なんか違うぞこの世界   作:黒姫凛

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昨日の話に続き、今めちゃくちゃ眠たい中で書いてて何書いてるかよく分かんなかった。
シロナちゃんの奴なんかめちゃくちゃご都合主義っぽかったね。
許してヒヤシンス┏○))


飽きれたよホント

前の話の続きと行こう。

ご都合主義でシロナちゃんを家に招き入れて1週間。

やせ細っていたシロナちゃんは、少しずつ肉が付き始め、顔の傷も薬を塗れば綺麗さっぱり無くなった。

良かった良かった。そのまま流れでシロナちゃんがチャンピオンになったら、顔の傷クイーンとして地方に紹介されてしまう。

顔の傷は女の子にとってとても気にするものだ。

ホントに良かったと思うよ。

 

フカマルはシロナちゃんのお世話で忙しそうに駆け回り、母さんの家事何かを手伝っていた。

聞けば、これくらいしか出来ないからと母さんにとってとても嬉しい言葉が返ってきた。

まぁ好きにすればいいんじゃない?

 

今更ながら、俺には父親というものがいないらしい。

産まれる前に死んだとか。

あまり写真とか好きじゃなかった父親は滅多に写真を取らず、家に残ってる写真には一つも写ってなかった。

寂しいと言えば寂しいのだろうが、あまり興味が無い。

というか、うちの母の個性が強過ぎて泣けてくる……。

なんだよ息子と風呂入るって。あんた俺いくつだと思ってるんだよ。5歳だぞ。………5歳児って親と一緒に入るか。

いやいやでもでも精神年齢オッサンの俺に、残念美人と付くが美人すぎる母さんの裸を見たら、これまた俺の息子も立ち上がってきて以下省略。

 

何度も言うけど、息子に手出すなよ(二重の意味で)……。

 

そんなデカい双丘押し付けられたら反応するわ。

スベスベ肌でむっちりした太ももとか、色香を出すうなじだの脇だのスラッとした足だのを見せつけてきたら、嫌になく反応しちゃうんだよぉー……。

ホントどうにかして欲しいよ。

 

心の平穏は、俺には無いのだろうか………。

 

だがしかぁし。最近は、俺がシロナちゃんのお風呂の手伝いをしてるので母さんは入ってこない。

フフフッ、これで私の心の平穏が取り戻せたぞ。

まぁ正確には、子供2人と大人1人が入れない風呂場なので、入りたくても入れないそうだ。

いや入りたそうにするなよ。

 

というか、なんで母さんはシロナちゃんのお風呂の手伝いをさせているんだろう。

いやいや、俺は別に文句は無い。文句は無いんだよホント。

未発育の可愛らしいお胸や、今は痩せて折れそうだがそれでも俺にはエロスを感じさせる二の腕、太もも、脇、そして可愛らしい容姿の娘が全裸。

目の保養に何とも適してる。

あんな搾り取ってくる母さんとなんか一緒に入るより、無邪気な笑顔を向けてくるこの天使ちゃんとお風呂に入った方が、ヒンバスには悪いが、ミロカロスとヒンバスとの差がある程。

いやー、こんな可愛らしい少女の身体を隅々まで洗えるなんて感動……。

前世で昔、妹にやってあげて以来だよこの感動は。

 

ボサボサだった髪も、透き通るような黄金色の髪色になり、枝毛が綺麗に無くなった。

フッ、これも俺のシャンプー&リンス洗いテクだぜ?

ああ〜、シロナちゃんの髪の毛が顔に当たる度、シャンプーのいい匂いが鼻をくすぐってくる。たまりませんなぁ。

 

おっと失礼。ついつい暴走してしまったよ。

でだ、そして更に1ヶ月後。

シロナちゃんの身体はやせ細っていた時とは違い、幼さがあるがこの歳ではめちゃくちゃスレンダーだと思う体つきになった。

こりゃーモテるわな。彼氏出来たら教えてよ。え?5歳じゃ無理?そんなぁ〜。

これもシロナちゃんの今までの生活を一変させるための思いなんだよ?作って過去の事なんか忘れなさい。

へ?彼氏なら俺がいい?

HAHAHAHAHAHA、何を言ってるんだ。

俺にはシロナちゃんと付き合うほど釣り合ってないよ。

 

シロナちゃんの彼氏探しもとい、フカマルを持っているんだからトレーナーとしての知識を身につけさせるために、母さんにポケモンスクールに通わせてあげて欲しいと直談判。

交換条件を呑み、シロナちゃんは1週間後にポケモンスクールに通えるようになった。

良かったね、シロナちゃん。陰ながら応援してるよ。

 

そしてさらば俺氏……。君には大切な用事が出来てしまったな。

お察ししてる人もいるかもしれないが、母さんが俺を食べる(性的な意味)そうだ。

この母親どうかしてるよねホント。

5歳食うとか、しかも自分の息子食べるとかマジで狂ってるよ。

でも、なんか結構真剣だった。

おいぃ……。そんなもんに真剣にならないでよ。こっちが恥ずかしい。

なんで俺を食べたいのかと聞くと、愛らし過ぎる。可愛過ぎる。愛し過ぎる。デカ過ぎる(意味深)だそうだ。俺の息子って大人以上の大きさなんだよホント。

……何処の同人誌だよ。そんな巨根持ってるやつなんてリアルで見たことねーわ。

これ終わったら、親との家族関係全て断ち切ってやろうかな。

 

でも何かさ。寂しさからそういうのが来てるのかもね。

なんか昔言ってたけど、母さんも家族がいなかったとか。

その時あったのが俺の父親で、いつしか結婚した。

唯一の存在であった夫を無くし、多分めちゃくちゃ辛かったと思う。

そう思うとなんか複雑。

まぁなんだ。家族縁だけは切らないで置いてやろう。

頑張れ俺。

頑張って母さんを満足させてやれ!!いや犯れ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーあ、不思議な事に、前世の俺の使ってたポケモンが擬人化して現れました。

 

当然ゲッチュ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シロナ side

 

 

 

クロメ君の家で生活し始めてから1ヶ月とちょっと。

生活免除は勿論の事、ポケモンスクールまで通わせてもらって、ホントにクロメ君のお母さんには頭が上がらない。

ホントに感謝。

 

これも、全てクロメ君のお陰。

あの時助けてくれたクロメ君のお陰で、私達は今がある。

だから私は沢山勉強した。

文字を書いたり読んだりするのは初めての体験。

ペンを持つのにも苦労したけど、だいぶ慣れてきた。

 

クロメ君の役に立ちたいけど、クロメ君はポケモンスクールではあまり積極的にみんなと関わろうとしない。

1人でずっと本を読み、ため息を吐いて、ノートに何かを書き出していた。

この前お願いして見せてもらうと、見たこと無い文字でノートいっぱいに書いてあった。

何かを聞くと、大人になったら教えてくれるらしい。

別に教えてくれたっても良いのに。

 

家以外では、全くと言っていいほどクロメ君と接しない。違う、接したくても接せれないのだ。

なんか周りの子が昼休みは引っ張りオクタンでみんな囲んでお話してくる。

別に不愉快って訳じゃ無いけど、クロメ君の所に行けないのはとても残念。

けどその分、帰り道は思いっきり甘えた。

友達に帰ると伝え、路地に向かうクロメ君の腕を強引にとってギュッと抱きつく。

クロメ君は、全然嫌がらずに頭を撫でてくれた。

クロメ君に頭を撫でて貰えるのはとても嬉しいし、とてもホッコリする。

そんな日が毎日続いた。

 

でも最近は全く甘えられなくなった。

帰り道、友達が手を掴んできて、逆方向に連れていかれてしまう。

なんでか聞くと、『クロメ君に近付かない方が良い』、『あの子怖い』、『暴力振られるよ』と言ってきた。

暴力?クロメ君が暴力なんて振るわけない。

そう否定したら、校舎裏で一方的に殴っていたのを見たらしい。

……そんな訳ない。彼はとても優しいの。分かってないのは貴方たちなの。

 

私は手を振りほどき、急いで家の方に向かった。

後ろから聞こえる友達の声など無視だ。

とにかく今はクロメ君の傍に居たいと思った。

あまり遠くは無いが、私の足じゃすぐには着かない。

でも、とにかく走った。

 

学校を超えた当たり、フッと男の子達の声が聞こえた。私のクラスメイト達の。

学校の塀と家の塀の間の抜け道。

確かここは、海に出るための近道だったはず。

私は構うことなくその道に足を踏み込んだ。

だんだん近付いてくる男の子達の声。

若干、何かを叩いてる音が聞こえてくる。

……嫌な予感がする。そう思ってしょうがない。

胸のもやもやがむず痒く感じる。

もしかしたら、ホントにクロメ君が人に暴力をしてるかもしれない……。

そう思うと、とても怖い。そして何より、助けてあげたい。

そんな状態になるまで、何をしていたのか解決してあげたい。

次第に道幅が広くなっていく。

それと同時に、眩しく輝く夕日の光が視界をぼやかし初めて来た。

立ち止まり、目が慣れるのが待ってられない。

私を強引に開いた。

 

そして、私が目にしたものは………。

 

ーーー木の棒で8人ぐらいの男の子達に殴られているクロメ君の姿だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺 side

 

 

………なんで来ちゃうかなぁ。

 

俺は、手を広げて殴っていた男の子達の前に立ち塞がる少女にそう呟いた。

俺がなんでアホらしく殴られているか。

理由は単純。

美少女天使シロナちゃんに抱き着かれている俺氏→クラスの男の子達嫉妬→何か弱みを握ってそんなことさせてるのでは?→放課後呼び出し→離れろと人数で脅し掛け→頑なに拒否(好きでやってる訳では無い)→巫山戯んな馬鹿野郎!!と殴られる→ケンカスタート→圧倒的強者君臨→次の日の放課後再び脅し→また圧勝→1週間後、シロナちゃんの大切に持っていたモンスターボール(フカマルin)を人質に俺を滅多打ち→そして今現在少女が立ち塞がっております。

 

いやー、なかなか5歳児の頭侮れねーな。

人質とかその他諸々スゲーよ。この世界の子供ってみんな頭良いんだね。

ていうか、シロナちゃんもシロナちゃんだよ。

フカマルのモンスターボールがロック掛けたままで良かったね。

もし不用意にあいつらが出してきたら、瞬殺&病院送りにしてるよ。

てか大事に持ってないでしまうとかなんとかして欲しかったな。

そうしたら俺も殴られずに済んだのに。

まぁ庇って貰ってるだけでもありがてえな。

 

あいつらがシロナちゃんに退いてくれと言っているが、頑なに退かないシロナちゃん。

全く、勇気だけはあるんだから。逃げる勇気ってのも大事なんだよ?

俺はのそっと立ち上がって、シロナちゃんの肩を掴んだ。

 

「シロナちゃん。そろそろ家に帰りなよ。大丈夫、あのモンスターボールは俺が取り返すから」

 

シロナちゃんは俺の言葉に首を傾げだ。

何処に首傾げる問題点あった?

 

「……モンスターボールってなんの事?」

 

……この娘っ子!!自分の相棒の存在すっかり忘れてやがる!!

生死の境を共に過ごした仲だろ!?

ちょっと酷いよシロナちゃん。

 

「人のポケモン勝手に取るなんて、最低です!!今すぐ返して下さい!!」

 

正論。正しく正論。

これには何も言い返せない男達。

 

「……こ、こいつが俺達に渡してきたんだよ」

 

なんて野郎だ。俺に濡れ衣を着せやがったな。

絶対ぶん殴る。これでもケンカだけは強かったんでな。

負ける気がしねーぜ。

 

「じゃあクロメ君には怒っておきます。だから早く返して下さい!!」

 

……多分俺がとったって思ってないなこの娘。

なんていい子なんだよ。オヨメサンニシタイナァ〜。

 

「……ぐっ、シ、シロナちゃんはこいつに何か弱みとか握られてるの?出なきゃ、こんな陰キャラ見たいなやつに付き纏う理由が無いよ!!」

 

言ってくれるねこの5歳児。

えぇ確かにぃ、私めはとても髪を長く長ーく伸ばして目元が結構見えなくなってるんですけども。

その姿だけでモブキャラ扱いは酷いなぁ。

せめてエロゲの主人公って言ってよ。

あ、エロゲの主人公だとめちゃくちゃ女の子集まってくるわ。

 

「………弱み?ねぇクロメ君。弱みって何?」

 

「……弱みってのは、人に知られたくない情報とかを、言わない代わりにこれやってって脅したりする事だよ。アイツらの言ってる事は、俺がシロナちゃんの弱みを握って抱き着かせたりしてるんじゃないのかって言ってるんだよ」

 

「……弱み、ですか。今思えば、結構弱み握られてない?」

 

「例えば?あんまし記憶に無いわ」

 

「ほらほら、私のお尻と胸にホクロがあるとか」

 

「それ誰得情報?てかそんな所にホクロあったんだね。気付かなかったよ」

 

「だってクロメ君身体洗ってくれる時、頭しか洗ってくれないじゃん」

 

「身体が不自由だった時はいざ知らず、今は流石に洗えるじゃん」

 

「背中痒いの。今日は洗ってくれる?」

 

「………ちょっとこの話なしにしよっか。今話すことじゃ無かったよ」

 

そう言えば俺たち以外にもいた事忘れてました。

ごめんちゃい男達。

君たちの憧れは、俺の手で犯した(意味は無い)!!

 

「ふふふふふ、風呂!?どんな弱みを握られてるんだよシロナちゃんは!!」

 

わなわなと震えながら訪ねてくる。

あれ?羨ましいんですか?いいでしょー。

シロナちゃんの身体ってぷにぷにしてて柔らかいんだよ?

と呟いてみろ。絶好シロナちゃんを強引に引き剥がして正義の味方気取りするぞ。

 

「でもそこまで知られたくない事でもないし、弱みなんて無いよ?」

 

「じゃ、じゃあなんで一緒に風呂を?」

 

「好きだからに決まってるでしょ(一緒に入って洗ってもらう事が)」

 

「「「「「「「「「す、好きぃぃいいい!?!?!?(恋愛的な意味で)」」」」」」」」」

 

声を揃えて叫ぶ男達。

いやー、俺もドキッとしたけど、よくよく考えれば、家族なんだから恋愛感情なんて皆無に等しいよねぇ。

……でも肉体関係はどうなん母親よ。

 

「……お、おい、クロメ。俺達と、ポケモンバトルで勝負しろ!!」

 

「……ポケモンバトルを?なんで?」

 

「お前じゃシロナちゃんと釣り合わない!!俺が、いや俺達が貰ってやる!!もし、俺達がこの勝負に勝ったら、シロナちゃんを頂く。お前が勝ったら、俺達はお前の事を1人ずつ1個だけ聞いてやる」

 

「………流れから察するに、8対1だな」

 

「その分勝った時の報酬はデカいぞ?」

 

いや正直要らね。

お前らにしてもらうことなんてこれっぽっちもねーんだけど?

まぁいいや。どーせ勝つし。

お前らの雑魚いポケモンじゃうちには勝てないな。

……一体しかいないけど。

 

「……おいお前ら、随分とまぁご大層な言葉並べて俺を悪者扱いしやがってよぉ。別に俺の事は良いけど、シロナちゃんのポケモンは返してもらうぞ」

 

「悪いが、もしバトルにお前が来ないのならこのモンスターボールを破壊してやる。要はまだ人質ならぬポケ質何だよ」

 

全然上手くないから。

てか、良くもまあ人のポケモン平気で傷付ける。

お仕置きが必要だ。

 

「……ごめんな、シロナちゃん。しばらくフカマルアイツらの所に仕方なく置いておくからな」

 

「いいよ。元々私が招いた事だし。でも、当の本人の事勝手に決めて強引な男の子達。嫌になるよ」

 

「その代わり、今日は全身隅々洗って上げるよ」

 

「楽しみにしてるよ」

 

全く、この5歳児と来たら、褒めたらすぐにこれだよ。

頭いいとかいつまた俺は馬鹿だ。

全然頭良くねーよこいつら。

常識ってもんを知らねぇ。

いいぜ、教えてやるよ。

この世界の常識と、この世界に生まれたわけ俺が何をしてきたかを。

 

 


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