では本編です。
今タルト達の目の前にはぷにぷにしたスライムが一体いる。こちらのようすをうかがっている。
「今まで出てきた魔物は全部吸っていたからな。はじめての戦闘だぜ」
「そんな事より早く倒してよ。」
「ワンワン」
スライムの攻撃
タルトの顔に体当たり
タルトはスライムとキスしてしまった。
「むぐうう」
「あああああああ、タルトのファーストキスが、とられた」○| ̄|_
「なんだこいつはなんで。うう、ぺっぺ」
「ねぇ、なんかあのスライム光ってない?」
「ぺっっっぺ、んあ、本当だ。でもなんで?」
そうタルトとのキスが終わった瞬間にスライムは光っていた。
ぼひゅん
そんな音がした。
「「ウン?」」ゴシゴシ
二人して眼をゴシゴシした。今まで目の前にいたのはスライムだ。だけど、今目の前にに見えるのは明らかに子供だ。小学生3年生くらいの身長で髪は水色瞳は黒い色をした美少年だった。
「やっとにんげんになれたー」
言葉は片言でまだ上手くいえていない。
「君は、さっきのスライムでいい、の、かな」
タルトがそう聞く
「そうだよー」
「なんで、変わったのかな?」
「タルトさんにキスしたからー」
「なんでキスしたの?」
「人間になりたかったからー」
「なんで、人間になれるとわかったの?」
「口から人間エネルギーが出てるからー」
実はタルトの体は今のところ2種類のエネルギーを出すことができる。1つは、聖なるエネルギー、これは右手からでる。もう1つは、人間エネルギー、これは常に口から出てる。これを吸収すると生きているものなら、なんでも人間にしてしまう。恐ろしい。
「うーん、なんで人間になりたかったの。」
「強いて言えば、人間になって人間の生活を楽しみたかった。からですかね。」
「待って、君さっきと口調ちがくない?」
「人間になるとある程度まで脳がいっきに進化するようです。」
「そ、そっかわかった。じゃああっちにいっといで。」
「わかりました。では」
そう言うと(元)スライムは村の人がいる方に走っていった。
「世の中変な事が起こるね。」
「そうだね。」
「ワン」
「いい加減上目指しますか。」
「そうだね。」
なんやかんやで途中の敵をすべてイシの大剣ですべてをなぎ倒していった。途中にいた子供も敵をあっさり倒して頂上に着いた。道中は右手を使っていない。経験値も普通に入った。
「言い眺めだね。タルトここまで世界って大きいんだ。」
「そうだな。」
「うん」
眺めを見ていると、タルトが真剣な顔つきでエマの顔をみる。とその時、空から鳥型の魔物がやってくる。
「くぇえええええええ」
「なに!」
タルトはそれを避けることに成功したがエマに攻撃が行ってしまった。
「きゃああああ」
「エマ」がしぃ
ギリギリの所でタルトはエマのてを掴んだ。ただし、掴んだ手が悪かった。両手で掴んだのだ。エネルギーの吸収も放出もできない。
「ヤバイ。鳥が来る。」
(お願い頼む。勇者のちから)
「デインンンンンンンンンン」
その時奇跡が起こった。なぜかスキルアップもしていないのに雷が起きる。鳥の魔物に雷がおち下に落ちていく。
「あ、危なかった~」
「確か、に」
二人は呼吸を見出しながら休憩する。
「なんで雷が落ちたんだろう。」
「ああ、それはこの左手の能力だと思う。」
「左手の?と言う事は勇者の力?」
「そう。勇者の力には雷が備わっている。」
「へ~」
「うん」
二人の間に沈黙が流れる。
「「ねぇ」」
言葉がだぶる。
「「お先にどうぞ」」
まただぶる
「俺に言わせてくれ。」
「いいよ」
タルトは息を吸い込む。
「エマ」
「はい」
「俺はエマが好きだ。いつ好きになったのか自分でも分からない。でも心のそこから大好きなんだ。
エマの顔が赤くなって行く。
「私も好き。実は私も言おうと思ってたんだけど。タルトも同じ事考えていたんだね。」
「幸せにする。ぜったいに」
「楽しみにしているからね。」
二人は顔を近づかせる。
山の上の風は強く吹いている。
読んでいただき有難うございます。
本当はスライムの話はここ出すつもりはなかったです。
ですから男の子にしました。
主人公は大剣つかいです。個人的に片手剣は使いずらいイメージがあるのでそうしました。ゲームでも使っていたのも理由です。
うまく表現できなくてイライラしてしまいます。
今回デインンンンンンンンンンが落ちたのは奇跡です。
(設定考えるのがだるかったと言うわけでは)ないです。
質問とう御座いましたら、感想の方へ