お休みのカミサマ   作:ああああ

6 / 6
今回も駄文でした……しかも遅筆。
他にも終わらせる回答はあったのですが、星を砕く、敵を殺す……どれも物騒だったので不採用として、この結末にしました。

ツッコミどころ満載だと思われますが、大目に見てやってください。
理系に弱い私ではりそすふぇあーとかあともすふぇあーとか分からないです……!
あと今回ちょっと長いです(当社比2倍)




しりとり✌

――エルキア国立大図書館・地下―――

 

 

 ここは図書館の地下。

 空には月が浮かび、月明かりに照らされ輝く砂浜。その先には煌めく海。水平線には幾つもの光が揺らめいている。

 

 そして、砂浜の真ん中には周りの景色から少し浮いている机。その周りには2人の男女。

 

一方は腰の当たりから翼が生えていて、頭上には輪の様なものがある天使のような女性。

もう一方は、黒髪ジト目の子供。一見すると女児だが、少年のようにも見える。

……言うまでもなくジブリールとレストなのだが、様式美のような物だと考えて欲しい。

 

 

 さて、普通に考えればおかしいことに気づくとは思うが……図書館の地下だというのに、月が出ている。おまけに砂浜、海。そういう施設かも知れないが、ここは人類種(イマニティ)の国の設備。残念ながらそこまでの物を再現できる技術レベルには達していないのだ。では何故こんな状況になっているのか?

 これは現在、この場所で『具象化しりとり』なるゲームをしているせいだ。

 

「私を……ここまでっ……」

 

「僕は何故存在しているんだ……?」

 

「……む、無視されるのも……んんっ♡」

「何故……?」

 

 

 あぁ、そうだ。

 2人がほぼ全裸なのも何だか様子がおかしいのも猫耳が生えているのも、全て『具象化しりとり』なるゲームが悪いのだ。

 

 さて、この意味不明な状況を引き起こしたゲームの、これまでをふり返ってみるとしよう。

 ……最も、手に汗握る舌戦も、宇宙規模の攻防も無いただひたすらに地味なゲームだったが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ジブリールが『愛』と答えた後。

 

「い、『稲』……な、何? このむず痒い感じ……」

 

 机に稲が出現する。よく実っている。

 

「ね、……で、では、『猫耳』……わ、分かりません、天翼種(フリューゲル)に恋愛感情などありませんので……」

 

 2人の頭に、猫の耳が生える。カチューシャとかではない。ピクピクと動いている。因みに自分たちの耳は消えていないので、実質4つ耳だ。

 

「!? ……み、『水』……」

 

 空から滝のように水が降ってくる。レストがそうイメージした為だ。

 それは言った本人であるレストの頭上に現れ、重力に従って落下してくる。

 

「うわぁ!? つ、冷たッ!?」

 

「大丈夫ですか!? ってなんで私は人類種(イマニティ)の心配など……人類種(イマニティ)の体は貧弱です。あまり無茶をなさらないで下さい……」

 

「う、うん、ごめん……あれ、何で僕謝ってるの?」

 

「こ、これが愛の効力かと。現在私達は恋人同士のような感情に……恋人……!」

 

「こい、びと……! ……はっ!そ、そういうことか、意思を強く持てば……じ、ジブリール、次」

 

「い、意思を強く、ですね。では、『砂時計』」

 

「……い、い、『漁火』」

 

「これは……」

 

「あぁ、懐かしい……これは昔、獣人種(ワービースト)の領土で見たことがあるんだけど……なかなかどうして、綺麗だよね…」

 

「……そうでございますね……」

 

 

『漁火』

 

 漁の際に、魚を集める為に焚く火の事をを言うのだが……。昔レストが見た光景そのままに出現した。

 この一言によって、図書館らしい本に囲まれた風景は消え去り、冒頭の景色が現れた。

 ついでに強く持った意識も消え去った。

 恋は盲目、という事なのだろうか? 真相は本人達にしかわからない。

 本人達も恐らく、いや絶対分かっていないだろうが……。

 

 

「ふむ……せっかくの海ですし、どうせなら、『ビキニ』」

 

「服の下にビキニ着て何がしたいのさ。というか何で僕にも……に、に……『荷物』」

 

 空から、小さなポーチが一つ落ちてくる。

 

「おや、可愛らしいポーチですね? それが貴方にとっての荷物ですか? 『釣り竿』」

 

「これは……! あはは、懐かしいなぁ……『狼』…うわ! っとと、あはは、くすぐったいよぅ……」

 

 レストは、現れたポーチを大事そうに抱きしめる。

 縁のある物なのだろう、満面の笑みだ。

その次に現れた狼が、レストの方へと駆け出し……

 その次に現れた狼がレストの方へと駆け出し、顔を舐めだした。狼と子供がじゃれあっている何とも微笑ましいやら恐ろしいやらの光景がジブリールの目に飛び込んでくる。

 

「……っ!?」

 

 

 ……ジブリール的に、何かクるものがあったのだろう、顔を赤くしながらも、笑顔で見つめている。

 その様は正しく天使と言っても差し支えない程の美しさだ。……口から涎を垂らしていなければ。

 

 

「じ、ジブリール? 30秒経っちゃうし、涎が凄いことに……」

 

「……はっ!? あ、え、えぇと、『ミルク』」

 

 

 机の上に、コップに注がれた牛乳が現れる。ホットミルクのようだ。

ホットミルクの様だ。

 

 

「く、『熊』……うわぁ!? んむぅ!? こ、こら、僕の上に乗るんじゃ……ひゃう!? く、くすぐったいってばぁ!」

 

 先程の狼とレストがじゃれあっている所に、クマが参戦した。体格差もあり、最早レストがエサにしか見えない。実際はクマもじゃれついているのだが……

 

 

「……!?(……こ、この胸の高鳴りは一体……?)少し暑いですね……そうは思いませんか?『真っ裸(まっぱ)』」

 

 

「っちょ!? わぁー!? なんで自分から脱いでいくの!? ……ぱ……パンツ! 『パンツ』! こ、この変態……」

 

「……おや、お気に召しませんでしたか?……ふふっ、では、『土塊(つちくれ)』」

 

 

ジブリールはそう言うと、口に手を当て蠱惑的な笑みを浮かべる。これはレスト的に何かクる物があったらしく、視線が釘付けになっている。心なしか頬も赤い。

 

「……。……って、お気に召さないわけじゃないけど、僕も脱げちゃってる……ぶっ!?む、胸!隠そうよ!」

 

「……な、なんと…男性体だったのですか?私としたことが、性別を見誤っておりました……ふふっ、それに、私の体で劣情を催す人類種(イマニティ)がいるとは、驚きです♡」

 

「み、見たなぁ……べ、別に劣情なんて……」

 

「体は正直、でございますよ?……さ、次の答えをどうぞ。そろそろ30秒が過ぎてしまいますよ?」

 

 

ジブリールは一体何を見たのか?一体ナニを…

さて、ここまでのしりとり、実に平和的だ。相手を継続不能にするべく酸素を奪ったり、岩石圏(リソスフェア)を消したりしていない。

非常に平和的で、いつまででも続きそうな気配すらある。

……だが、平和というものはいつまでも続かない。

 

「…………。『劣情』!」

 

 

この言葉により、ゲームは終息へと向かっていく。

結末は酷く単純で、当人たちが予想もしないものだった。

 

 

「ひぁ…っ…♡な、に……?」

 

唐突に、ジブリールが艶かしい声を上げる。

自分の体に起きた変化に、理解が追いついていない様だ。

 

「な、こ、この体の疼きは…ぅんっ!」

 

「ふぅ………僕は、何をしているんだろう……」

 

対称的に、レストは全てを悟りきった……まるでどこぞの仏様ような顔をしている。

 

「わ、私を……ここまでッ……ぁっ♡」

 

「僕はなぜ存在しているんだ……?」

 

「はぁぅ……む、無視されるのも……んんっ!」

 

 

先程までは、二人の間にきちんとしたコミュニケーションが成立していたが、今ではまるで意思疎通ができていない。ジブリールに至っては新たなる扉を開きかけている。

 

……所で、“賢者タイム”というものをご存知だろうか?

詳しく書くとR15は保険、というものが保険でなくなってしまうため簡潔にまとめると、出してスッキリしたらなんかこう、虚無感や眠気に襲われるという物で、

これは脳内で性欲の制御をするホルモンが大量に分泌されるため起こる現象だ。

 

さて、現在レストは“劣情”が消えた。つまり“性欲”が無くなった状態にある。

……そう、レストは……今まさに賢者タイム、猛烈な虚無感、後悔、眠気とのバトルを繰り広げているのである。

 

「僕……何で……はぁ……」

 

「んぅぅっ……こ、こんな感覚……味わったことが……!」

 

対してジブリールは、『愛』と言ったことでレストへの恋愛感情は持っていたが、自らがその感情を理解出来ていないため、その感情を深く知ろうとする“好奇心”で満ち溢れていたのであって、“劣情”は持ち合わせていなかったのだ。更に言えば、アルトシュへの忠誠はあれど、劣情など抱いたこともない感情。

しかし、レストが劣情と言ったことでレストが抱いていたのと同程度の劣情がジブリールへと出現する。

 

その訳の分からない感情に困惑しているジブリールが、更に抱いた事も無い感情を上乗せされた結果……

 

「あれ、なんか、い、い?うへ、うぇへへ……んっ♡」

 

こうなった。もういろんな感情がごちゃ混ぜになって思考回路がショート寸前である。

元から弾けてると言えばそれまでなのだが、それから更に弾け飛んだ、という事だ。

 

 

……さて、ここで一つ、ルールの確認をしよう。

 

一つ、既出の回答をする。

一つ、30秒間答えない。

一つ、継続不能。

 

 

現在、ジブリールは未回答。

経過時間は……28秒。本人は……

 

「うぇへ、うぇへへ、これは未知の感情……本で読んだことはありますが、実際これ程までとは……じゅるり……」

 

この様子。時間は刻々と過ぎ……

 

 

29、

 

 

 

 

 

30。

 

 

 

30秒経過したその瞬間、レストの勝ちが確定し、

ジブリールの敗北、並びに図書館の明け渡しが確定した。

展開されていた空間は元に戻り、本に囲まれた図書館らしい様相を取り戻した。

 

「僕は……はっ?」

 

「うぇへへ……へ?」

 

本人達は全く締まらない様子であったが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……。」

 

「……。」

 

 

先程までゲームをしていた机。

その前の椅子に、2人は向き合って座っていた。

二人の顔は赤く、照れているのか恥ずかしいのか、互いに言葉を発する事が出来ずにいた。

 

「まさか、人類種(イマニティ)に負ける日が来ようとは……」

 

先に開口したのはジブリールの方だった。

 

 

「いや、まさか本当に勝てるとは……無理やり自分を鼓舞した甲斐があったかなぁ……あははは……」

 

「こんな勝ち方前代未聞です……あ、でも途中の感情はもっと知りたいですね、うぇへ、うぇへへ……!」

 

「い、いや、詰め寄ってこられても僕には無理っていうか……ほら、僕人類種(イマニティ)だから、ね?」

 

 

「……ゲーム中とはかなり違いますね。やはり愛の力、という物なのでしょうか?」

 

「さ、さぁ?僕そういう経験無いから……とにかく、この図書館は僕のモノになったってことでいい…よね?」

 

 

レストがそう聞くと、ジブリールの顔に影が差す。

 

 

「……そう、でございますね。では、盟約に従いレスト様にこの図書館の所有権をお譲り致します。敗者の私の処遇は、レスト様にお任せ致します……」

 

「うぇ?」

 

レストに処遇を一任する。つまり…この天翼種(フリューゲル)のこれからを全てレストが決めるということ。なにそれ聞いてない。

レストはそういう事が凄く苦手である。凄く。

どれくらい苦手かというと、何をやってもいいと言われたら逆に何もせず過ごすくらい苦手である。

我が無いとでも言ったところか。

 

「い、いやいや、別にここにいてくれれば……僕は頻繁に来るわけでもないし、それに僕だけじゃこの大きさ、手入れできないよ?」

 

「……ですが」

 

「勝った方が負けた方の処遇を決めるなんて言った覚えないんだけど、僕が決めるん…だよね?じゃあ、所有権は僕だけど、君は今まで通りここにいる……司書さんだね。けど、一般開放位はして欲しいかなぁ……それに、命をとるゲームはダメ。それでいい……かな?」

 

「……随分と甘い判断を下されるのですね。私を追放する、又は奴隷や畜生と同等に扱うかと思っておりましたが……」

 

「そ、そそそ、そんな酷いことは出来ないよぅ!?あ、嫌なら勿論お家に帰ってもらっても「承りました。貴方様の決定に従います。」……えっと、どうしたの?そんなに畏まって…」

 

急に自分の要件を飲むと言われ、若干困惑しているレスト。ちょっと前まで首狩り族だの戦闘狂だのと思っていたのは気のせいだったのか?と自分を疑い始める。

いや、神殺しの尖兵だぞ、油断したら死ぬぞ、機嫌損ねたら負けだぞ。あ、盟約で守られてる!と自分自身に複数回言い聞かせている。

 

「……因みに、どのような本をお探しで?」

 

「えっと……『猿でもわかるチェス入門』と、『人類史』、だね。」

 

「チェス、でございますか?何故そのような……」

 

「うーん……いや、ちょっと借りてきてって言われたから。それに……遊びの神様に一泡吹かせたいからさ…あっ。あはは、いや、ごめんね忘れて?いや忘れて?ほんと。」

 

自分が人類種(イマニティ)に偽装しているということを忘れて、ついテトに勝ちたいという本音を零してしまうレスト。

慌てて取り消そうとしているが、時既に遅し。口は災いの元なのだ。気をつけよう!

 

……しかしジブリールにはこうかが ばつぐんだった。

 

 

「神を…倒すという事ですか?人類種(イマニティ)の身でありながら……。あぁ、亡きマスター、我らを創り給うた今は亡きアルトシュよ……」

 

「えっ?」

 

「遂に私は我等が仕え、我等を従えるに相応しき、新たなるマスターを見つける悲願を果たせました……」

 

レストは今更気づいた。

はい、僕神ですが!あっはっはー!ごめんね☆

などと言える雰囲気ではなくなってしまったことに。

ジブリールはレストに向かって、祈るように両手を組み、仕えるとかどうのこうの言っている。

空からは白い雪のような物がキラキラと降り注いでいる。

主従の儀式か何かだろうか。

 

「……え(やばいやばいやばいどうしようバレたら死ぬここまでマスターの儀式っぽいのさせといて人類種じゃないです神霊種ですなんて言ったら絶対死ぬあぁ神霊種でごめんなさい騙すつもりはなかったんですただあんまり無闇矢鱈と出歩くと力が漏れたら大変だから偽装してたんです本当にごめんなさいごめんなさいごめんなさい)ごめんなさい……!」

 

「……あの、どうされたのですか?突然土下座なされて……」

 

土下座。それは古来より伝わる最上級の謝罪方法。両手両足、そして頭を地に着け許しを乞うという物。

そんな物を突然見せつけられては、ジブリールとしてもどう反応すればいいか困るのは当然である。

 

「儀式の途中なのは分かってるんですでも僕そんな誓いを立てられるほど立派な者じゃないっていうか、そもそも天翼種を従えられるだけの力なんてアルトシュ君と違って持ってないっていうか本当にごめんなさい僕人類種じゃなくて神霊種なんです、騙すつもりとか本当に無かったんですただ「レスト……神霊種……!」ひぃぃぁぁ!首は!首は!僕の首とっても価値なんてこれっぽっちも!「アルトシュ様……遂に、見つけることが出来ました。」……ぇ?」

 

「アルトシュ様は、レスト様の事を大変評価されておりました。『奴は弱い。だが、――強い。』と。当時の私達は意味が分かりませんでした。それは矛盾している、と。ですが、今日のやりとりで分かりました。……貴方は、心がお強いのですね。貴方にお会いできて嬉しいです、レスト様。」

 

 

……あれ?なにこれ?僕助かったの?

これはレストの心の中の叫びだ。

襲われると思ったらアルトシュの名前を出されてベタ褒めされ、心が強いとか何とか。何故ここまで褒めちぎられているのか?

もう訳が分からないから、早く本持って帰りたい。これがレストの本音である。

 

「マイマスター、マイロード。十六種族(イクシード)位階序列第六位、天翼種(フリューゲル)。十八翼議会が一対、ジブリール……我が全てはマスターの物。

その意思の礎として下されば、至上の悦びにございます……」

 

 

突然の主従契約。

余りの出来事に容量超過(キャパオーバー)したレストは目を回して倒れた。

それを介護するジブリールが居たとか居ないとか。真実を知るのは彼女のみである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――ディスボード・キングの駒・天辺―――

 

 

 

「あっははははは!!『くびはー、ぼくのくびなんて、これっぽっちもー』……っぷっ!あはははは!」

 

「ゔー……分かってて行かせたでしょ、テト。」

 

「何のことかなぁ?それに、天翼種(フリューゲル)のゲームに勝って従えたんでしょ?良かったじゃないか!」

 

「良くないよ…」

 

 

目を回してから少々経ち、何とか意識を取り戻したレストは、いつの間にか何処かへ消えていたジブリールに置き手紙を残し、本を借りて戻ってきた、という訳だ。

 

 

「ちゃんと本も持ってきたし……なにより、初勝利、おめでとう。今の気分はどうだい?」

 

「あ、あれを勝利って呼んでいいのかなぁ……で、でも、気分は悪くないかな。」

 

「そうそう!その気持ち!その気持ちが味わいたいから、僕はいつもキミに勝負を挑むんだよっ!」

 

「僕はサンドバック的扱いなのね……でも、何時かはテトにも勝つ。……と、思う。」

 

「ハッキリしないなあ、勝つ!位言ったらどう?」

 

「だって、あと何年かかるか分からないっていうか……ねぇ?」

 

「そうだね、僕に勝つにはあと何百……いや、何千年いるのかなぁ?」

 

「そこまで!?」

 

「ほらほら、早くそのチェスの本読んで勉強しないと!僕に勝てないよ?」

 

「いつか絶対吠え面かかせてやる……!」

 

 

テトとレストがいつものように駄弁る。

そして、今日はチェスをやる様だ。

 

「これは……こっち?」

 

レストが考えた手を、

 

「そこだとこうしてこうされる。悪手だよ?そこはこうするのさ!」

 

テトが修正し、

 

「へぇー……なるほどね」

 

レストが学ぶ。

 

 

「……僕に並び立つ位…強くなってくれるかな、レスト」

 

「何か言った?」

 

「ううん!何にも!あぁ、また悪手。そこはこうじゃないかな?」

 

「はぇー……」

 

 

 

 

唯一神(テト)は夢見る。

何時か自分の友達(レスト)と共に、『 』(くうはく)とゲームが出来たら。そしてそのゲームで勝てたら。いや、勝つ。もしできたとしたら、

どれほど嬉しいだろうか。どれほどの達成感だろうか。

彼はその夢を果たすべく……

 

 

「あっチェックメイトされてる……」

 

「どうやったらそうなるのかなぁ……?ほらもう一回!」

 

 

今日もゲームを続けている。

 




自問自答を繰り返したもの(この結果遅れました)


賢者タイムは出すもん出したらだろ!
→賢者タイムという事に……一応出してはいませんが、脳内物質が出て抑制→賢者を、
性欲その物がなくなって抑制→賢者、という事で無理やり解釈しています。

イメージにあるものしか具象化できないよね?愛とか劣情とかなんなん
→そこが独自設定、となっております。
言われてあとから気づいたんですごめんなさい何でもしますから

ジブリールはこんなのじゃない!〇ね!
→ごめんなさい。表現しきるには力不足です。
ごめんなさい。

つまらなくないか?
→ごめんなさい。

ポーチなんだよ?
→思い出の品、です。

ワービーストが漁火使ったってほんとぉ?
→独自(ry
わ、和風だしいいかなって……

展開めちゃくちゃ
→僕の頭じゃこれが限界ですごめんなさい

具象化してるのスルーしてるのあるだろ?
→多少のスルーは見過ごして下さい!オナシャス!
でも確かにそこに出現しています。

劣情抱いたことないの?ジブリールが?
→どく(ry
ピュアっピュアのジブリールですね!
但し首は取ります

アルトシュの下りなんやねん
→大戦以前にちょこーっと交流がありました。
癒しと戦、なにか思う所があったのか割と仲良くなり、あの評価です。オリジナルです。独自(ry

『 』達がフリューゲルのマスターになるルートが潰えましたが……?

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