fate/stay night 夢よ永遠に 作:fate信者
もう、眠い。
FGOをしないと!
では、どうぞ!
そして、待ちに待ったお昼です。
ーーむっ! これだと私が昼食を楽しみにしているみたいですね。
まあ、間違っていないので良いです。
さて、切嗣を起こしに行きますか
私は切嗣の部屋に向けて歩き出します。
~~~
さて、肝心の切嗣は大丈夫でしょうか?
「失礼します…………キリツグ?」
私は切嗣の肩を揺すりますが、起きないので最終手段を使います。
私は切嗣の布団を部屋の隅に投げ飛ばした。
切嗣は温度の変化によって目を覚ましたようです。
「おはよう、相変わらず『素晴らしい』起こし方だね……」
「はい、おはようございます。それだけ言えるのなら、お身体も大丈夫なようですね。」
一仕事終えた私は、一足早く居間に向かいます。
居間に着くと、士郎とイリヤスフィールが先に昼食を食べていました。
「あ、アルトねぇ、悪い。先に食べてた。余りにもお腹が空いてたからさ、つい……」
士郎は申し訳無さそうにそう言った。
ーー士郎、別に気にしませんよ。
そんな事を気にしてたら、姉としてやっていけません。
「今日は朝早くから頑張ってましたからね。」
私がそう言うと士郎は顔を綻ばせて、えへへと笑った。
ーー可愛い。
げふん! げふん! 私は一体何を?!
「おはよう。イリヤ、士郎」
私が一人で自問自答をしていると切嗣が居間に来ました。
ーー切嗣、感謝します。
「おはよう、爺さん」
「おはよう、切嗣」
切嗣に挨拶を終えた二人はテレビを見ている。
どのテレビ番組も面白いと呼べるモノはなく、チャンネルをコロコロと替えているだけですが。
そんな中、ある番組に士郎が食い付いた。
その番組は、『世界の刀剣』。
西洋剣から東洋剣と数々の種類の剣が映っていた。
士郎は凄い食い付き様でした。
それは、ビックリするぐらいに。
一番ビックリしているのは切嗣でしょうけどね。
そんな中、飽きてしまったイリヤスフィールは、容赦なくチャンネルを替えてしまった。
士郎が凄く落ち込んだのは、言うまでもありません。
ーーさて、どうしましょうか?
イリヤスフィールからリモコンを取り上げれば、彼女は泣いてしまうかもしれないし、そのままにしたら士郎が余りにも可哀想だ。
「士郎、刀が見たいなら、今度僕が連れていってあげるよ」
切嗣はそう言ったのです。
その言葉を聞いた士郎は目をキラキラとさせています。
ーー可愛い。
はっ!? また、私は!
「爺さん!本当に!?」
「ああ、本当さ」
「ホントの、ホントに!」
「ホントの、ホント!」
士郎は余程嬉しかったのですね。
切嗣の周りを走っています。
「爺さん、約束!ゆびきりげんまん」
そう言った士郎は小指を出した。
「あっ…ああ!わかったよ!!」
切嗣も小指を出して、士郎の小指に挟む。
「「ゆびきりげんまんウソ吐いたら針千本呑~ます。ゆびきった」」
ここに契約は完了した。
「じゃあ、そろそろ魔術の特訓をしようか」
「ええ、そうですね」
私は切嗣の言葉を待っていたとばかりに立って、後を追う。
そして、私の後ろには士郎が着いて来る。
さらに、士郎の後ろにはイリヤスフィールが着いて来る。
向かった場所は土蔵がある庭だ。
「まず、魔術を習う前に魔力の操作の仕方を教えるから」
切嗣はそう言って出したのは、水が張られたバケツだった。
「しっかり見ててね」
切嗣の手がバケツに近づくと、バケツの水は波立ち始めた。
最初は小さいモノだが、近づいて行くと段々と大きくなっていく。
「こんな感じかな」
切嗣はバケツから手を離す。
「爺さん、スゲェ! どうやったらそんな風になるの!?」
「まあ、そんなに難しい事じゃないさ。士郎だって出来るよ」
切嗣は士郎の頭を撫でて、そう答えた。
「じゃあ、やり方だが…自分の体に水が流れているイメージをして、其れが自分の手のひらへ来る様を思い浮かべるんだ」
成る程。
つまり、こう言う事ですね。
私はバケツに手のひらを近づけると、水は大きな波を立たせた。
「凄いよ!まさか、一発で合格するなんて」
切嗣はそう褒めてくれた。
「いえ、これも切嗣の教え方が上手いからです」
「へ? そ、そうかい!」
切嗣は満更でも無さそうに自分の頭を掻いている。
「爺さん、俺もやるから見ててくれ」
「ああ、わかった」
士郎は手をバケツに近づけているが、波は起きなかった。
「うーん、士郎はまだイメージし切れていないのかな?それとも単純に魔力が少ない?」
切嗣はうーん、とか、あー、とか、一頻り唸った後、
「士郎、ちょっと君に聞きたいんだけど」
急に神妙な顔をし出した。
「ん? 」
「士郎、君は死を恐れたりしないかい?」
伏線を書いてみました。
多分、直ぐに解ると思います。
最後に評価、感想、ダメ出しお願いします。