ONE PIECE 神と友達になり最強へ!   作:ドMを極めし者

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番外編 咲夜の過去 道具が人間に 前編

咲夜サイド

 

私は咲夜。前家流貴様に仕えるメイドです。

元々は前家家に仕えてましたが、今では前家家ではなく、前家流貴様にお仕えしております。

流貴を起こしにいきます。

札の能力で子供になってますね。

まったくランは。

しかたないですねー。

それにしてもお懐かしい。その格好。

そして、ポケットから古びたけど、ちゃんと手入れが行き届いた時計を取り出した。

メイド服を着ていつも持ち歩いてる時計を見るといつも子供の頃を思い出します。

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私は元々は感情のない物でした。

全ての自由を奪われました。

感情も、人権も、好みも、嫌いなものも、個性も全てを奪われました。それは前家家のメイドとして不要だったからです。我が十六夜家とクルーガー家は代々前家家の当主、その子供にお仕えすることが仕来たり。

私は生まれたときから、決まっていた。

私が生まれるすこし前に前家家当主の子供が出来たのだ。そのときから私はその子供に仕えることが決まった。

その頃は、前家家とは関係なく、クルーガーと十六夜では

ライバル、敵対関係だった。理由はどちらが前家家の為になるかどうか。

そこで、次の当主の子供がどちらを選ぶかで決めることになった。負けたからといって出ていくわけではない。

序列が出来るだけ。

 

その時から、私を完璧メイドにすることが決まった。

 

全てを奪われました。仕えるのに必要ないと

個性も感情もすべて奪われて必要なことのみ与えられました。……実の親から。

 

そして、私が流貴様に仕える頃には道具でした。

それが当たり前だと思ったからです。その時に同時にシャロン・クルーガーさんも配属されました。

流貴様は最初に挨拶の時、

 

「僕は流貴!前家流貴!

この家の次期当主になって皆を守りたい!そして、自分の家族をつくって守りたい!だから、守れるためにこれからもっと強くなる!だから、まず

君達を守らせて!僕の家族になって!そして、これからも僕を支えて!」ニコッ

 

はじめは意味がわからなかった。命令されるだけの物に対して家族になって?

性欲の処理やご奉仕なら習った。

もちろん処女である。しかし、それとは違う。

家族になって?この事を理解するのは大変だった。家に相談したら、付き合っていなさいと言われた。

 

それからはずっと側に付きっきりでした。

シャロンさんとは敵対関係ではなく、

流貴様を支えるメイドと言う認識しかありませんでした。

この方も同じですね。私と同じ人形。

流貴様はことあるごとに私たちを撫でてくれます。

見れば見るほど変わった子供でした。

その時は私は五才です。

流貴様は四歳です。

その頃から流貴様は戦いの訓練をしていました。

それも独学です。誰からも教わらず全部一人で行っていました。途中理解ができないことも話してましたが、

立派な人だとはわかります。

しかも、見た目が男と女の中心と言いますか。

申し訳ありませんが、かっこいいというより、可愛いです。

しかし、メイドはそれを言いません。聞かれてもカッコいいとこたえます。

しかし、男の子なのはわかります。流貴様と私とシャロンが一緒にお風呂に入ります。流貴様の全ては私たちの仕事。

今日は私の担当です。

代わり番子で一緒にお風呂に入ります。

でも、そのお年で私たちを見て反応するのは早いと思います。

えっ?どこって?それはもちろんナニでございます。

 

流貴様は顔を真っ赤で身を私に任せます。

反応していたので、私がご奉仕をしようとすると真っ赤になって断ってきました。辛いかを聞くと、自分でやるとのことです。おかしい。もしかして遠慮している?

道具に遠慮はいりませんというと、

 

「かっ!/// 可愛い女の子にさせられないよ/// 恥ずかしいよ/// ……それに、君たちは道具じゃないよ?感情がある人間で僕の家族だよ/// 」

 

……まさか、私を可愛いと言われるとは生まれてはじめて言われました。見た目を良くしろ。嫌われるな。役に立て。

そう教わってきた私に初めてをかけられた言葉に戸惑いを覚えました。

しまった。こんな感情はダメだ。またしかられる!

そうおもったら、流貴様に頭をナデナデされた。

いつもしてくれる優しいナデナデ。

これをされると、胸が熱くなります。体が熱くなります。

 

「そんなことで僕は怒らないよ?何かあっても守ってあげるから。何かあったら僕に言ってね?」ニコッ

 

……わからない。この熱くなり胸が高鳴り、こうキュンキュンくるのはなんなのか。

 

抱き締めたくなった。

 

!?っそんなことはない!

 

私は感情がない。望みもない。あるのは流貴様に仕える。

 

それだけだ。

 

そして、考えをやめて流貴の体を洗う。

 

……ある部分に当たるとかわいい反応をするので、気づかずうちにお風呂にいっしょに入るのが楽しみになっていた。

 

……可愛いです。流貴様。




続きはまた今度!かな!

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