ONE PIECE 神と友達になり最強へ!   作:ドMを極めし者

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艦娘のこと 長門 陸奥

今回は艦娘と一緒に城にいる。

 

皆、段々心を開いてきたな。

 

初めは俺以外には近づかず、段々なれてきている。

 

ただ、暗いところはまだ苦手で夜も寝るときは電気をつけて寝ている。

 

最初の一ヶ月は寝るときは俺と寝ている。

この子達は寝るときは、皆で川の字で寝る。

たまに、夜皆が魘されていることがある。

そして、夜泣いたりすることもある。

だから、頭を撫でながら寝たり、ヤバイときは起こして、ホットミルクを飲ませて抱き締めながら寝ている。

 

皆見た目と違って中身は世間のこともそんなに知らず、教養もなく、育っている。体は中3ぐらいだけど、中身は子供。

 

身長も俺に近い。

 

俺は、シエルと同じ身長。

 

それよりも、少し大きい。

 

…………ちゃんと側にいないと。

 

夜にトラウマで泣きながら起きたり、自傷行為をしそうになるので、それを全部俺で塗り替えないとな。

 

長門は、夜に勝手に起きて一人どこかに行っていた。どうしたのかとついていくと。

 

窓のそばで一人で泣いていた。

あのなかで一番大人な彼女は皆の前で絶対になかない。涙を見せない。

皆に不安を与えないようにするために…………優しい子だ。

我慢して…………泣きそうになる。

だから、俺は近づいて背中から抱き締める。

長門「キャッ!…………流貴…………さん?」

 

「グスッ!長門!俺がいる。これからは俺がちゃんと皆を守る。もちろん君もだ。だから、もう泣くな。

俺も一緒に守るから。一人で泣くな。大丈夫だから…………」

 

長門は、ビックリしていたけど、振り替えって抱き締めてくれた。

 

長門「本当?…………もう…………大丈夫?」

 

「お前より身長小さいけど、それでも俺は、この国はお前たちを守るから。もうなかなくていいよ。

もちろん、長門。君もだ。俺が守るから。一人で背負わないで。俺にも背負わせて。」

 

長門が膝をつき俺を抱き締める。

 

長門「………ありがとう………流貴………さん………ありがとう」

 

大人でも子供でも関係ない。俺の家族。

 

守るべき大切な者だ。

 

今は泣いてもいいよ。でも、これからは泣かないで。

 

いや。泣かせない。泣かせるものは俺が排除する。

 

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陸奥サイド

私は陸奥。

 

ここの国王がそう名付けてくれた。

私たちはいつも一緒で、私たちを導くリーダーみたいなのが長門ちゃんだった。

…………そして、皆を大切に思ってくれてることも、一人で夜泣いてることも知っていた。

 

前に長門ちゃんにそれが見つかって誰にも言うなと言われた。

 

だから、私は言わなかった。でも、それだけじゃダメだ。ずっと側にいよう。支えよう。そう思っていた。

でも、どうしたらいいか分からなくて、いつも手をにぎっていた。それで、握り返してくれるのが嬉しかった。

でも、それでも何とかしたかった。

 

そんなとき、ある夜。また、一人で泣こうとして出ていこうとしてるとき、一緒に寝ていた国王があとを着いていった。

私は何とかしなきゃと思い着いていった。

国王はいつも私たちを気にかけていることは知っている。

夜怖い夢をみて、起きて泣いた時も、黙って落ち着くまで撫でてくれたし、お話をしてくれたり、遊んでくれたり、色々なことをしてくれた。

 

でも、心の底では不安があった。

 

裏切られたら、捨てられたら、

 

色々な不安があって後を追った。

 

そして、国王の姿があった。

窓のそばで長門ちゃんが泣いていて、

国王はそれを見ている。

でも、なんで?なんで国王は

 

 

泣いてるの?

 

 

国王は泣いていた。長門ちゃんをみて

 

そして、長門ちゃんに近づき

 

 

抱き締めた。

 

 

 

 

そして、

 

「グスッ!長門!俺がいる。これからは俺がちゃんと皆を守る。もちろん君もだ。だから、もう泣くな。

俺も一緒に守るから。一人で泣くな。大丈夫だから…………」

 

「お前より身長小さいけど、それでも俺は、この国はお前たちを守るから。もうなかなくていいよ。

もちろん、長門。君もだ。俺が守るから。一人で背負わないで。俺にも背負わせて。」

 

…………私は気づかないうちに泣いていた。

 

長門ちゃんのために泣いてくれたこと。

 

嬉しかった。長門ちゃんをわかってくれたこと。

助けてくれたこと。

 

長門ちゃんを救ってくれたこと。

 

そして…………

 

私たちを大切に思ってくれてること。

 

………信じても大丈夫。そうおもった。

 

そして、今度は私が長門ちゃんを支えられるようになると。

 

…………国王の………流貴さんの力になりたいと。

 

陸奥「流貴さんありがとうございます。」ボソッ

 

そして、ばれないように部屋に戻ろうとしたとき、

 

「陸奥。いるんでしょ?きなさい。」

 

…………ばれていた。怒られる。

 

そう思って近付くと、

 

ダキッ

 

長門ちゃんを右腕で、私を左腕で抱き締めてくれた。

 

「怒らないよ。心配だったんでしょ?なら、怒れないよ。偉いね。陸奥は。偉いよ。今までよく頑張ったね。」

 

………どうしよう。止まらないよ。涙が………止まらないよ。

 

「今は泣いてもいいよ。これからは泣かせないようにする。守ってあげるからね。大丈夫。俺たちは家族だ。

大切な家族だ。絶対に守るから、幸せになろう。

今まで不幸だった分、その分幸せになろう。」

 

…………ああ、私は今幸せです。

 

流貴さん。ありがとうございます。

 

次の日、

 

私と長門ちゃんは寝坊した。夜遅かったからね。

 

ご飯食べる場所に行くと、流貴さんは笑顔で。

 

「おはよう。お寝坊さん。朝ごはんできたよ。一緒に食べよ。」

 

ご飯を食べるのを待っててくれた。

 

でもなんでかな?流貴さんの顔を見ると、胸がドキドキするの。顔も赤いよ。

 

長門ちゃんもだ。

 

「大丈夫?顔赤いよ?熱?」

 

…………どうしたんだろう?

 

でも、流貴さんに抱きつくと、長門ちゃんも、私も落ち着くの。

 

でも、嫌じゃない。

 

 


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