ポケットモンスターサンムーンGO!   作:スーパーケロロ

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ユウキ「アローラ!ユウキだよ!今回のポケ問題は僕が出すよ。それでは問題!今回の話でウルトラスペースに来たとき起きた異変はなんでしょう?」
A体が軽くなった
B荷物が消えた
Cモンスターボールが使えない
Dロトム図鑑が動かなくなった
ユウキ「答えは最後に!」



第48話 ついに来たぞ!ウルトラスペース!

ウルトラスペース

ユウキ「ついた!」

リーリエ「ここが・・・ウルトラスペース」

ユウキ「どうしたの?」

リーリエ「思っていたよりきれいな場所で・・・驚いています、でも・・・空気がどんよりとなんだか苦しい・・・」

ユウキ「確かに。」

リーリエ「ウルトラビーストってやはりポケモンさんなのでしょうか、だとしたら、ウルトラビーストさんと呼ぶべき?」

ユウキ「ロトム?どうしたロトム!」

リーリエ「どうかなさいました?」

ユウキ「ロトム図鑑が!」

ザーザー

ユウキ「喋らないし、動かない!さっきまで元気に動いてたのに!」

リーリエ「もしかしてウルトラスペースの影響かもしれません、ここから出ればロトムさんも動くはずです!行きましょう!」

ソルガレオ「ラリオーナ!」

リーリエ「どうした・・の?そこから動くとダメと言う事でしょうか?」

ソルガレオ「ラリオーナ!」

リーリエ「ありがとうね、ほしぐもちゃん。ビーストさんの世界に連れてきてくれて!次は私の番ですね!」

ソルガレオ「ラリオーナッ!」

ユウキ「行こう、ルザミーネさんとグズマはこの先にいるハズだよ!」

リーリエ「はい!」

そして

ユウキ「この先は一本道だな。」

リーリエ「この道を進んでいけばかあさまの所に行けますね。あっ!」

ユウキ「グズマ!」

グズマ「何にも恐れない、むしろ恐れさせてなんぼのスカル団のボス、いわゆるグズマ様だがよ。言わせてもらうぜ。お前ら、バカだな。一体全体どんな手段を使ったのかさっぱり想像つかねぇがこんな所に来やがって・・・どんよりとした・・よくわからんビーストだけの世界・・・あいつを捕まえようとしたんだよ。けどとりつかれてよ・・するとよお!体も!心も!勝手に目覚めてしまってよ!自分が自分じゃなくなるようで怖くなっちまうんだよお!!」

リーリエ「・・・」

グズマ「何にも恐れないスカル団のボスの俺だがよ、あの人は・・・ヤバい!ヤバすぎるぞ!!」

ユウキ「あの人?ルザミーネさんか。」

グズマ「あぁ、ウルトラビーストにすっかり夢中・・・もう誰の言葉も想いも届かねぇ!!」

ユウキ「それほど重症か!」

リーリエ「それでもです!それでも行きます!」

ユウキ「うん、それに僕はプルメリと約束した、絶対グズマを連れて帰るって。」

グズマ「お前、いつからプルメリそんな関係になったんだ?」

ユウキ「と言っても、僕が勝手に言っただけだけどね。リーリエ、先に行こう!」

リーリエ「はい!」

その奥

ユウキ「あれ?この先道がない。それに広いけど広場みたいな所か?」

リーリエ「それにしても誰も居ません?」

ウツロイド「じゅるるるる!」

ユウキ「ウルトラビースト!」

ルザミーネ「あぁ・・・!ウルトラビーストの世界・・・」

ユウキ「ルザミーネさん!」

ルザミーネ「私とウツロイドの愛だけが存在する、なんて甘く美しい・・・真実のパラダイス・・・!!だと言うのに!・・・なんてしつこいのかしら!心底ウンザリしますわね、誰の許しを得て私とビーストだけの美しい世界に来たのです!!」

リーリエ「何を言っているのです!グズマさんはどうなるのです?」

ルザミーネ「もういいのです。だって・・・飽きちゃったんですもの!こんなにも素晴らしい世界にようやく来れたというのに!元の世界に戻ろうと私を困らせるのですよ!愚かにもほどがあります!」

リーリエ「・・・そうやってここでもエーテルパラダイスでも自分の事ばかりっ!」

ルザミーネ「何を今さら・・だってそうでしょう!私は!私の好きなものだけがあふれる世界で生きるの!たとえ、自分の子供でも!どれだけ私を幕っていても!珍しいとされるポケモンだとしても!私が愛を注げる美しいものでなければジャマでしかないのです!そう!私の世界には私の望むものだけであふれていればそれでいいのです!」

リーリエ「ウンザリです!子供は・・親のモノではありません!ポケモンもトレーナーが好きにしていいモノではありません!私も生きています!コスモッグも生きています!モノではないのです!興味を失えばどうなってもいいだなんて、ひどいです!ひどすぎます!」

ルザミーネ「あら、ひどいのかしら?例えばトレーナーも同じ。使えないポケモンは好き勝手にパーティから外すでしょう?不毛な話はよしましょう、とにかくリーリエ、コスモッグを持ち出したのは絶対に許しません!あなた・・・幼い頃は私の言うことを何でも聞いて可愛かったのに、親に逆らうだなんてみにくく変わってしまったのはユウキに出会ったからね・・・ユウキ・・!憎いトレーナー、私とウツロイドの世界にもやってきて・・・許しませんよ!!ウツロイドの能力で!あなたを打ちのめしてみせますわ!!」

ユウキ「リーリエ、後は任せろ。」

リーリエ「ユウキさん!」

ユウキ「ポケモントレーナーはポケモンバトルでわからせなきゃな。」

ルザミーネ「エーテルパラダイスの時とは思わないことね。」

ユウキ「あのボールは?」

リーリエ「ウルトラボール!」

ユウキ「なんだそれ?」

リーリエ「ウルトラビーストを捕獲するためのボールです!」

ルザミーネ「出てきなさい!」

ウツロイド「じゅるるるる!」

ユウキ「ウルトラビーストのウツロイドが相手なのか!」

ルザミーネ「残念ですが違うわ!さぁ来るのです!」

ぐにゅー

リーリエ「かあさま!」

ユウキ「ウルトラビーストと合体した!」

ルザミーネ「ウルトラビーストの力を思い知るのです!」

つづく

 




ユウキ「お待たせポケ問題の答えはロトム図鑑が動かなくなった、でした!次回も見てね!

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