男子高校生のきんいろな日常   作:牧弥潤巳

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最近、アニメの見過ごしがありすぎて心が折れそうです。(泣)



復活のオーズ

俺、桐生楓は幼馴染のしのこと大宮忍と今日からしのの家にホームステイし始めたアリスカータレットとショッピングモールに来ている。何でもしのが生地がそろそろ切れそうと言ったからである。

楓「んー。結局、これ何なんだろうなー。」

そう言いながら、俺は今朝握ってたメダルを放りながら呟いた。

アリス「カエデ。なにそれ?」

忍「今朝楓君が持ってたらしいんですよ。」

楓「(嫌な夢も付いてな・・・)あ。着いたぞ。」

そんなこんなで俺達はショッピングモールに着き、目的の店に着いた。

アリス「喉乾いたね。」

忍「そうですね。」

楓「じゃあ俺、飲み物買って来るよ。何がいい?」

忍「いえ。悪いですよ。」

楓「気にすんなって。ちょっと行って来る。」

忍「相変わらずですね・・・」

アリス「・・・(もしかして)」

忍side

大宮忍です。私は今日ホームステイに来たアリスとお隣さんの桐生楓君と一緒にショッピングモールにきたのですが、楓君がまた気を遣ってくれたのか、飲み物を買って来ると行ってしまったので、アリスと生地を見ていました。

忍「アリス。どれがいいですかね。」

アリス「あ!これがいいと思うよ。」

忍「あ!これ、楓君に合いそうです。」

アリス「ねぇ。シノブ。」

忍「?どうかしましたか?」

アリス「シノブって、カエデが好きなの?」

アリスにそう質問されたのがきっかけなのか、顔が熱くなってきました。

忍「!わ、私は別に、楓君とはお隣さんなだけで・・・///」

アリス「(シノブって、こういう事分かりやすいなー。)」

楓side

飲み物を買った俺はしの達のもとへ戻ろうとしていた。

すると、

???「おい!」

楓「?」

???「こっちだ!」

楓「おわぁ!?腕だけ!?」

俺がみると、赤い腕だけの人?がいた。そいつはいきなり俺の胸ぐらを掴んで、

???「さっきのなんだ!」

楓「え?」

???「さっき投げてた物はなんだ!」

楓「あぁ。これ?今朝持ってたんだよ。」

俺は今朝の赤いメダルを見せると、

???「コアメダル・・・」

楓「?」

怪物「よこせ。」

楓「うわ!なんだあれ!?」

俺が振り向くと、カマキリに似た怪物がいた。

怪物「フッ!」

その怪物はいきなり俺に攻撃してきた。

???「グッ!」

攻撃を受けるかと思ったが、赤い腕が俺を庇っていた。

怪物「お前・・・アンクか。」

楓「え?アンクって言うの。お前。」

アンク「今はどうでもいいだろ。これは俺のコアメダルだ。」

楓「おいおい。一方的過ぎるだろ。おい、やめろ!」

俺は怪物に掴みかかる。だが、あっさりと俺の首元を掴み放り投げた。

楓「うわぁー!」

俺はショッピングモールのテーブルにぶつかる。

楓「ぐっ、いってぇ。」

俺が痛みに耐えていると、パトカーの音が聞こえた。

そこから刑事が拳銃で怪物を発砲するが

怪物「フン、ハっ!」

銃弾を真っ二つに切り、怪物はパトカーを攻撃した。

攻撃を受けたパトカーは他の車とぶつかる。すると、パトカーから人が拳銃を持ちながら出てきた。だが、力尽きてしまった。しかも出てきた人が、

楓「兄さん!大丈夫!?」

俺の兄、桐生悠木だった。

楓「大丈夫ですか!?しっかり!」

怪物の方を見ると、アンクへの攻撃を続けていた。

楓「これなら・・・」

怪物がアンクにとどめを刺そうとしたとき、

バン!バン!

俺は怪物に向かって発砲した。

楓「なんだか知らないけどもうやめろって!」

怪物「邪魔するな。お前に関係ない。」

楓「あるね。」

怪物「ん?」

楓「あるよ。兄さんとは長い付き合いだし、そいつともさっき知り合った仲だからな。」

アンク「・・・」

怪物「フン。」

怪物は再びとどめを刺そうとする。

楓「やめろ!」

俺は再び怪物に発砲したが・・・

楓「弾切れ!?クソッ!」

拳銃を投げ捨て、もう一度怪物に掴みかかった。がまた投げ飛ばされた。

忍side

忍「楓君どこに行ったんでしょうか。」

アリス「シノブ!あれ!怪物がいるよ!?」

忍「?あ!楓君!・・・と腕?」

アンク「あいつ・・・ただのバカだ。使える。いや・・・今はこの手しかない。」

怪物が楓君を壁にぶつけて、放り投げました。

楓「ぐわっ!うわぁー!」

と、腕が楓君を掴んでいたのです。

怪物「アンク。人間を助けるとはな。」

忍「楓君君!」

アリス「カエデ!大丈夫!?」

楓「しの!アリス!」

 

楓side

怪物に投げ飛ばされて、もう終わりと思ったが、アンク?が助けてくれた。

アンク「お前、名前は?」

楓「え?桐生楓だけど。」

アンク「楓、お前には感心した。助かる方法を教えてやる。」

そう言うとアンクは何かの石を取り出した。

怪物「!?それは、封印の!?」

アンクが俺の腰に石をつけたらいきなり何かのベルトに変わった。

楓「うお!?」

アンク「俺がこの手に握ってきたのはコアメダルだけじゃなくてな。楓、助かるには奴を倒すしかない。」

楓「あいつを・・・」

アンク「メダルを三枚、ここにはめろ。緑を左、黄色を真ん中、赤を右にな。そうすれば力が手に入る。」

俺はアンクからメダルを二枚受けとる。すると怪物が

怪物「乗せられるなアンクに。使えば、ただでは済まない。」

楓「え?そうなの?」

と、アンクの方を見た。するとアンクが頬を挟んで、

アンク「おい、多少のリスクがなんだ。ここで全員死ぬよりはマシだろ。早くやれ楓。変身しろ。」

怪物「よせ!」

俺は少し考える。中学の時に父さんから聞いた話を思い出し、少し笑いこう言う。

楓「父さんから色々話は聞いてきたけど、楽して助かる命がないのは、どこも一緒らしいな!」

俺はメダルを高く弾いた。帰って来たメダルを掴み、ベルトに左右に同時に、真ん中にメダルはめる。真ん中にはめたと同時にベルトが傾いた。

アンク「これを使え。オースキャナーだ。これをメダルに通せ。」

そう言いながらアンクが俺の右腰についていた丸い物体を渡す。

楓「あ、あぁ。」

俺がその物体を取ると音が出始めた。俺は言われた通りにメダルを通す。通した瞬間、軽快な音が出て来て、俺は不意にこう呟いた。

 

楓「変身?」

 

タカトラバッタ タ ト バ♪ タトバタトバ♪

 

怪物「なんだと!?」

アンク「フッ、思った通りだ。」

忍「楓君!?」

アリス「カエデが変わったよ!?」

後で聞いてみたら上から赤、黄色、緑に変わっていたらしい。

楓「え?何だ今の歌。タカトラバッタってこれが!?」

アンク「歌は気にするな。それはオーズ。どれだけのものかは戦ってみればわかる。」

楓「え?」

俺が前を見ると怪物がこっちに襲いかかってきた。

楓「おわぁ!」

俺は間一髪怪物の攻撃を防ぐ。すると、胸の黄色の場所がいきなり光始め、かぎ爪?が現れた。

楓「はっ!」

俺がカマキリに似た怪物をそのかぎ爪で攻撃する。すると、その怪物はメダルを少し撒き散らしながら転がっていく。俺は怪物を

今度は緑の場所が光始めた。

楓「おぉ。なんか力が体の中に溜まってくる!」

怪物「クッ!」

楓「フフッ!はぁー。はぁ!」

俺がジャンプすると、一回だけで怪物も元まで飛べたので、連続で蹴りを入れる。

楓「ヘヘッ。これ面白いな。」

怪物「貴様ぁ!」

怪物が俺に攻撃を仕掛けてきた。俺はそれをまともに受けてしまった。すると、真ん中のトラ?の絵がかかれた場所が黒く点滅し始めた。

楓「いてててて。ん?なんだ?」

アンク「楓!真ん中をこいつに変えて、さっきと同じことをやれ!」

アンクは俺に緑のメダルを投げてきた。

楓「え?えっと、これを真ん中に変えて・・・」

俺が言われた通りに真ん中のメダルを変えている途中、

怪物「させるか!」

楓「あー邪魔!」

怪物が邪魔をしようとしてきたので俺は蹴りを加え、少し遠ざける。

楓「さっきと同じことをやる。」

右腰にあるオースキャナーを取り出し、もう一度メダルに通すと、

 

タカカマキリバッタ

 

音が鳴り終えると、腕がカマキリに似たものに変わっていた。

楓「わーお。ホントにカマキリだ。」

アンク「よし!」

怪物「貴様!そのメダルを渡せ!」

俺は襲ってきた怪物をさっき変わった腕で切りつけた。

楓「はっ!ふッ!はぁ!」

カマキリとバッタの場所が光り始め、

楓「はぁーーー!」

俺はジャンプして、一気に怪物へと近づき、勢いよく切りつけた。

楓「せいやーー!!」

すると怪物が爆発したと同時に銀色のメダルが飛び散っていた。

楓「銀色のメダル。これでできてたんだ。さっきの。」

俺はそのメダルを拾いよく見る。

楓「(やっぱり、夢のアレと同じだ)」

夢の事を思い出し、考えていたが一番大事な事を思い出した。

楓「ていうか、これどうやってもどんだ?おーい!アンクってやつー!」

俺がアンク?を探してると、

忍「楓君!」

楓「どうした?しの。」

アンク「良い体を見つけた。」

忍「あれ見て下さい!」

楓「?」

しのの指さした場所をみると、

アンク「これで少しはマシに動ける。」

兄さんが起き上がっていた。起き上がっては・・・いたのだが、右腕を見た瞬間、何が起こったのかわかってしまった。

楓「お前、兄さんに何した!」

なんとアンクって腕は兄さんに取り憑いて?いたのだ。

アンク「俺には目的があるからな。それを果たすまでこの体を借りるぞ。」

楓「なんだよ。目的って。」

アンク「さぁな。あと、傾きを戻せば変身が解ける。」

楓「えっと・・・こうか。」

傾きを戻すと変身が解けた。

楓「あぁ戻った。それより、兄さんは大丈夫なんだよな。」

アンク「どうでもいいだろ。どのみちこいつは死にかけだったんだからな。」

楓「気になるよ。家族なんだし。というかさっきのなんだよ。聞きたいことが色々あるんだけど。」

アンク「あーうるさい!話してやるから騒ぐな!」

俺がアンクに次々と問いを掛けていると、

prrrrr

楓「?兄さんの電話?」

兄さんの電話が鳴っていた。発信元をみると、今の状況下で掛けてきてはいけない人からだった。

楓「うっわ・・・これはまずい。」

忍「どうかしましたか?」

楓「勇さんだ。」

大宮勇さん。しののお姉さんで、今は高校三年でモデルをしている。え?それのどこがまずいのかって?いや、そりゃぁ・・・

忍「お姉ちゃん?何がまずいんですか?」

楓「いやだって勇さんが今の兄さんの状況を知ったら・・・あの人達付き合ってるし。」

そう。勇さんと兄さんは恋仲、両家公認?というものなのだ。今の兄さんの状況を知れば絶対悲しむだろう。そういう事はしたくない。

忍「どうしましょう。」

楓「黙っておくか?でもあの人結構勘が鋭いからな。誤魔化すにしても大変だし、どうしよう。」

???side

白衣を着た研究員?みたいな男性がオーズの戦いを見ていた。

???「あれがオーズの力・・・頭と胴体と脚を変えられるのか。興味深いね。」

研究員がそれを見ていると、

???「旭さん。何堂々とサボってるんですか。」

オーズの戦いを見ていた人に白衣を着た女性が近づいてきた。

旭「おや?亜美君。いやね、面白いものをみつけたのだよ。見たまえ。」

旭が亜美にオーズの戦いを見せた。

亜美「これは確かに興味深いですが、私達が今実験中だと言うことを忘れてませんか?」

旭「忘れてはいないさ。それに一つ完成しているだろ

う?」

亜美「それはそうですが、まだ使ったことがないでしょう。実験体もないのに。」

旭「それなら心配ないよ。心当たりがある。」

旭はポケットから二つのメモリ?みたいなものを取り出した。

旭「あの二人に使わせよう。」

亜美「あの二人?」

旭「私の友人の子さ。彼ならこれを使いこなせるだろう。」

亜美「因みに、その人の名前は?」

 

 

 

旭「八神昴だよ。」

 




ご閲覧ありがとうございます。ここでキャラを一人紹介します。


桐生楓
年齢 15歳
身長 160㎝
体重 55㎏
趣味 ゲームと人の話を聞く。あと人助け?
父親が世界中を旅していて、父親から色々な話を聞いていつか自分も旅をしたいと思っている。
小さい頃から大宮忍の隣の家で暮らしているため、忍とは幼馴染。ぼんやりしている忍をよく保護者のように面倒を見ていた。
忍は密かに想いを寄せるが、楓は気づいていない。







こんな感じです。更新?があったらまたご報告します。

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