「はぁ君はいつも怒っているね」
筆者「お前のせいだ!ついには君呼ばわりか!」
ヒロト「こんな筆者はほっといて、2に突入した本編。はたして俺はどんなことをするのか?これからも見てください」