宿毛泊地提督の航海日誌 夏イベ編   作:謎のks

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もうすぐ夏イベ終わりますね?

皆さん最後までいけましたか? 私は…なんとかクリアできました。

最初に言います、「丙」です。(クリアを最優先しました)

今回もそんな感じでお願いします。ではどうぞ。


宿毛泊地提督の航海日誌 夏イベ編 E-3

「西方再打通! 欧州救援作戦!」

 

next E3 「ステビア海の先へ/ステビア海」

 

大規模輸送部隊を編成、紅海方面への展開の橋頭堡となる拠点を設営せよ!

 

また、敵の反撃にも警戒されたし。

 

 

 

e3は輸送とボス戦闘(戦力)の2部構成…いわゆるダブルゲージ体制となっております。

 

輸送連合艦隊を編成し、欧州、地中海に向けた基地設営の物資等を運び、それからボス率いる敵連合艦隊と交戦。という流れになっております。

 

「また輸送かや…」

「こればっかりはしょうがないよ」

 

いえ、少し訂正を…この海域(ステージ)、というか全輸送作戦は、「輸送連合じゃなくても良い」ということらしいですよ?

 

「えぇ? 何それぇ??」

「つまり、水上部隊でも機動部隊でも攻略が可能ってこと?」

 

はい、輸送でやったほうが効率が良いのですが…人によっては強すぎる敵に対応するために、水上や機動を編成する人もいますよ?

 

「うーん、どれが正解ながやろ? wikiとか攻略動画とか見てもどっちつかずやし??」

 

自分のやりやすい「やり方」というのがあるでしょ? それをやればいいと思いますよ? あなた方の周りの先輩提督はこう言うはずですよ?

 

 

いや攻略方法にぃ、正解なんてなぁいと思うんですよぉうん。ってかそんなものがあったら、もう皆とっくにe3クリアs…え”っあ↑るの!? いやナイナイナイナイナイ!!!

 

 

「…それ言いたかっただけやろ。」

「まぁとにかく行くしかないよね? …で、何で「江風」ちゃんがここにいるの?」

「ン? いや、先生に頼まれてさあ〜、いつまでも持ち場を離れてもアレだしって?」

 

江風ちゃんがお留守番とは、珍しいですねぇ?

 

「それな…ここにいるヤツが慌ててか知らないけど、アタシをe1に出しやがったからヒマでさア?」

「いやいや、オマエもノってくれたやん!?」

「そりゃいきますっての、アタシは艦娘だからサ?」

 

アンタの自業自得でしょうねぇ? それは。

 

「ぐぬぬ、こっちはやまった思うたに、そんな言い方…」

「あのな、当たり前にポカするからこういう言い方になっちまうンだよ?」

「ぐはぁ正論!? うわぁん蒼龍う! カワがいじめる~!!」

「よしよし♪」

「あぁ!? 蒼龍さン! ソイツを甘やかすなっての!? 調子乗るから!!」

 

…さて、いつもの茶番はそこそこに、提督たちは欧州を目指す航海を続けるのだった…。

 

 

 

 

―輸送ゲージ編―

 

まずは輸送から。編成は…

 

 

 

〇ステビア輸送部隊(輸送連合)

 

・第一艦隊

コマンダン・テスト(旗艦)

睦月

如月

皐月

文月(not 改二)

三隈

 

・第二艦隊

阿武隈(旗艦)

那智

ポーラ

吹雪

磯風

 

と、こうなりました。…結局輸送連合なんですね?

 

「おう! やっぱサクッと終わらせたいやん?」

「そりゃそうだけど、大丈夫なのこれ?」

「編成も色々ツッコミたいけどサ、一番言いたいのは「何でコマさンなのさ」だよ?」

「いやぁ? レベル上げ?」

「おいおい…超がつく高難易度イベでナニ言ってンのコイツ。」

 

まあこの人ですし…それにしてもこんな序盤で海外艦、しかも欧州艦を2隻も使っていいんでしょうか?

 

「???」

「あちゃーやっぱり知らなかった…」

「このイベント、ルート固定とか特効とかで「欧州艦」が重要だってさ。」

「えぇマジでぇ? …まあえいやろ? なんとかなるちや!」

 

まあそういうとは思ってましたが…ちなみに欧州艦の概要は「イギリス、フランス、イタリア、ドイツの4か国の艦娘」からなっております。

 

「大丈夫だとしても、これボスまでたどり着けるの?」

「前衛支援を頼んじゅうき、心配せんでもえい!」

「え? 支援って誰がサ?」

 

 

 

 

・・・・・

 

輸送連合部隊、海上輸送中…。

 

 

ポーン ポーン

 

「敵艦隊、発見しまシタ。各艦は輸送物資の防衛に務めて下サイ。」

「はーいコマさん!」

「あたしぃ、改二になるまで練度上げるんだぁ! 司令官も楽しみにしてくれてるし!」

「トレヴィアン! いいですね? 私も頑張りマス!」

「んふふー! 一緒に頑張ろうね〜ぇ?」

 

『残念ナガラソレハデギンナアァ〜?』

 

「あっ! ヌっちゃんだ!」

「ヲっきゅんちゃんもいるぅー!」

『ヲッス!』

『貴様ラハココデ、コノヌ級トヲ級殿二! 倒サレテシマウカラダアアア! ブルゥアア”ーーッハーッハーーァ!!!』

『…ヲォ?』

『イヤ「ヲォ?」ジャナクテェ、チャント悪役シテ下サイヨ、ヲ級殿ォ?』

『ヲォヲォ?』

『ソンナ嵐ヲ呼ブ幼稚園児ミタイナ…;』

「私タチだけだと、どうしても不利デスね…?」

「よーし、こうなったらやっちゃうよ! 助けが来るまで避け切ってやる!!」

『余裕コイトル場合カアァァーーーッ!? 誰モ助ケナンゾ…』

 

 

― 支援艦隊が到着しました! ―

 

 

『ヌ”ウ”ッ!?』

 

デデンッ デンデデデ〜ン デデデ〜〜ン♪

 

『…ヲ?』

 

 

「その子らぁに手だしな。ウチが許さん。」

 

 

「加賀さんだぁ!」

「加賀さぁ~ん!」

『支援艦隊! フンッダカラドウシタアァァ!! 我々ヲ止メラレルナラ止メテ見ロオォッ!!!』

「夕立」

「ポイッ!」

『?』

「スッ(マイク)…取って……来い!」

 

ブォオン!!

 

「poipoipoipoipoipoipoipoipoi!」

 

『(パシッ)……ヲ?』

『ナンダソノ無様ナ走リハアァァ!! 犬ジャアルマイニ………ッ!!? コ、コレハ!? ウ、ヴオ”オオオオォォォオ!?!? ヤメロォ! 来ルナァァ!! ィヤメロオオオォォオオ!!!』

 

 

ブア”アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!?!?!?

 

 

ちゅどーん

 

 

※不適切な表現が多数確認されましたので、描写を簡略化しました。ご了承ください。

 

 

『ヲウフ(シュー)』

『我ガ群ヨォ…永遠ナレエェ……(ガクッ)』

「ポイ! ヘッヘッヘッ」

「えい子やね?(ナデナデ)」

「助かったよ! 加賀さん!」

「メルシーポーク―。助かりました。」

「ウチらは気にせんと、はよいきや?」

「ポイポイッ!」

「ありがとうねぇ~?」

「…ところで、警戒隊(第二艦隊)は何しゆうが?」

「ああ、それは多分…」

 

 

 

「にゃはは~~~あぁ! 那智さぁん、もっと飲みましょう! もーっと!!」

「お前なぁ、こんな所で…いや、悪くないか?」

「良いわけないでショ!? もーう二人ともやめてぇ! 後で怒られるのアタシなんだからぁ~!!」

「…」

「どうする? 吹雪」

「逃げよう、二人とも」

「え? どうしてにげるn…はにゃ!? なんかとんできたぁーー!?」

 

ヒューーー………ズウウゥゥウウン!

 

「「「ぬわーーっ!?」」」

 

「加賀さんの航空爆撃(おしおき)…か?」

「…みんな、あんな大人になっちゃ駄目だよ?」

「わ、わかった…」

 

そんなこんなで、無事輸送を完遂した吹雪ちゃんたちは、待ち受ける敵の元へ向かうのでした。

 

 

 

 

 

 

・・・・・

 

『ヨクゾココマデ来タ! 艦娘ドモ!!』

『ココマデノ快進撃! 敵ナガラ見事ナリ!!』

『ダカ! 貴様ラノ猛進モココマデヨ!!』

『ソウ、我ラハ…』

 

 

『『『『戦艦ル級! ウォール四姉妹!!!』』』』

 

 

「…」

 

『コノ先二進ミタケレバ、我々ヲ倒シテ進ムガヨイ』

『ダガ心セヨ! 我々ノ装甲ガ合ワサレバ、如何ナ攻撃、破壊ヲモッタトシテモ! 突破ハ不可能!!』

『ソウ、例エ大和型ノ主砲ダロウト!』

『潜水艦ノ魚雷カットインダロウト!』

『孫○空ノ龍拳ダロウト!! 我ラニ防ゲヌモノナドナイ!!!』

「…」

『ドウシタ? 怖気ヅイテ言葉モ出ナイカ!』

『ハハハ!! ダガ貴様ラニハ、モウトウニ逃ゲ場ナドナイワ!』

『サア、砲ヲ構エヨ! 艦娘タチヨ!!』

『果タシテ貴様ラハ、ドコマデ我ラニ傷ヲツケルコトガデキr』

 

約束された謂わゆる尺巻き(話がながいよカリバァー)ー!!

 

バシゥウウウ!!

 

『『『『ギャアアアアアア!?!??!!!』』』』

 

溢れ出るかませ臭。知ってた。

 

「だからぁ磯風ちゃん、無慈悲…」

「なに! 気にすることはない!」ドヤァ

 

まあ、原作(というかfgo)でもこんな感じでぶっ放してましたし?

 

不良息子との絶縁(もはや勘当だよカリバー)は、秀逸やった…」

 

さて、これで終わり…でしたっけ?

 

「いや、まだや。…吹雪、準備はえいか?」

『モチロンです! 編成も装備も、全て準備万端ですとも!』

「よぉし…オマエらぁ! 丸太は持ったか!?」

 

全員「イエーーーーーーーイ!!!!!!」

 

「よっしゃああいくぜえええええ!!!」

 

ええ…一体何が始まるんです?

 

???「大惨事大戦だ!」

 

 

 

 

―戦力ゲージ編―

 

いよいよ戦力ゲージボス、ですか…提督たちのことが気になりますが、行ってみましょう!

 

とここで、ボスまでのルートを最短で行くことができる「ルート固定艦」の紹介をしましょう。

 

それは当時の「インド洋作戦(セイロン沖海戦)」に参加した艦艇、その数30隻以上(艦これ実装済みの艦)の中から七隻以上艦隊に加えるというもの。

その艦娘は…各自ググって、ね?(由良さん感)

 

それを踏まえた艦隊編成は…

 

 

〇ステビア「カチコミ」部隊(空母機動部隊)

 

雲龍

葛城

霧島(史実)

瑞鳳

最上(史実)

三隈(史実)

 

阿武隈(史実)

那智

吹雪(史実)

磯風(史実)

鳥海(史実)

木曾

 

 

…カチコミって、嫌な予感しかないんだけど…;

 

さて、鬼気とした表情のまま、艦隊はボスマスへと向かっていきました。

 

 

 

…………………………………………………

 

 

―敵艦隊 接敵―

 

クラス「姫」出現

 

 

 重巡洋艦

重 巡 夏 姫

 

 

『ぢゅううううううう~』

 

…ああ、バカンスしてますねぇ。そういうことですか?

 

『ップハ……♪』

 

………………ド……ドド…ド

 

『…?』

 

ドドドドドドドドドドドドドド

 

―海が揺れていた。

 

まるで、彼女たちの怒りに呼応するように

 

それは憤慨の行進…成功した者への侵攻である。

 

『ーーーーーッ!?』

 

姫は只、震えるしか無かった。

 

それまでの脅威とは比べ物にならない…恐怖、いや絶望が今正に目の前に迫っていた!!

 

『う”おおおおおっ!! 一人だけ休んでんじゃねえええ!!! このリア充があああああああああああ!!!!』

 

社畜提督、心からの叫びであった。

 

『ヴェアアアアア↑!?』

「バカンス棲姫許すまじ! 慈悲はありません!!」

「ドーモ=バカンスサン。ウンリューデス。」

『ヴェアアア↑!? ナンデ? ウンリューナンデ!?』

「稼働全機、発艦始め。」

 

カチッカチッ ヒュー…ボガーン!!

 

『ヴェアアアアア↑!?』

 

うわあ容赦ねぇ…あっ次は決戦支援だそうです〜

 

『ヴェ!?』

 

※決戦支援とは、支援艦隊の一つで、こちらは「ボスマス支援専用」。

道中で大破撤退などしたら無駄になることが多いので、資源への注意が必要。その代わり旗艦がキラキラ状態なら必ず来てくれる(道中はその限りではない。)

 

諸提督、もちろん作者もお世話になりました。

 

 

 

― 支援艦隊が到着しました! ―

 

飛龍「よおーし! いくぞぉ!! …と思ったけど、蒼龍が居ないと調子出ないなぁ? うーん、瑞鶴、何とかして?」

「はいっ! じゃ蒼龍さんのマネしまーす! …んんっ!「行くよぉ!二航戦攻撃隊、発艦はじめっ!」」

『ちょっと瑞鶴ちゃん! それ私なの!?』

「あはい? 似てませんでした?」

『やだぁ〜超似てるぅ〜〜!! ウケるぅ〜!w』

「「wwwww」」

「ええい! 真面目にやりなさいこの女子大生ども!!」

「はーい! んじゃ発艦しまーす!」

「はっか〜ん。」

 

カチッカチッ ヒュー…ボガァーン!!

 

『ヴェアアアアア↑!? ナンデタタカレテルノ??』

「うるへー! 自分の胸に手を当ててみぃ!!」

『スッ…』

「…」

『ワカンナイ★(テヘペロ)』

「やっちめえええええ!!!」

「第一次攻撃隊、発艦始め。」

 

カチッカチッ ヒュー…ボギュグワァーーーン!

 

『ヴ ェ ア ア ア ア ア !?』

 

その日、その海域は核の炎に包まれた。

 

「あ〜アレだね? 空気よめてないヤツが、周りが忙しい時に急に休み出すってやつだねぇ?」

「あー、それやめてほしいよねぇ?」

『アンタもだよ! 蒼龍さん!?』

「テヘッ★」

 

こうして、これでもかと敵を焼き尽くした艦隊は、欧州への航路を急ぐのだった。

 

 

 

 

・・・・・

 

所変わり、ここは艦娘医療室(徳田先生のいる保健室)

 

「さて、これでよし。…かすり傷以外はどこも悪いところは見当たりませんでした。大丈夫ですよ?」

「ありがとう! 先生!」

「よかったねぇ〜? 皐月ちゃん?」

「うん! んじゃあ戻るよ! またね先生!」

「ばいばぁい♪」

「はい、気をつけて? …ふう」

 

「…随分とご多忙のようだな?」

「おや? いらっしゃるのなら声をかけてください、気づきませんでした?」

「嘘つけ、尾行してるのも察知していたんだろ?」

「さて? …それで今日はどのようなご用件で? ガングートさん?」

「別に、用というほどではない。…ただ」

「ただ? 何です?」

「…お前に対して、少し警戒をし過ぎていたようだ。それを断りにきた。」

「おや? 私の魅力に惹かれましたか?」

「違う、茶化すな。…先ほどの会話を聞かせてもらった。」

 

もっと自分を、自分の仲間を…信用してあげなさい?

 

「…ああ? それで?」

「あれがお前の本心か、それはわからんが…少なくとも欺瞞ではないと感じた。」

「だから謝りにきた…と? …っふふ、ふはは!」

「笑うな!? 人がない誠意を込めてるというのに!」

「ははっ、すみません…お気持ちは嬉しいですが、それこそ欺瞞ですよ? あの場はああ言った方が良いと思っただけですよ?」

「…そうか」

「疑っているのでしょうね? 私を…「あそこ」にいた私を」

「やはり…気づいていたか?」

「ええまあ…でも私には、もうどうでもいいことなのです。…貴女にも興味はありません。」

「そう…か」

「ご用件は以上ですか? …結構、ではお引取りを? 私も少々忙しいので。」

「ああ、邪魔したな? …ああ、それと」

「なんでしょう?」

「…彼らの信頼を、どうか裏切らないでやってほしい。アイツの信じているあの者たちを。」

 

それだけ言うと、ガングートは静かにその場を立ち去った。

 

「…ふっ、全く。信頼を裏切る、なんて…」

 

何もない空間を見つめながら、彼は言う…言ってのける。

 

「そも「信頼」とは、双方の信用があって初めて成り立つもの…なら私は違う。」

 

私は…誰も「信用していない」、のだから…

 

全てが虚無であると悟ったように、男はそれだけ言うと、悲しげに空(うえ)を見つめるのだった。




〇宿毛泊地メモver.3

〇コマンダン・テスト
コマさん。フランスの水上機母艦。
当初は日本語がたどたどしかったが、現在は上手く話せるようになった。
日向から瑞雲教に誘われているが、嬉しい反面どうしようか悩んでいる。

妖怪? そりゃ別のヤツだ。

〇皐月
ロリ少女軍団「睦月型駆逐艦」の一人。一応古参勢。
史実でも仲の良かった「文月」と一緒に行動することが多い。

〇文月
睦月型の中でも「超絶カワイイ」少女。
その可愛さは、艦これ界隈でも最大派閥の「文月教」の教祖様に奉られるほど。

フミィィィィィィィ!!

〇飛龍
二航戦で蒼龍の相棒。
少し内気な蒼龍に比べ、勝気で前向き。
いつも一緒にいるためか、蒼龍がいないと「少しだけ」やる気を無くす。

〇ガングート
ロシアの戦艦。2017年春に配置される。
尊大な物言いだが、胸の内は仲間思いの麗人。
徳田先生について、何か知っているようだが…?

―艦娘の一言―(ガングート)

「いつか、真実を打ち明けるのか? …その時、お前は…」

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