fate/stay night 夢よ永遠に 作:fate信者
最近FGOが楽しくてヤバいfate信者です。
そして、バトスピも始めたfate信者です。
何故か?僕の周りでバトスピが流行っているので僕も初めて見ました。
では、どうぞ!
切嗣から魔術回路を移植してから今日でちょうど四日目。
その間士郎はずっと寝ています。
流石に四日目ともなると切嗣やイリヤも心配しています。勿論私も……
「切嗣、いつになったらお兄ちゃんは起きるのかな?」
彼女の言葉は士郎を心配しての一言だった。
だが、その一言で更に空気が重くなった。
「そう、だね……」
切嗣も何と言って良いか解らないらしい。
「キリツグ、イリヤ、士郎の部屋に行って来ます」
そんな中、私は席を立ち士郎の部屋に向かう。
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そして、士郎の部屋に着いた私は、無駄とは分かっていながら、三回ノックする。
『どうぞ』とも『良いぞ』とも返って来なかった。
私はそのまま士郎の部屋に入る。
『お邪魔します』と言ってから…。
士郎の部屋に入った私が最初に目にしたのは和室の真ん中にある布団と士郎だ。
士郎の部屋は基本的に片付いています。
と言いますか、士郎の部屋には布団と机しかありません。
私は士郎の眠る布団へと一歩、また、一歩と向かっていく。
士郎の布団の横に腰を下ろし、顔を覗き見る。
士郎の寝顔は今まで見てきた中で一番満足そうな顔をしています。
それは、魔術回路を移植して家族を守れる事を嬉しく思っているのでしょうか?
もし、そうなら私は嬉しい。
ですが、その為にも士郎には早く元気な顔を見せて欲しい。
今まで士郎には沢山迷惑をかけましたね。
今もそしてその前も貴方には助けられ続けました。
その時の事を思い出すと自然と涙が出てくる。
「士郎、早く目を開けてください……!」
彼女の言葉は静寂の中に溶け込んだ。
そして、彼女の耳に聞き慣れた少年の言葉が聞こえる。
『大丈夫だよ。セイバー』
そして、彼女はそのまま意識を手放した。
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「ア………ねぇ! ア…トねぇ!!」
誰かの声が聞こえる。
私はその声を知っている。否、今まで聞き続けた声を忘れるワケがない。
その声は……。
「アルトねぇ! 起きてくれ!!」
ーー嗚呼、士郎。
「士郎、おはようございます……!」
彼女は最高の笑顔で少年に挨拶をする。
その笑顔は万人が見れば万人が恋をするだろう。
其ほど迄に彼女は美しかったのだ。
彼女は少年の布団から出て、自分の部屋に戻る時に何を感じたのか自分の部屋ではなく、居間に向かった
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縁側で切嗣が空を仰いでいた。
私は、何処か寂しさを纏わせた背中をしている彼の方に歩いていく。
切嗣の隣に座っても彼は何も話さない。
私は空を見る。
其処には満点の星空。
その空には月が美しく輝いている。
私はこの光景に目を奪われた。
「アルトレアさん」
切嗣が言葉を発した事によって、私は彼に視線を向ける。
「どうしました?」
私が言葉を返すと、切嗣は真剣な表情でこう言ってきた。
「今度こそ教えてくれないかい?君が誰なのか」
最近書くことが無くなってきました。
多分、次の話で一区切り着くと思います。
そして、fate編です。
ウオォォォォォ頑張るぞぉぉぉぉぉぉ。
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