アフロディに妹がいた!?   作:ゆーこー

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VS世宇子中 3 女神の逆鱗

ー亜風炉花瑞sideー

 

普段怒りと言う感情を知らない私が、自分でも怒っているとわかるくらい怒りの感情が沸き上がっていた

 

動けない皆をベンチに運びGKは弓矢君になった

 

立ってるのがやっとの皆…

それでも続く相手の削り

 

「もう…やめてよ……」

 

目が熱い、体が震える

 

「リフレクトバスター!」

「世宇子中追加点か!?目の前には亜風炉花瑞がいるぞ!」

 

「もう!誰も傷つけないでぇぇ!」

 

「なな、なんと!亜風炉からもアフロディのような羽が生えた!そして飛んだ!」

 

あれ、私飛んでる?

下からなんか出てきてる!?

 

「下から見たこともない神々しい花が咲いたぞぉ!?そのままリフレクトバスターを止めたあ!」

 

「なに!?」

 

い、今のは……

 

「神の花ってところかな…ゴッドフラワーっなんつって、へへ今はそれくらいしか思い付かないや」

 

太陽君ボロボロの中なんかごめんねその名前使うよ。

 

ボールを取ったのはいいけど誰も動ける人はいないので自分でドリブルした。

 

「へっ!メガフェイ…」

「待て、打たせろ」

「ですが…」

「最後の希望を折る」

「なるほど」

 

相手が誰もボールを取りに来ない。

確かに私はシュート技を持っていなかった。

 

でも、今なら何か出来る気がする!

 

「はあぁぁぁぁ!」

 

「亜風炉また飛んだ!今度は花は出てきません!」

 

ー城之内笑太sideー

 

今まで見たことの無い、

ぶちギレて涙流してる花瑞ちゃんはそのまま相手ゴールに突っ走っていた

 

その時奇跡を見たのかもしれない我らが女神が本当の女神になったんや…

 

神々しい翼の生えた花瑞ちゃんはそのボールをオーバーヘッドキックでシュートした

 

「ぬぉぉぉ!つなみウォールっぬおあぁぁぁ」

 

「ゴール!今まで一度も点を許さなかった世宇子中から一点を奪い取りました!」

 

女神の逆鱗に触れた…それが率直な感想や

 

「まるで女神の逆鱗に触れたみたいだ」

って口から漏れてたらしい

 

「女神の逆鱗?今の技名それでいいかもね」

 

シュートした本人が聞いてた!しかもあれが名前に!?

 

「え、花瑞ちゃんがいいんなら文句は無いけど…」

「じゃあそうするね…私はネーミングセンス無いから」

 

 

ー亜風炉花瑞sideー

 

笑太君の命名であのシュートは、

女神の逆鱗と言う技名になった

 

 

「まさか、点を取るとはね。少し遊びすぎたようだ。デメテル、僕にボールを」

 

「くっ!!来るぞ」

 

皆、ボロボロの体でお兄ちゃんに突っ込む 。

わ、私も!

 

「花瑞ちゃんはシュートブロックをしてくれ!あの技ならもしかしたら…」

 

「ヘブンズタイム」

「「うわあぁぁあ!」」

 

 

「僕の本気を受けるがいい!ゴッドノウズ!」

 

なんて圧力なの!?せめてパワーダウンだけでも!

 

「ゴッドフラワー!」

 

「所詮は神の庭に咲く花に過ぎない、神の前には通じない!」

 

不味い、押し負ける!

 

「あぁぁ!」

 

「ゴッドフラワー破れた!依然ボールはゴールに迫る!」

 

「ショット ア ボウ…キャッチ!」

 

ゴッドフラワーが砕け、地上に落下していくなか見た光景は、ショット ア ボウ キャッチ が破れゴールネットにボールと弓矢君が入るところだった。

 

 

「ゴール!3-1、しかし鬼怒川中立ち上がれる選手が二人しかいません!」

 

「この試合は鬼怒川中が続行不可能とみなして世宇子中の勝ちでいいかね?」

 

立てるのは私と弓矢君だけ、もうこう答えるしかなかった。

 

「……はい…」

 

 

ピッピッピーー

 

このホイッスルが鳴ったとき泣いてしまった…

 

 

お兄ちゃん…せめて話だけでもちゃんと…したかった。

私が世宇子中の方に向かおうとしたときだった。

 

「亜風炉さん!あなたの父と母が鉄骨の下敷きになり!今病院へ搬送されたと連絡が!」

 

「先生!それほんとなんですか!?」

「本当だ、嘘をつくときではないだろ?はやく病院に」

「なら、皆もその病院で」

「皆は後で合流するから先生の車に乗って!」

 

なんで、なんでこんなことになったの!?

 

 

ー基山ヒロトsideー

 

「ほら、言っただろう?バーン、ガゼル」

 

この試合を二人にも見せていた、そして花瑞ちゃんはこの試合でその秘められた力の一部を見せた

 

 

「確かに素の力であれは凄いがそれでも俺らの力には到底及ばないぜ?」

「おいグラン!まさかまた行くのか?」

「もちろんさ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この状況で一人不気味に笑う男がいた

 

影山だった




「オリワザ紹介忘れてたぜ☆てへっ」
「筆者のてへっなんて誰も得しないのではやく続けてください」
「ヒロトもうここのレギュラーだね…」
「あれ?筆者ってここのレギュラーだったの?」

ゴッドフラワー
アフロディと、同じで背中から神?天使?の翼が生えて上空に飛ぶ
飛んだ高さまで大きな神の庭に咲くと言う神々しい花が咲く
回りには四つ葉のクローバーがいっぱい咲いてる

「この周りに咲く四つ葉のクローバーって、ヒロトのせいじゃね?」
「だとしたら?」
「お前怖いわ…」


女神の逆鱗
ゴッドノウズとシュートを打つ前までは変わらないのだが
シュートの打ち方がオーバーヘッドキックになっている

通常の場合ゴッドノウズには敵わないがそれでも中々強力な技
怒りの力でさらに威力が増していく


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