fate/stay night 夢よ永遠に   作:fate信者

20 / 51
早く書けた。
もう、眠い。
FGOをしないと!
では、どうぞ!


魔術の特訓と約束

そして、待ちに待ったお昼です。

ーーむっ! これだと私が昼食を楽しみにしているみたいですね。

まあ、間違っていないので良いです。

さて、切嗣を起こしに行きますか

私は切嗣の部屋に向けて歩き出します。

 

~~~

 

さて、肝心の切嗣は大丈夫でしょうか?

 

「失礼します…………キリツグ?」

 

私は切嗣の肩を揺すりますが、起きないので最終手段を使います。

私は切嗣の布団を部屋の隅に投げ飛ばした。

切嗣は温度の変化によって目を覚ましたようです。

 

「おはよう、相変わらず『素晴らしい』起こし方だね……」

 

「はい、おはようございます。それだけ言えるのなら、お身体も大丈夫なようですね。」

 

一仕事終えた私は、一足早く居間に向かいます。

居間に着くと、士郎とイリヤスフィールが先に昼食を食べていました。

 

「あ、アルトねぇ、悪い。先に食べてた。余りにもお腹が空いてたからさ、つい……」

 

士郎は申し訳無さそうにそう言った。

ーー士郎、別に気にしませんよ。

そんな事を気にしてたら、姉としてやっていけません。

 

「今日は朝早くから頑張ってましたからね。」

 

私がそう言うと士郎は顔を綻ばせて、えへへと笑った。

ーー可愛い。

げふん! げふん! 私は一体何を?!

 

「おはよう。イリヤ、士郎」

 

私が一人で自問自答をしていると切嗣が居間に来ました。

ーー切嗣、感謝します。

 

「おはよう、爺さん」

「おはよう、切嗣」

 

切嗣に挨拶を終えた二人はテレビを見ている。

どのテレビ番組も面白いと呼べるモノはなく、チャンネルをコロコロと替えているだけですが。

そんな中、ある番組に士郎が食い付いた。

その番組は、『世界の刀剣』。

西洋剣から東洋剣と数々の種類の剣が映っていた。

士郎は凄い食い付き様でした。

それは、ビックリするぐらいに。

一番ビックリしているのは切嗣でしょうけどね。

そんな中、飽きてしまったイリヤスフィールは、容赦なくチャンネルを替えてしまった。

士郎が凄く落ち込んだのは、言うまでもありません。

ーーさて、どうしましょうか?

イリヤスフィールからリモコンを取り上げれば、彼女は泣いてしまうかもしれないし、そのままにしたら士郎が余りにも可哀想だ。

 

「士郎、刀が見たいなら、今度僕が連れていってあげるよ」

 

切嗣はそう言ったのです。

その言葉を聞いた士郎は目をキラキラとさせています。

ーー可愛い。

はっ!? また、私は!

 

「爺さん!本当に!?」

 

「ああ、本当さ」

 

「ホントの、ホントに!」

 

「ホントの、ホント!」

 

士郎は余程嬉しかったのですね。

切嗣の周りを走っています。

 

「爺さん、約束!ゆびきりげんまん」

 

そう言った士郎は小指を出した。

 

「あっ…ああ!わかったよ!!」

 

切嗣も小指を出して、士郎の小指に挟む。

 

「「ゆびきりげんまんウソ吐いたら針千本呑~ます。ゆびきった」」

 

ここに契約は完了した。

 

「じゃあ、そろそろ魔術の特訓をしようか」

 

「ええ、そうですね」

 

私は切嗣の言葉を待っていたとばかりに立って、後を追う。

そして、私の後ろには士郎が着いて来る。

さらに、士郎の後ろにはイリヤスフィールが着いて来る。

向かった場所は土蔵がある庭だ。

 

「まず、魔術を習う前に魔力の操作の仕方を教えるから」

 

切嗣はそう言って出したのは、水が張られたバケツだった。

 

「しっかり見ててね」

 

切嗣の手がバケツに近づくと、バケツの水は波立ち始めた。

最初は小さいモノだが、近づいて行くと段々と大きくなっていく。

 

「こんな感じかな」

 

切嗣はバケツから手を離す。

 

「爺さん、スゲェ! どうやったらそんな風になるの!?」

 

「まあ、そんなに難しい事じゃないさ。士郎だって出来るよ」

 

切嗣は士郎の頭を撫でて、そう答えた。

 

「じゃあ、やり方だが…自分の体に水が流れているイメージをして、其れが自分の手のひらへ来る様を思い浮かべるんだ」

 

成る程。

つまり、こう言う事ですね。

私はバケツに手のひらを近づけると、水は大きな波を立たせた。

 

「凄いよ!まさか、一発で合格するなんて」

 

切嗣はそう褒めてくれた。

 

「いえ、これも切嗣の教え方が上手いからです」

 

「へ? そ、そうかい!」

 

切嗣は満更でも無さそうに自分の頭を掻いている。

 

「爺さん、俺もやるから見ててくれ」

 

「ああ、わかった」

 

士郎は手をバケツに近づけているが、波は起きなかった。

 

「うーん、士郎はまだイメージし切れていないのかな?それとも単純に魔力が少ない?」

 

切嗣はうーん、とか、あー、とか、一頻り唸った後、

「士郎、ちょっと君に聞きたいんだけど」

 

急に神妙な顔をし出した。

 

「ん? 」

 

「士郎、君は死を恐れたりしないかい?」




伏線を書いてみました。
多分、直ぐに解ると思います。
最後に評価、感想、ダメ出しお願いします。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。