男子高校生のきんいろな日常   作:牧弥潤巳

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これからはナレーション立場で執筆します。
それと、色々と説明を
復活のオーズから、
何かのベルト→オーズドライバー

ダブル誕生で出て来た剣→メダジャリバー

グリード登場より、オーズドライバーのバックル→オーカテドラル



・・・今のところは以上です。それではどうそ。


疑いと価値と救いの手

アンク「カザリ・・・お前だな?」

 

カザリ「久しぶりだね、アンク」

 

と言った。

 

アンク「こそこそ付きまとってるとは・・・お前らしいな。そういえば人間に寄生するヤミーはお前のお得意な手だったな。」

 

と腕を動かしながら言う。

ヤミーはその間にも倒れている男へと近づいていく。

そして、軽く振り返るとセルメダル状になって倒れている男の元へと戻った。

男はうめき声をあげながら立ち上がる。

 

男性「もっと、もっと食い物!」

 

楓「おい待て!」

 

と言って近づこうとするがカザリの攻撃によって妨害されてしまう。楓はその攻撃で吹き飛ばされていまった。

 

アンク「気をつけろ!奴は取り戻しに来たんだ。お前のその1枚は奴のコアメダルだからな」

 

と楓が着けてるベルトのオーカテドラルを指差しながらそう言う。

 

楓「コアメダル・・・てことはグリード!?」

 

楓は驚き、アンクのそばによって軽く身構える。

 

カザリ「そんなに警戒しないでよ。戦う気はないんだから。」

 

そう言うカザリ。

 

アンク「なに?」

 

先に言ったのはアンクだった。

 

カザリ「聞いてよ。無くなったコアメダルなんだけど、さすがに君が全部持ってるとは思ってないよ」

 

そう説明するように言ってから、

 

カザリ「なにしろ君自身がそんなだしね。」

 

と言った。

 

アンク「で?」

 

カザリ「オーズなんて捨てて、グリード同士で手を組まない?」

 

楓「え!?」

 

一方戦いを見ていた綾は、忍に電話していた。

 

綾「しの!今楓が怪物と戦ってるの。」

 

忍「えぇ!?今どこですか?」

 

綾「場所は・・・」

 

綾は、忍にその場所を伝える。

 

3人に戻る。楓は今も警戒していた。

 

カザリ「分かってると思うけど、オーズなんて元は僕達を封印した存在だよ。そんなのと組むのなんて無理がある。」

 

そう言いながらカザリは楓とアンクに近づく。

楓はアンクとカザリと呼ばれたグリードを交互に見つめる。

 

カザリ「アンク。僕は昔からグリードの中で君に注目していた。僕と組んだほうがメダル集めは効率的だよ。」

 

足を止めてなおも言うカザリ。

 

アンク「俺としても仕方なくオーズを使っているだけだ。」

 

呆れたようにも聞こえる声で言う。

 

アンク「なにしろ・・・これだけしか復活できていない。」

 

言いながら右手をあげる。

思い出したかのように首を動かすと、

 

アンク「・・・が、人間はやっぱり面倒くさい。お前の方がマシかもな」

 

楓「な!?」

 

カザリ「決まりだ。オーズはもういらないね」

 

そう言いながら楓の方へと歩き出すカザリ。楓は警戒しながら少し後ずさりをする。

 

アンク「待て!」

 

そう言うと楓とカザリの間に歩くアンク。

 

アンク「グリードのお前と組むのもそれはそれでデメリットがある。少し考えさせろ」

 

と自身の額に赤い腕の方の手を動かして指差すように動かす。

 

カザリ「ふん。分かった。でも長くは駄目だよ。君は油断ならない」

 

とカザリは言うと、また黄色の竜巻のような物を出す。

それを楓はまともに受けてしまった。

 

楓「ぐぅぅ!ぐぁっ!」

 

それから姿は見えないが、カザリの声で「いい返事を期待してるよ。頭のいい君ならいい答えが出せるはずだ」と聞こえた。

 

楓「これがアンクと同じグリードの力・・・」

 

ヤミーとは比べ物にならない。そう感じながら呟いた。

 

 

カザリがいなくなった後、楓は変身を解いた姿で多少おぼつかないような立ち方をしていた。

 

楓「グリードってヤミーとは全然違うんだな。強さというより、力の質って言うの?」

 

はぁ、はぁ、と息を切らしながらそう言った。

 

と言った。アンクは楓に近づきこう言う。

 

アンク「当然だ。カザリのほかにもあと3人。緑のグリードウヴァ、白のグリードガメル、青のグリードメズール。」

 

グリードは合計五人いることを伝え、こう続ける。

 

アンク「もし奴らのコアメダルが揃っていたとしたら・・・今頃どうなってたか」

 

それを聞いて未だにはぁ、はぁと息を切らし、立っているのがやっとの楓が、

 

楓「確か・・・世界を喰らうって・・・」

 

と言った。暫く間をおいてから、

 

アンク「さてと・・・カザリからのありがたい申し出で俺もオーズが必要ってわけじゃなくなった。どうする。黙ってメダル集めに協力するなら考えてやるが。」

 

戦い慣れしてないせいか未だに息を切らしている楓に向けて言った。

 

楓「それは無理。」

 

そう言いながらなんとか立てている体をアンクに向ける。

 

アンク「馬鹿か。お前も見たろ。人間なんて一皮向けば欲望の塊だ。いくら助けてもきりがない。」

 

楓「そりゃ時には欲望に負ける事もあるけど、最後には、ちゃんと・・・」

 

そう言う楓を遮るように言う。

 

アンク「欲望に負けるか。よーく考えろ。その間、俺はこれを勉強だ」

 

prrrrr

 

携帯の着信音が鳴っていた。

 

楓「え?」

 

楓は自分の携帯を取り出すが、自分の携帯からではないと気づく。楓は違うポケットに入れてある悠木の携帯を取り出した。

 

楓「マジかよ・・・こんな時に・・・」

 

???「どうして?」

 

楓「!?」

 

楓は後ろから人の声、聞き覚えのある声を聞き、振り向いた。

楓「勇さん・・・」

 

勇「それ、悠木の携帯よね。どうして楓君が?」

 

楓「いや・・・これ・・・」

 

楓は言葉を言い切る前その場に倒れこんでしまった。

 

勇「楓君!?」

 

海翔「楓!大丈夫か!」

 

綾「え!?どうなってるの!?」

 

忍「楓君!大丈夫ですか!?」

 

海翔「ひどい傷だ。手当てしないと。」

 

一方ヤミーにとりつかれた男性は別の場所で食べ物を食べていた。

 

しかし男は

 

男性「苦しい、もう食べたくない。もうイヤだ!」

 

と言っていた。周りの引いている人々は気づいてる様子はあまりない。手を止められず口にしてしまう。その間にもセルメダルが増えていく・・・。

 

その場所にはいないが、アンクはそれに気づく。

 

アンク「(いいぞ。もっと食え!食って溜め込め!)」

 

内心でそうと思った。

 

スマートフォンをいじりながら、

 

アンク「なるほど、面白いな」

 

と1人で呟いた。

 

アンク「ただ突っ立ってるだけで、大量のデータが手に入る。飛び回る必要もないってわけだ」

 

そう言ってからスマートフォンを見る。それを離れた場所から楓を時々たすけている男性がみていた。

それをどこか別の場所で見ている男性と女性は軽い会話を交わしていたのを楓達は気づいていない。

 

 

一方、カザリの攻撃で負傷した楓は自宅で手当てを受けていた。

 

海翔「よし!これでオーケー。」

 

海翔は楓の背中にシップを四枚程貼り付けた。楓は新しく服を着た。

 

海翔「あと、替えのシップな。」

 

そして、海翔は替え用のシップを二枚楓に手渡した。

 

楓「サンキュー。」

 

勇「それで、さっきの話本当なの?」

 

楓の方へと顔を向けてそう尋ねる勇。

 

勇「あの腕の怪物が、悠木に取り憑いてるって。」

と言った。楓はうなずき、

 

楓「すみません。巻き込みたくなくて。」

 

そう申し訳なさそうに言った。

 

勇「なにか方法があるんじゃないの。警察とか?病院とか?」

 

と楓に向けて言った。

 

楓はその質問に首を振った。

 

楓「そこじゃどうにもならないと思いますし、アンクは平気で兄さんの体を捨てる。」

 

楓の言葉に勇はショックを受け、膝をついてしまった。

 

勇「そんな・・・」

 

楓「違うんですよ。いくら姿が一緒でも、中身が全然違う。今は俺の兄でも、勇さんの恋人でもない。」

 

そう平然と話した。

 

海翔「楓はこれからどうするんだ。」

 

楓「え?今タカちゃんにヤミー追って貰ってるから。見つかったら行くつもり。」

 

勇「ヤミーってあの腕の怪物みたいなやつ?」

 

楓「うーん。微妙に違うけど、似たようなものか。」

 

綾「本気!?そんな怪我なのよ!」

 

綾はまた楓が戦いに行くつもりだったので、少し感情的になって止めに入った。

 

楓「でも、人も巻き込まれてるし、ヤミーどうにかできるのは、オーズ・・・俺のできることらしいし。」

 

海翔「・・・何で。」

 

楓「?」

 

海翔「何でそんな事が言えるんだよ!死ぬかもしれないんだぞ!怖くないのかよ!?」

 

綾「海翔?」

 

余り感情的にならない海翔が珍しく表情を変えて止めた。

 

楓「確かに死ぬのは怖いけど、それで自分のできる事から逃げたくないんだ。」

 

感情的に止めに入った海翔に、楓は自分の思ってる事を伝えた。

 

楓「・・・誰もを助けられるわけじゃないし。」

 

忍「え?」

 

楓が一瞬表情を曇らせたのを忍は見てしまった。

 

楓「ただ、手が届くのに手を伸ばさなかったら、死ぬほど後悔する。それがイヤだから手を伸ばすんだ。それだけ。」

 

真剣な表情でそう楓は語る。すると、タカカンドロイドが窓をつついていた。

 

楓「あ、ヤミー見つかった?」

 

タカカンドロイドが案内しようとしてるので、楓は自宅は

 

忍「楓君!大丈夫ですか?怪我してるのに。」

 

楓「あぁ。大分体動けるようになったし替えのシップだってあるから、大丈夫。 」

 

そう言いながら懐よりその替えのシップのようなものを取り出して見せ、それをしまい走り出した。忍はそんな楓を心配そうに見送った。自販機にセルメダルを入れてボタンを押してバイクにする。ヘルメットをかぶり、バイクを走らせた。移動してから暫くするとその問題の店の前についた。ヘルメットを脱ぎ店に入ろうとした。

 

昴「楓!」

 

騒ぎを聞いて来たのか、昴も店に赴いていた。

 

楓「昴。」

 

昴「やっぱりヤミーか。」

 

楓「あぁ。」

 

するとアンクが近くに現れる。

 

楓「・・・アンク」

 

落ち着いた様子で言う。

 

アンク「答えは出たのか楓。俺はすっかりこれをマスターしたぞ。」

 

スマートフォンをみせながら楓に近づくアンク。

 

楓「答えは同じだ。俺はお前の道具にならない。」

 

と平然と言い放つ。

 

アンク「お前は本当にバカだな。」

 

呆れたように言うアンクの後ろにカザリが出てきて、

 

カザリ「じゃあ・・・アンクの答えも決まりだね」

 

と言った。

 

昴「なんだ!またヤミー?」

 

楓「違う。グリードだ。アンクと同じ。」

 

カザリ「君はオーズなんか捨てて僕と組む」

 

それに対し、

 

アンク「そうなるなぁ」

 

と言うアンク。

 

カザリ「お前は・・・ここで消える」

 

学校の制服の楓に向けてそう言い、カザリは近づく。

楓はバイクからメダジャリバーを取り、昴はダブルドライバーを取りだす。

 

カザリが楓達にに向かってくる。アンクは右腕を戻し、それからカザリに攻撃した。

軽くセルメダルが出てくる。カザリはそのせいでそこから後ろの軽く突き飛ばされる。

 

カザリ「アンク・・・お前・・・!」

 

そう言うと顔をあげてアンクを見る。

 

アンク「お前は昔から疑い深かったが、復活しても同じだな。俺と楓が示し合わせて裏をかくんじゃないかと、うろうろかぎまわってたろ。」

 

カザリ「くっ・・・・」

 

そう言ってからスマートフォンを出して

 

アンク「最近の人間の道具だ。黙ってても情報が集まる。お前の行動は全部見られてたんだよ。人間に。」

 

と言った。

 

カザリ「まさか・・・人間がそんなこと・・・」

 

とうろたえるように言った。

 

アンク「変わったんだ。俺達が封印されてる間に。疑い深いグリードはその疑いから裏切る。メダルを狙う。バカでも面倒でも・・・人間の方がまだマシだな。」

 

楓を見ながらまんざらでもなさそうに言った。

 

カザリ「お前・・・!」

 

と言ってアンクに近寄るがアンクに抵抗されて後ろへと移動する。

 

アンク「楓!!」

 

楓はメダジャリバーを近くに投げ捨て、右手でオーズドライバーをつける。そして左手でメダルを受け取る。

オーカテドラルに両手で左右にメダルをはめ、右手で真ん中にはめ込む。

楓は入れ終えると左手でオーカテドラルを傾け、右手でオースキャナーを手にする。

それから斜め上になるよう持ち上げてオーカテドラルに通す。

 

楓「変身!」

 

 

タカ トラ バッタ タ ト バ ♪タトバタ ト バ♪

 

 

 

カザリがその間にも襲い掛かってくる。カザリの攻撃を避けることしかできない楓。すると、

 

アンク「楓!これに変えろ!」

 

アンクの言葉と一緒にカマキリのコアメダルが投げられる。楓はそれを受け取ると真ん中のと取り替えそして相手の攻撃を再度避け、オースキャナーで再びメダルに通す。

 

タカ カマキリ バッタ

 

そしてその腕でカザリと戦う。その腕でカザリを軽く後ろへとやるとカザリが砂嵐を起こし、楓を攻撃する。戦いに慣れていないせいか、攻撃をまともにくらい、倒れ込んでしまった。

楓「くっ!」

 

カザリ「コアメダル・・・返してもらうよ」

 

その様子を見ながら言い放つ。それから楓に近づく。楓はなんとかして立ち上がる。しかし、立ち上がってから少しふらついてしまう。

 

アンク「楓!死んでもとられるな!」

 

と楓に向けてアンクは叫んだ。

 

楓「死んでもね・・・フッ!」

 

それからお互いに飛んで攻撃し合うが相撃ちとなり、そのときに胸の辺りを攻撃されてしまったのでそれが原因で、オーカテドラドルの真ん中からコアメダルが弾き飛ばされる。

それをキャッチしようとアンクは腕を体からはなし、飛んで行くが先にカザリに奪われてしまう。

同時に地面に落ちた楓はそのまま変身が解けてしまう。

 

カザリ「・・・ウヴァのコアか」

 

と言いながらそのコアメダルを見つめるカザリ。

 

アンク「チッ、やっぱ人間を選んだのは失敗だったか」

 

多少怒りを感じる声でそう呟くアンク。

 

カザリ「僕のメダルも返して・・・」

 

言いかけた瞬間、何故か肩の部分がセルメダルになって外れる。

 

カザリ「・・・なに!?」

 

楓「え?」

 

手に何か握ってるのに気づいた楓が右手を開くと・・・3枚のコアメダルを手にしていた。

 

カザリ「僕の・・・」

 

さっきの楓の行動を思い出す。実は楓は、カザリを切りつけたつもりが、無意識にカザリのコアメダルを抜き取っていた。

 

カザリ「僕のコアを・・・」

 

楓「切った感覚がないわけだ。」

 

アンクは楓からコアメダル三枚を半ば強引に奪い取り、こう言った。

 

アンク「ハハッ、上出来。」

 

コアメダルを抜き取られたカザリはふらつきながら、

 

カザリ「アンク・・・いつか後悔するよ」

 

と言い残し、ふらつきながら逃げるように去っていった。

 

昴「楓!今なんかおかしな状況なんだよ。」

 

楓「なんだあれ!?」

 

窓が割れる音でする。

 

男性「助けて・・・うがぁぁぁぁ!!」

 

とうめくように叫ぶ。

 

アンク「そろそろ寄生するのも限界だな。メダルの収穫だ」

 

そう言ってる間にも男はヤミーの中に取り込まれるように入っていってしまった。

 

楓「え!?あの人ヤミーの中に!」

 

軽く暴れるヤミーをみてアンクが先に移動する。楓と昴は急いで後を追う。それから人気の無いような場所で離れた場所にヤミーが見える。

 

アンク「欲望に飲み込まれたってところだ。あの醜さが人間の本性だよ。あんなのに助ける価値があると思うのか。」

 

と言うアンク。前へ移動しながら、

 

楓「人の価値は俺が決めることじゃない。」

 

アンクに向けて楓はそう言った。

 

アンク「俺は決めるぞ。価値なしと決めたらすぐにお前を捨てる。」

 

昴「こいつ・・・」

 

平然と言い放つアンクにジト目で見ていた。

楓「俺は必ず隙を見つけて、絶対兄さんを取り戻す。お前を倒してもな。」

 

アンクの少し前で少し睨みながら言った。

 

アンク「やれたら褒めてやる」

 

言ってから3枚のメダルを放り投げる。

楓はそれをキャッチすると、再びオーズドライバーを腰に当ててオーカテドラルにしてそこにメダルをいれる。左手で傾け、右手にオースキャナーをもってからメダルに通す。

 

同時に昴はダブルドライバーを付け、ジョーカーメモリを取り出し、メモリを押す。

 

ジョーカー

 

楓・昴「変身!」

 

タカ トラ バッタ タ ト バ タトバタ ト バ♪

 

サイクロンジョーカー

 

〜♪

 

先に走り出していた楓はメダジャリバーで切ろうとするがやはりはじかれる。それを繰り返しても切れなかった。

 

楓「やっぱり切れない・・・」

 

面倒くさそうに楓は呟いた。

 

上からみていたアンクが、

 

アンク「また妙な具合に成長したな。楓!もっと深く切り込め!」

 

アンクはそう叫んだ。

 

楓はヤミーの方を見ながらこういう。

 

楓「あんまり深い中の人が・・・うわっ!」

 

と叫び返してから相手の攻撃を受ける。それから攻撃を防ぎ、おなか辺りを何回かやや深めに切ると少しひらいてセルメダルが見えるようになる。そのときに一瞬だけだが、男性の顔が見えた。

 

楓「そうか!セルを押し退ければ!」

 

昴「来るぞ!」

 

昴がそう言と、ヤミーは口から火を放つ。楓と昴はそれを避ける。

 

アンク「なるほどな。楓!さっきとったこいつバッタと変えろ!」

 

と黄色のコアメダルをに投げる。オーカテドラルからバッタを取り、黄色のメダルを入れる。その時、ヤミーが攻撃を仕掛けて来たのでそれをかわしながらオーカテドラルを傾け、オースキャナーを通す

 

タカ トラ チーター

 

すると、楓の脚が緑から黄色に変わる。

 

男性「助けて・・・」

 

楓「助ける。絶対!」

 

楓宅に残された忍達は楓の言葉を思い出していた。

 

『手が届くのに手を伸ばさなかったら、死ぬほど後悔する。それがイヤだから手を伸ばすんだ。』

 

楓は連続で蹴りを入れながら男性に手を伸ばしている。男性も手を伸ばしている。楓はギリギリ腕を掴み、ヤミーから引きずり出した。

 

楓「よっしゃ!」

 

昴「楓。今回は俺に決めさせてもらうぞ。」

 

楓「え?いいけど。」

 

フェイ「昴。これを使いたまえ。」

 

昴は二本のガイアメモリを抜き取り、黄色のメモリ、青のメモリを取り出し、メモリを押した。すると、

 

ルナ トリガー

と音がなり、ダブルドライバーにメモリを入れ、再びバックルを開ける。

 

ルナ トリガー

〜♪

 

音楽が鳴り、右半分が黄色に、左半分が青色にかわる。左半分には銃らしきものがある。昴はその銃に青のメモリを入れると、

 

トリガーマキシマムドライブ

 

そう鳴ると、銃をヤミーに向けヤミーを撃つ。すると、その銃弾はヤミーの全方面へと拡散し、ヤミーを攻撃する。ヤミーは爆破し、セルメダルはその場に落ちる。

 

 

男「もう食べ物のドガ食いはしません。ちゃんと規制します。」

 

と言っていた。

 

楓「ね?一度欲望に負けたって、人間はもう一度やり直せる。あんな目にあったんだし、もう大丈夫でしょ。」

 

アンク「フン!」

 

楓がそう言ってる間に男は上半身を起こすと、

 

男性「あ、できれば病院食が上手いところに。」

 

と言った。男達は呆れながらタンカに再度横にさせる。

楓は最早口を開け、絶句状態である。

 

アンク「そういうことだ。人間は欲望1つとしてコントロールできない。俺の言った通りだろ。」

 

そう言ってから楓の後ろを歩いていきながらこういい放った。

 

アンク「俺の勝ちだな!」

 

それを追いかけながら、

 

楓「別に勝ち負けとかじゃねぇし。」

 

と半ばキレたように楓は言った。

 

昴「おい楓!」

 

それを昴は追いかけた。

 

 

それから2人で歩いていくと高級車があった。それをみていると中から女の人が出てきた。その女性はパネルを後ろの席から持って出てくる。するとそこに男性の姿が出て来た。

 

???「やぁ、桐生楓くん、八神昴君。それとグリードの1人のアンクくんだったね?」

 

もちろん昴と楓とアンクは戸惑った。

 

楓「え?」

 

アンク「なんだ?」

 

と言う三人。それに対し

 

???「まずは我々の出会いの祝って」

 

と言ってからクラッカーを鳴らす。

 

???「人と人との出会いはなにかが生まれる新しい前触れでもある」

 

昴「は?」

 

 




ご閲覧ありがとうございます。
そろそろアレが来ます(予告?)。え?アレって何かって?それはお楽しみと言うことで、それではまたお会いしましょう。

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