ONE PIECE 神と友達になり最強へ!   作:ドMを極めし者

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レオンの苦難

レオ閣下サイド

 

私はレオンミシェリ・ガレット・デ・ロワ だ。

 

私はガレット獅子団帝国の皇女だ。まあ、皇女といっても戦いになれば皆を守るために戦場に赴く淑女とはほど遠いがな。

わたしの国は三つの国の同盟国のひとつである。

 

私たちはそもそも友達同士で国との繋がりは強い。

 

だが、その国のひとつのビスコッティ共和国が海賊に支配されたとの連絡が入った。

 

確かにビスコッティは戦闘が得意なものは少ない。しかし、それでもビスコッティの兵力に勝てるぐらいの強者がいると言うこと。そして、その国の勇者と呼ばれているものもこちらの国に遊びに来ているときに、やって来た。

 

私たちはすぐに助けようとした。しかし、最近になって、

敵には五皇が背後にいることがわかった。

 

さらに、敵は改造人間と呼ばれる存在になっている。

私や、ある程度の強さを持ったものはなんとか対処できるが、それ以外の兵は、勝てない。

 

いや、それだけではない。例え勝てたとしても、五皇に目をつけられる。

 

…………この国どころか、同盟国が滅ぶ。

 

大臣の中には、ビスコッティを見捨てると言う話もでているが、それは絶対にしない。

 

ミルフィを見捨てるなど、私にとって甘えさせてくれる妹なのだ!絶対にしない。

 

それは、パスティヤージュ公国の皇女クーベルも、同じ。

 

しかし、勝てない。…………そして、ビスコッティから海賊が住民を売るための海賊船が出航していた。

 

私たちはせめてそれを阻止するために動いたが、

ある海賊に倒されていた。

 

その海賊は「暗殺協会 ナイトレイド」だった。

 

ナイトレイドがなぜ、彼らを滅ぼして、住民を救ったのか、わからず直ぐに、調べさせた。すると、

一つの国が浮かんだ。

 

「人々の楽園 イカルガ」

 

そう、ここは様々な人々が救いを求めて集う国。

 

人々の最後の楽園

 

忘れ去られた者の楽園

 

様々な噂が流れている。そして、悪い噂がない。

海賊や世界政府はよく思っていないらしいが、住民や一般人からは、多大な信頼を寄せている。

 

…………ただ、不安がある。

 

支配者が

海賊の五つの頂点の一角

五皇の一角「新たな頂点 覆面リューキ」だからだ。

 

味方や、同盟国には自分の「家族」として迎える。

変わり者の海賊。

 

そして、「家族」に手を出すものは、どんな敵でも倒すと言われている。

 

…………どうするべきだ。

 

私は…………どうするべきだ。そう悩んでいた。だが、新しい選択肢ができた。

 

初めは、助けるか、見捨てる、その選択のみだった。

 

だが、五項のリューキがもしこの事態を知っているなら、

支配してもらうのも新たな方法だ。

 

だが、あまりにも図々しい。

 

さらに、見返りで何を求められるかわからない。勝手に決めるのも違う。

 

では、どうするか。

 

…………私たちを庇護してもらい、ビスコッティを助けてと願う。

 

これが一番可能性がある。

 

大臣に話すと八割が許可くれるが、2割は不安なものもいる。何を要求されるかわからんからな。

 

しかし、クーベルもその話に乗った。

 

よって今回。そのイカルガに行ってみることにした。

本来なら使者を送るのだか、

今回は時間がない。よって、私たちが自ら行くことになる、

今回のは成功させねばなるまい。

 

…………例え、この身を差し出しても…………

 

そして、イカルガにむかう。

 

着いてから驚くことばかりだ。

 

あまりにも豊かなのだ。そして、町の人々が皆笑顔で幸せだとわかる。

これだけで、国王としての素質を理解できる。

けして、民を無下にせず、民の暮らしを豊かにしている。

そして、警備も行き届いている。

 

普通騎士はその立場から傲慢になるものがいるはずが、一人もいない。徹底されているのがわかる。

あそこで困っているご老人の願いを叶えているところから、国がどれだけ、豊かでしっかりしてるのかもわかる。

 

そして、国の評価を聞いても、救われてた、助けてもらった、など、様々だ。

 

いったいどんな人なのか気になって聞いてみた。

 

国民「ああ。外から来たのか。いい国だろ?」

 

レオ「ああ。いい国だ。とても海賊が支配してるとは思えない。」

 

国民「はっはっはー。そうだよな。でも、本当に平和で俺たちは救われてるのさ」

 

レオ「救われてる?」

 

国民「この国の国民はほとんどが奴隷だったり、海賊に囚われていたり、故郷をうしなったものばかりさ。そんな俺らに国を、帰る場所を与えてくれて、家族になってくれたのが流貴様さ。」

 

クーベル「家族?」

 

国民「ああ。流貴様は、国民も支配地の国民もすべてを家族として迎えてくるんだ。そして、家族にはどんなことがあっても助けてくれるし、優しい。そんな人さ。他の海賊からは死神と言われてるが、俺らからしたら救いの神だな。例え死神と言われても俺らは着いていくね。」

 

…………聞けば聞くほど海賊かわからなくなる。

 

 

国民「あって話をしてみたいなら、城にいってみたらどうだ?」

 

ガウル「いや、いきなりいっても会わしてくれないだろ?」

 

国民「いや?そうでもないぞ。城でよく子供が遊び場として使っているぞ。」

 

レオ「遊び場!?」

 

国民「ああ。そして、一緒に流貴様が遊んでる姿をよく見るよ。」

 

…………国王だよな?

 

 

国民「あっ!そうだ!今日の昼に舞台会場に行ってみろ。そこでなら面白いものが見れるぞ。」

 

レオ「面白いもの?」

 

国民「今日は国王のライブの日なんだよ。まあ、騙されたと思っていってみろ。じゃあな。」

 

 

…………余計わからなくなった。

 

ガウル「姉ちゃん。どうする?」

 

レオ「…………とりあえず、行ってみよう。」

 

クーベル「本当に面白い国なのじゃ!」

 

さてどうなるのやら。

 

 

 

 


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