それでは本編どうぞ
その日は晴れだった前日の大雨が嘘のような晴れ具合だった。そんな晴れの日に小川で釣りをしているおじいちゃんがいる。
「なかなかつれないのー」
昨日の雨のせいで大部分が下流に流されてしまったようだ。そんな感じでのんびり魚釣りをやっていると。何処からともなく赤ん坊の声が聞こえる。
「オギャアオギャア」
「どこじゃどこにおる」
探していると川の上流からどんぶらこどんぶらこしながら、籠が流れてきた。おじいちゃんが急いで川に入りその籠を取りに行く。
「なぜ、こんな所に赤ん坊が流れてきたんじゃ。」
そう言うとおじいちゃんは赤ん坊を抱き上げる。
「む。こんな所に手紙を置いとる。ふむ。
これは使命なのかも知れんな。」
赤ん坊を持ったまま家に帰った。
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16年後
びゅーー
ここは、木の上。一人の少年が赤いバンダナを持って木の下に降りる。
「お前、バンダナ飛ばしすぎなんだよ。何回飛ばせばすむ。」
「ごめんごめん。タルト、でもまだ82回目だよ。」
「何が、"まだ"だよ。もうの間違いだろ。いい加減にしろ。エマ。」
「はーい。そんな事より早くいかないと怒られるよ?」
「お前のせいだよ 。」
そう言うとタルトはエマを、追いかけた。だが、エマは逃げる。それにルキがついていく。
「ほらほらこっちだよ。おいで〰️」
「あっ、バカそっちは、」
エマは崖から落ちそうになった。するとタルトが左手をかざしてエネルギーを出す。するとエマはまるで壁にぶつかったみたいに空に浮いた。
「ごめん、ありがとうタルト。」
「お前、よく危ない目に会うよな。」
「別にいいもん。」
「なんでだ?」
「だってタルトが守ってくれるでしょ。」
「………………ぁぁ」
「あ。顔赤くなった。かわいいーー」
「うるせーもう行くぞ」
「はーい」
タルトはこの16年の間に自分の能力を完全に把握していた。
1つ、相手の生命エネルギーを吸いとる。
2つ、エネルギーを放出する。
3つ、形はなんにでも変わる。
4つ、ちょっと吸引がある。
5つ、どちらとも距離制限ない。
以上の能力を16年かけて見つけた。まあ。4つ目がなかなか気づかなかっただけだけ。
(ちょこちょこエネルギーを色んな奴から奪ったからな)
考え事をしながら歩いていると。いろんな人から声をかけられる。
「もう二人とも16年たったのか早いな」
「おめでとう二人とも」
「さっさと帰って来て酒のもうぜ」
「エマ~結婚してくてー」
「ごめん無理~」
「そんなー」
橋に近づいていくとそこにいるのは。タルトの母ペルラにエマの祖父ダン。
「タルトあんたが道中エマちゃんを守ってあげるんだよ。」
「大丈夫だよ。」
「ではタルトエマを頼んじゃぞ。」
「けがは、させないから」
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ひゅーーーー
(この岩大きいな。と言うか危なくね)
「我ら イシの民
大地の精霊と共にあり。か、今からこの岩昇るけど落ちたらどうするんだろうね。絶対危ないよ。」
「俺も今同じ事を考えてた。」
「そっか」
「なぁ、エマ」
「な、なに」
「これを一緒に昇ったら言いたいことがある。聞いてくれるか?」
「い、いいよ」
「じゃあ行くか」
あるきだそうとすると目の前にぷにぷにしたスライムがくる。
「こんな所に魔物だと。」
「早くなんとかしないと」
「俺に任せろ」
「ワン」
読んでいただき有難うございます。
ゲームないで出てくるセリフなどを代えさせて行く予定です。ルキのこと最後まで忘れてました。それが理由でルキのセリフがすくないです。
感想などいただけるとありがたいです。
では、