アフロディに妹がいた!?   作:ゆーこー

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筆者「やっべ、投稿忘れてた」

マキ「罰が足りないという意見が来てたんだけど、それも含めて一発ぶつけてあげようかしら?」

筆者「ま、まて!俺の身体はボロボロだぁ!」

クララ「手を貸す」

杏「同じく」

筆者「ま、待て……ヒロト!助けて!」

ヒロト「悪いけど……止められないや」

マキ「メテオシャワー!」
クララ「フローズンスティール!」
杏「イグナイトスティール!」

筆者「ひぎゃぁぁぁぉぉぁ!」

ヒロト「…お見舞いには行ってあげよう」


ガルシルドの野望、途絶える?

 ロニージョを仲間がマークするという奇抜を通り越してルールを理解してないようにすら観客の目には映ってしまうものであった。事情を知らない人達からしたらとても理解できないものであるのは仕方ない。

状況を把握しているキングダムの動きはある種の形にはなっていた。

ロニージョを必要になるまで二人がかりで進路を塞ぎ、攻めるタイミングでマークを解いて攻撃に参加させる。しかし、それでもロニージョの身体に負担が掛かりすぎているのであろうか?

シュートは決まらず、この大会の得点王である彼の本領を発揮できてはいなかった。

 

前半が終了した。得点は動かず0-0。

ボールの支配率はキングダムの優勢であるがシュートが決まらない。イナズマジャパンの反撃のチャンスを今の体勢でもことごとく防いでいる辺りはさすがはサッカー大国ブラジルの代表である。

 

 

 

 

 

 

──スタジアム·通路──

 

「確か鬼瓦だっけ。その隣の人は?」

 

クララは警察の鬼瓦、彼に連れられている見知らぬおっさんと遭遇していた。

 

「ブラジルの本当の監督さ。ガルシルドの悪事を告発して貰うために見つけてきたんだ」

 

「なんだ、折角試合に出るのを諦めてこっちに来たのに無駄になったか」

 

「どういうことだ?」

 

「ほらこれ、USBの中にガルシルドの悪事のデータが入ってる。警察が仕事してくれるかわからなかったから、念のためコピーしといてよかった。証拠として使って」

 

「それを俺に渡していいのかい? 俺だって警察の人間だ」

 

「お前は信頼できる。エイリアのときもあなたは有能だったし。うちのハゲ達もお前からは逃げるしかないって恐れてたから」

 

「そうか、嬢ちゃんエイリア学園の一人だったもんな。任せてくれ」

 

クララはUSBを鬼瓦に渡すとコートとは逆の方向に歩きだした。

 

「どこに行くんだ?」

 

「お前は信頼できるけど他はダメだ。今からガルシルド邸に行って残りの証拠を取ってくる」

 

「残りの証拠だと?」

 

「たぶん、今ロニージョに使われてるもののデータ。これに手を出したらイナズマジャパンは試合前に潰されると思って触れなかった」

 

クララはそう鬼瓦に伝えて最高速度で走り出した。

 

「やれやれ、大した子だよあいつ」

 

鬼瓦は頭を掻いてクララの背中が見えなくなるまでその場で見送った。

 

「さて、行きましょう監督。ザキングダムをとりもどしに」

 

「ええ」

 

 

 

鬼瓦がコートに現れたのは丁度ハーフタイムのときであった。

スタジアムが前監督の登場や手際よくロニージョの身体を検査にかかる警察の姿を見てざわついているが観客が状況を理解する前に鬼瓦は今起きていることを語りだした。

 

「このガルシルドはブラジルのマックロニージョに対して、RHプログラムという強化プログラムを無理矢理施した。その結果、彼の身体はいまボロボロだ! それだけではない! ブラジル代表前監督を降任させ、その後任となったのも全てはサッカーのためではない。こいつが、世界征服をするためのRHプログラムの実験のためだ!」

 

「なんだと!」「ふざけるなー!」

 

観客からガルシルドへの罵詈雑言が飛び交う。ガルシルドは逃げようとするが既に鬼瓦率いる警察に取り囲まれ逮捕された。

 

「両チームとも、後は頑張れよ!」

 

鬼瓦は両チームを激励したあとスタジアムを去った。

 

「お前たち、今まで辛い思いをさせたな。言いたいことは色々あるが、まずはお前たちらしいサッカーをしようじゃないか!」

 

ブラジルベンチでは帰ってきた本当の監督の元後半戦での作戦を会議していた。

 

対するイナズマジャパンも後半はより強敵となるブラジルに備えてフォーメーションを変更した。

 

 

FW  豪炎寺 ヒロト

 

 

 

MF 虎丸 不動 鬼道 マキ

 

 

 

DF      花瑞

 

 

    壁山 飛鷹  吹雪

 

 

 

GK円堂

 

 

 

 

 

ベンチ 立向居  壁山 佐久間  風丸

 

 

 

 

 

その頃、クララは驚きの早さでガルシルド邸まで突入していた。

 

「(一人だから別ルートから入れたが、まさか前の方法以外にも侵入経路があるとは思わなかった。ガバセキュリティめ)」

 

侵入に向かないうるさいやつ(皇マキ)もいないのでサクサクと目的地まで侵入し、この前取らなかったデータもろとも全て手に入れる。

 

「(あっけなかったな……邸の中にいる警備もやけに少ないし……まさか)」

 

クララは何か嫌な予感がして、何か行動の手懸かりがないかを探した。

 

「(これはっ!)」

 

クララは手に入れた新たな情報と共に急いでガルシルド邸を離れた。

 

 

 

 




八神「む? 今日は人がいないな……何処かへ行っているのか?」

クララの置き手紙『私刑執行に着き、本日不在』

八神「……まさか! おいっ!待て!やめろぉ!」

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