聖旗と二刀 〜少年と少女の旅路〜   作:誠家

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陽の入る、小さな家。周りは農地に囲まれ、その一つ一つから土を耕す音や、子供のはしゃぎ声が聞こえる。
ーー…あの子達、またはしゃいでるのね。ちゃんと畑仕事はしているのかしら…?ーー
少女の横で、母が心配そうにそう呟く。どうやら、兄達が父に怒られるのではないかと心配しているようだ。
それに、手伝いをしていた幼い少女は「大丈夫だよ」と答える。
確かに、父は厳格で怒ると怖いが、兄達はそんなお叱りを受けるほど遊び呆けることはまずない。しっかりと、仕事をこなしてから遊ぶのだ。
それに気付いてか、母は穏やかな顔で少女に笑いかける。そして、こう言った。
ーージャンヌ、貴女は別に特別にならなくていい。普通の家庭を築いて、幸せになってくれればそれでいいの。ーー
ーーうん。ーー
…結局、どちらも出来なかったな。普通の家庭を築くなんて、そんな余裕はなかったし。最期は、幸せとは程遠いものとなってしまった。
あの頃頷いた時の自分が想像していた私と、実際の私は、大きくかけ離れているだろう。
赤子を抱く筈だった私の手は血に濡れ、抱けるものではなくなってしまった。
……だが、それでも…


第16話 本当の作戦

パチパチと近くで爆ぜる火花の音でジャンヌは目を覚ました。自身の意識が覚醒するのを感じながら、少しだけ瞼を開ける。

横から感じる熱波と、視界を照らす温かいオレンジの光。どうやら焚き火の近くで寝ていたようだ。

そんな中、腹部の上で何かモゾモゾと動く感覚。

「…?」

目を開けると、そこにいたのは1匹の獣。

茶色の毛並みに長いしっぽと耳が折りたたまれている。何よりも目を引くのは背骨に沿って燃える赤い炎。眠りについているためか勢いはどこか弱々しいが、安らかな寝息をたてていた。

「……」

そしてまたもや、睡魔がジャンヌを誘う。どこか気持ちの良い気分に身を任せて…

「…って、違ーーう!!」

一気に思考がクリアになり、ジャンヌは上体を起こした。それと同時にかけられていた毛布も落ち始め…どこかスースーする感覚に違和感を感じて…

「…ひっ…きゃああああああああああああああああああああ!!」

…自分が裸である事に気付き、急いで前を毛布で隠した。大地を揺るがす絶叫が、周囲の森に響き渡る。

覚醒してからわずか数秒でジャンヌの思考は混乱に陥った。尚、それでも炎狐はスヤスヤと気持ち良さそうに寝息をたてていた。

『ちょっ、ちょっと待ってください…えーっと…確か私は、今私の腹部で寝てるこの子に助けられた…んですよね?』

働かない思考を無理矢理働かせていたため、記憶があやふやだ。覚えていることと言えば今は脚の上に寝ている炎狐に助けられたことと…

「……」

少し遅れてやってきた、炎狐の主であろう青年と、それに付き添っていた少女の事のみだ。実際、青年と話したことは覚えているが、話した内容はまったくと言っていいほど覚えていない。

「……」

…が、明確に覚えている…というか、残っているものが一つ。倒れ、受け止めてくれた時に感じた、青年の温もり。それだけは、彼女の肌に、しっかりと残っていた。

「…あの青年は、どこに…」

キョロキョロと辺りを見渡し、ジャンヌは青年を探す。あの時、かすかに感じた彼の霊力。それがここにも残っている。少し前までここにいたことは間違いないだろう。

だが、焚き火の周りに姿は見えない。

どこかに出掛けたのだろうか…

 

ガサッ

 

直後、近くの茂みからそんな音が聞こえる。ジャンヌはビクリッと体を震わせた。

少し回復した霊力で所持武器である短剣を作り出し、座ったままで構える。

いくら消耗しているとはいえ、多少の悪霊なら負けるつもりは無かった。まあ、何故か相手の霊力は感じられないが…

しかし、そこで炎狐が動く。ピクピクと耳を動かすと、目を開けてゆっくりと起き上がり、スタスタと動いた茂みの方に歩み寄ったのだ。

「あ、ちょっと…」

ジャンヌは止めようとするが、炎狐は尚も歩いて茂みに近付くと、茂みに入る手前で止まって座り込み、「ナーナー」と鳴き始めた。

その瞬間、ジャンヌも気付く。近付く者の、霊力の雰囲気。それは…

「おー、アグン。ちゃんと見張り係は出来たみたいだな。いい子だ。また後でお前の大好物やるからな。」

「ナーナー♪」

…あの時感じた、青年のものだった。

 

しばらく、修也は炎狐…アグンの頭を撫でていたが、起きたジャンヌに気付くとそっちに視線を向けた。アグンはすぐに主人の肩に移動する。

「おはよ。よく、眠れたか?」

「えっ…あ、はい。おかげ様で…」

修也はなるべく穏やかな声で語りかけ、それにジャンヌが恐る恐る返すと、満足気に頷いた。

「うん、なら良かった。やー、驚いたよ。俺が着くといきなり倒れて寝始めるから。」

「あ…その節は、ご迷惑を…」

ジャンヌは赤面して、すぐに謝ったが、修也は笑いながら返した。

「良いって良いって。霊力切れと同時に睡眠不足だったんだろ?むしろ今までよく眠ってなかったぐらいだ。」

「あははははっ」と尚も笑いながら、修也は焚き火の横に座り込み、右手に持っていた紙袋を地面に置いた。そして、焚き火の上に吊った鍋の中身を掻き混ぜる。

修也が鍋の蓋を開けた瞬間、微かに香っていた香りが確信に変わる。

『あっ、この匂い…』

それに気付いたのかどうかは分からないが、修也がジャンヌに更に語りかける。

「…悪ぃけどフランスの郷土料理とかあんま知らなくてな。ましてやドンレミら辺で何が食べられてるとか調べようもねえから、俺の知ってる料理しか作れなかった。味を知らん可能性もあるが我慢してくれ。味の美味さはうちの妹の保証付きだ。」

「あ、いや…食べさせてもらう身でそんな…」

そう返す。ジャンヌも霊とはいえ、この世界に存在する限り霊力回復のために腹ごしらえはしなければならない。まあ、主がいればその必要もないのだが…

「そ、そういえば、まだ名を名乗っていませんでしたね。私は…」

「ジャンヌ・ダルクだろ?《オルレアンの乙女》として有名なフランスの聖女様。そんなにかしこまらなくてもいいよ。」

「え…知ってたんですか?」

驚いたようなジャンヌの顔に、修也は苦笑を浮かべた。

「誰かも分からない女の子をこんな暗い森の中に連れ込むかよ。そんなことしたら軽く犯罪だからな。」

修也はチョイチョイと呼ぶように指を動かした。その合図の直後、アグンが修也の左腕に飛び乗った。

「3年前、《ある英霊》が現界する事で生じた巨大な霊力。それの波長データが国軍にあったからちと拝借して、それをこいつ(アグン)の耳に叩き込んだ。こいつ…炎狐は《耳》が長いだけじゃなくて、その良さは幻獣の中でも一二を争う。だからこそ、人探しにもバッチリ向いてる。」

「いくら霊力を弱めることは出来ても、無くすことは出来ない」と、修也は何気なく言う。

ジャンヌは改めて驚愕する。炎狐の万能さにではない。いや、確かにそれもあるが。それ以上に…

「ほーれ、チーかまだぞ〜。」

「ナーナー♪」

「……」

そんなものを使役しておきながら、平然と生活している修也に対してだ。

使い魔とは、ランクに応じて維持するのに必要となる霊力の多さが違う。それは全長や能力の大きさに比例し、大きければ大きいほど、強ければ強いほど増加していく。

炎狐は全長こそ小型動物並でさえあれ、秘めた能力の大きさはそれこそ最上位ランクだろう。そんなものを先程のようにフル活用させてしまえば、一日二日は寝たきりで霊力を回復させなければならない程には消耗する。だと言うのに、彼の顔に消耗しているような様子は見られない。もしかしたら…

『…霊力の多さだけなら、英霊すら凌ぐんじゃ…』

そんな予感が、頭の中をよぎる。それこそ、このフランスの国軍にはいない才能…

…と、そこでジャンヌの頭に1つの事実がフラッシュバックする。こんな所で、飯を食っている場合ではないことを思い出した。

「…まずい…!」

すぐに体を霊力で作り出した白のロングワンピースで包み込み、被されていた布を振り払った…

「どこに行く気だ?」

修也の声が背を向けたジャンヌの足を止める。見ると、先程と変わらず赤い鍋の中身を具材を足しながら掻き混ぜている。視線はこちらに向いておらず、足を踏み出せる気もするが…

「……」

自然と、立ち止まっていた。

ジャンヌは修也を横目で見ながら、歯ぎしりをした。そして、言葉を漏らす。

「…あなたが助けてくれたことは、とても感謝しています。私は、あのままだと、ジルの良いようにされていたでしょう…」

「誰もそんな感謝の言葉を言えなんて言ってねえぞ。俺が聞いてんのは()()()()()()()()()だ。」

そんな逃げは許さない。そう、彼の言葉が重くのしかかる。

ジャンヌはその重さに少し足がすくむ。しかし、こんな所で立ち止まっている時間もないのだ。彼女は何も言わず、足を踏み出し…

 

ヒュンッ!

「…ッ!?」

 

…首筋に、何か冷たいものが突き付けられる。その、黒い棒状のものは…明らかに刀だった。

修也は頭を掻きながら立ち上がった。

「…俺としては、ジル(あいつ)と同じことしてるみてえで癪に障るんだけどな…背に腹は変えられねえからな。」

ジャンヌは刀を警戒しながら、それの持ち主を見た。見えるのはまっすぐ伸びる黒髪と光る黒眼。その目はどこか冷ややかな光を発していた。

修也が近付く。しかし、ジャンヌは動けない。動けば殺す。そう、彼女のオーラが告げていた。

「とりあえず、あんたが逃げようとした目的も含めて話し合おうか。」

「……」

 

「あー!どこに行ったのよ!」

少女の怒声にも似た叫びがフランスの夜空に消える。そんな彼女を笑うかのようにどこかで名も知らぬ鳥が鳴いた。

「いや、そりゃ3年前に計測されたわけだからいないという可能性も無くはないわよ?でもそこは英霊なんだから3年間ぐらい生きてもらわなきゃ困るって言うか…それよりフランス国軍の人達ももっとまともな情報渡しなさいよ!」

そう言いながら数ページしかないペラッペラの報告書をバッグに押し込んだ。

天乃が修也と別れてから既に数時間の時が経過していた。その数時間の間、彼女も無駄に過ごしていた訳では無い。再度ドンレミ=ラ=ピュセルの周りを徹底的に調べ上げ、彼女の最大の索敵(サーチャー)で半径数キロメートルの霊力探知さえ実行した。

…が、大きな収穫はなし。出てきたのは何か特徴的な波長の霊力を出す布切れ1枚。…端的に言えば、成果は全く無かった。

「あー、もう!修也はどう考えても退屈はしなさそうな所に行ってるし…」

そう言って、天乃は項垂れた。

実際、こちらに残った天乃にやることなど殆ど無かった。いくら英霊級の霊力が観測された村の近くだと言っても、そこは既に調べ尽くされた後だ。大がかりなことなどやることは無いし、あるのは地道な退屈な作業のみ。

「…ついて行ったら良かったかしら。」

そう呟く。だが、そんなこと出来るはずもないことも理解している。

彼女の幼馴染である桐宮修也。彼は誰もが認める実力者であると同時に、超のつくほどのお人好しだった。

いつも気遣うのは他人のことばかり。毎度毎度、自分のことは二の次である。だからこそ、あの時天乃が頑として行くと譲らなければ、力づくでも日本に送り返していただろう。そうなっても簡単にやられることは無いとは思うが、勝てるとも思わない。

それだけ、修也は他人を犠牲にする事を嫌う。例えそれが、睨み合う他家のものでも。

「…ハア…」

項垂れることにも飽きたのか、天乃は手に持った布切れを異空間に放り込みゆっくりと立ち上がった。

…ブブブブブブブブッ

「ひっ…!」

それと同時に、彼女のポケットが揺れる。正確にはその中にあるスマホが、だが…

「電話…?」

『一体誰から…』

天乃はポケットから取り出して画面を確認する。

「…新様?」

そこに表示されていたのは、《天樹 新》という3つの文字。慣れていないのか天乃は危なげな手つきでスライドさせると、耳元に機種を近づけた。

「はい、もしも…」

『はーい!天乃ちゃーん!元気ー!?』

…天乃の言葉に食い気味に割り込んだ空元気な声に、彼女の鼓膜は破れそうに震える。

しばらく耳鳴りが止まらなかったが、収まってから、再度耳元に近づけた。

「…お疲れ様です、新様。もちろん、こちらはなんの変わりもなく…」

『あ、変わりないですか?だよねだよねー!次期使媒頭(しばいのかみ)様と超お人好しの修也君が一緒ならそうなりますねー!』

「…そちらも元気がいいのは何よりですが…もう少し声量を抑えてもらってよろしいですか?」

いつまで経っても鳴り止まない耳鳴りを感じながら天乃は言う。それに天樹は「りょーかいりょーかい!」と弾むような声で了承する。

『…本当に、子供みたいな人ね。』

そう、呆れ混じりのため息をついた。それに、声量を()()落とした天樹の声が重なる。

『それじゃ、本題に入ろうか。これまでの状況を話して貰えるかな?』

「あ、はい。了解しました。」

天樹の要求に天乃は要点をまとめながら今までの出来事を話した。王家との接触に成功したこと。今の国軍と反乱軍の戦力差。そして、ジャンヌらしき英霊の捜索のために別行動を取っていることも。

それをらを話した時、天樹は特に目立った反応は取らなかった。ただ…ジル・ド・レが指揮を執っていると聞いた時は、別だった。

少しの間の後、「ううむ…」と唸る。

「あの…どうかしたんですか?」

気遣うような天乃の声に、天樹は「いや…」と、煮え切らない返事を返した。

その事に天乃は違和感を覚える。それは、かつて傘下の者達が取っていた行動に似ていて…。

天乃は深呼吸して、

「新様、そこは躊躇わないでください。今の私は次期使媒頭として来たのではありません。…1人の霊使者として、この国を救うために来たのです。なんなりとお申し付けください。」

そう、無礼を承知で言い切った。

その言葉に、天樹は悩むように唸るが、やがて一瞬の間の後…

『…そうですね。私とした事が一瞬貴女のことを侮ってしまいました。…1つ、気がかりなことがあります。』

いつの間にか、声のトーンが下がっているが天乃は特に気にしていない。ただ、天樹の話に集中する。

『先程、フランスの霊使者協会支部から連絡がありましてね。…どうやら、各地に散らばっていた反乱軍…ええと《聖旗軍》と言うんでしたっけ。が、ミディ・ピレネー周辺に集結し始めているらしいんですよ。下手をすれば明日にでも戦争が始まりかねないんです。』

「なッ…!?」

天樹のその情報を聞き、彼女の背筋に戦慄が走る。

確かに、聖旗軍には今から戦争をしても勝利出来るほどの戦力は元から備わっていた。だが、それをしなかったのは何か別の目的があるからだと、修也は言っていた。

それが必要なくなった。いや、だがあちらには修也がいる。彼が負けるとは考えにくい。それを考えられないほど追い詰められたと言う方が近いのか…

『まあ、とにかく。このことを修也君に伝えておいてください。復帰任務にしては大きすぎるとは思いますが、戦争に駆り出される可能性があることを。』

「…はい、了解しました。」

そう言って、天乃はスマホの通話を終了し、ポケットの中に入れる。そして、一気に走り始めた。

スマホの電話は任務中であるため戦闘になっている可能性も高い。だから得策ではない。それなら、唯一取れる手段…直接伝えるため、彼女は風とも言える速度で走り始めた。

 

「…これで全部、です。」

「…ふむ、なるほどね…」

修也は正座(日本人でないジャンヌが知っているとはビックリした)で縮こまるジャンヌの話を聞き終え、顎に手を添えた。

修也がジャンヌに聞いた事は主に2つ。まずはジルの持つ主要霊術。1番得意な霊術は《闇》属性の術。まあ、このことは洗脳呪印を使っていた時点で大体想像はついていた。他にも霊術五大元素の術はどれも多少扱えるらしい。

そして、2つ目が重要。それは…聖旗軍の作戦の全概要だった。

「私の見張りをしていた2人は日替わりで代わっていたんですが、その者達の話を繋ぎ合わせるとどうやら、戦争を仕掛けるタイミングを王家に告知した日よりも早くするらしいんです。私を敵ではないと判断していたらしいですけど…」

「ま、そりゃあいつらからしたらお前ってかつての上司だもんなー。そりゃ寝返るとは思わねえ…いや、思いたくねえだろ。」

更に縮こまるジャンヌを特に気にする様子もなく、修也は思考を回す。

『…こりゃ真っ先に伝えなきゃなんねえ情報だな。ジャンヌが逃げようとした…いや王家に向かおうとした理由はそれを伝えるため、か。…ただ、行かせる訳には行かねえんだよなぁ。一つだけ、()()が残ってるからなぁ…』

修也はそう言って頭を掻く。それにジャンヌは不服そうな表情をする。

「…あの、私の持つ情報は全て話しました。もう言っても良いですよね?」

「え?駄目だけど?」

何言ってんだコイツは、と言いたげな顔でそう平然と告げる修也に、とうとうジャンヌは引き攣り笑いを浮かべた。

「…いい加減にしてくれますか…?…説明すれば解放するって言ったのはそっちでしょう…?」

「え?違う違う。()()()()()()説明をすれば解放するって言ったの。俺満足してねえもん。」

ブチッ

その時、ジャンヌの中の何かが切れた。

彼女はゆらりと立ち上がり…

「なんですかそれ!完全に騙し討ちじゃないですか!この卑怯者!…ていうかそっぽ向かないでくださいよ!子供ですか貴方は!」

「悪ぃね。俺まだ18だから法律上では未成年なのよ。」

そうして、これまでとは対象的な子供らしい無邪気な笑顔を浮かべた。そんな屁理屈に、何も返せないのかジャンヌはしばらくの静寂の後、諦めたように、ハアッ…とため息をついた。

「…まあ、冗談はここまでにして…その情報に関しては俺に任せとけ。わざわざお前が直接行くまでもねえ。俺が使い魔でちゃんと王家に送り届けてやる。それならいいだろ?」

「…まあ、一応は。」

そんな、渋々としたジャンヌの返事に修也は満足気に頷きながら、

『さて、それじゃあこれからの事をどうするか…』

思考を更にまわそうと…

 

グウーーーッ……

 

した所で、唐突に鳴り響く音。

それは修也から発した音…ではなく。

「………」

顔を耳まで真っ赤にしてプルプルと震えている、聖女からだった。

それにより、修也は自身も空腹を感じていることに気付き、クスリと笑った。

「…続きは、飯食ってからにすっか。」

「…はい。」




お疲れちゃーん。うぇーい( 0w0)ノ
今回のは今までのに比べるとかなり少なかったかな?けどまあかなりまとまった感はある。次も頑張ろ!
感想と評価よろ!

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