fate/stay night 夢よ永遠に   作:fate信者

8 / 51
すいません。
前書きは書くことが本当にありません。
有るとすればFGOで20連で爆死したぐらいですね。



姉は食材にも優しい

「衛宮イリヤスフィールです。イリヤとお呼び下さい。お兄ちゃん、お姉ちゃん」

 

私と士郎は驚きを隠せずにいた。

士郎はお兄ちゃんと言われ驚いている。

私はイリヤスフィールが切嗣の子供だったと言う事に驚いている。

 

「士郎、アルトレアさん。イリヤと仲良くしてやってくれないか?」

 

切嗣の言葉に私達は意識をイリヤスフィールに戻した。

イリヤスフィールは、再び優雅に礼をして、微笑みかける。

 

「よろしく。俺の名前は衛宮士郎」

 

「私の名前は衛宮アルトレアです。イリヤスフィール、よろしくお願いします」

 

私達も自己紹介をする。

その光景を見ていた切嗣は笑顔だった。

 

「さて、自己紹介も終わった事だし、何か食べに行かないか?」

 

切嗣の言葉で台所の魚のことを思い出した。走って台所に向かう。

台所に着くと、台所の魚は無念の戦死を遂げていた。

焼き魚達は、闇のように黒い炭に蝕まれた。

私は台所で膝をつく、助けられなかった。私は魚たちを持って、庭に行き、穴を掘り、庭に埋める。

食べられないなら、せめてこの子たちに安らぎを……

私は魚たちの魂に別れを告げ、台所に戻る。

 

「アルトねぇ」

 

「アルトレアさん」

 

「お姉ちゃん」

 

三人は私を見て驚いている。

…はて? 私は何か可笑しな事をしたのか?

 

「シロウ、切嗣、イリヤスフィール。私は何処か可笑しいですか?」

 

私は自分の可笑しな所が解らなく、士郎たちに聞いた。

 

「可笑しな所は…ねぇ」

 

「そんな所は…なぁ」

 

「ちょっと…ね」

 

士郎たちはうやむやな言い方をしている。

 

「シロウ! 切嗣! イリヤスフィール!遠慮しないでください!思った事を口にしてこその家族でしょう!?」

 

私は半ば怒鳴りながら言い放った。

 

「わかったよ。アルトねぇ」

 

「そこまで言うなら……」

 

士郎と切嗣は、私の勢いに気圧されたのか口を開いた。

 

「アルトねぇ。焦げた魚を庭に埋めるなんて可笑しいと俺は思うんだけど」「「うんうん。」」

 

士郎の言葉に、切嗣とイリヤスフィールは肯定しながら、首を縦に振った。

 

「別に良いではないですか! 食べられないからそのまま捨てるなんて、あんまりだと思います」

 

私は食べ物の気持ちになって答える。

食べ物は食べて貰いたい筈だ。だから、食べられないまま終わるなど食べ物たちにとって最大の屈辱だ。

確かに、決して食べてあげられないモノは確固として存在する。

だけど、私は…叶うのなら、食べ物たちを救ってあげたい。

その心に嘘偽りなど一欠片程もない。

 

「それはそれとして、なんで焦げた魚を埋めるかな?」

 

「私は食べてあげられなかった食材たちの為に、せめて安らぎを与えようと土に埋めたのです」

 

士郎達に訴えかけたが、苦笑いをするだけだった。

私はそんな三人の態度が不思議でしょうがなかった。

 

「まぁアルトレア先生の講義はここまでにしておくとして……今からご飯を食べに行こう」

 

「そうだな。」

 

「早く食べに行きましょう。私お腹ペコペコだから」

 

切嗣の提案を士郎とイリヤスフィールは肯定する。

私としては、まだ、話が有るのですが、取り敢えず食事のことを考えましょう。

 

「さて、何処に食べに行く? 無難にハンバーガーかな?」

 

切嗣はとんでもない事を言ってきた。

ハンバーガーとは、簡単に言うと、パンズに肉や野菜を入れた簡単な料理…サンドイッチの仲間だ。

ハンバーガーは人気の食べ物だが、私としては雑な料理は苦手なので、その美味しさは良く解らない。

 

「キリツグ…ハンバーガー以外のモノを食べに行きましょう」

 

私は切嗣に提案をする。

私としてはハンバーガーより士郎の手料理が食べたいです。

 

「わかったよ。じゃあ、何を食べに行こうか?」

 

「なぁ、爺さんたちが迷惑じゃなかったら俺が作っても良いかな?」

 

本当に絶妙なタイミングである。

切嗣は最初驚いていたが、「じゃあ、お願いするよ」と穏やかに言った。

切嗣の言葉を聞いた士郎は嬉しそうだった、見ているこっちも嬉しく思える程に。

それからの士郎は早かった。

台所に行き、料理を作り始める。幸い、台所には味噌汁とだし巻き玉子が既に完成していた為に後はメインを作るだけだった。

 

「さてと、やっぱり魚を焼こうかな。爺さんはハンバーガーで済ませそうとしてたからな。たまには魚を食べさせないと」

 

士郎はそんな事を言って、魚を焼く。魚はちゃんと四人分だ。

 

「皆、出来たよ」

 

そう言って士郎は四人分の食事を持ってきた。

今日のご飯は焼き魚に味噌汁にだし巻き玉子ときんぴらごぼう、そしてご飯と言う完全に和食である。

これは小さな子供が作ったとは信じられない出来だった。

 

「士郎、凄いじゃないか!」

 

「お兄ちゃん、凄い!」

 

切嗣とイリヤスフィールは士郎の料理を誉める。

誉められた士郎は笑顔だった。

 

 

 

食事が終わり、皆で食後のお茶を飲んでいる時に

 

「爺さん、俺も魔法使いになりたい」

 

と…士郎が一言言った。




タイトル通りに食事をしましたが
なんかな~
終わりが何か変だったな~
やっぱりfateを全てもう一度見直さなくては!
次回は書くの遅れるかもしれません
それでは次回

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。