男子高校生のきんいろな日常   作:牧弥潤巳

13 / 16
ある日、昴は旭の場所を訪れていた。

昴「強化アイテム?」

旭「そう!このメモリガジェットがそれさ!」

昴「これは?」

旭「それはバットショットそれをトリガーマグナムにつければ狙撃が可能になる。」

昴「ただのカメラですよね?」

旭「今はね。でも、このバット専用のメモリを挿せば、」

カメラにメモリを挿した。すると、それはコウモリに変わり、辺りを飛び回っていた。

昴「コウモリになった。」

旭「このスタッグフォンはクワガタ。このスパイダーショックはクモ。このフロッグポットはカエル。このデンデンセンサーはカタツムリさ!」

誇らしげに語る旭に昴は複雑な表情で呟いた。

昴「なんでこんな特定の状況でしか使えない物を作るんですかね?」

旭「フフン!そうだ!忘れるところだった!」

昴「?」

旭「これを!」

昴「これって・・・!」

一方、アンクはタブレットを操作して、コアメダルの現状を確認していた。

アンク「コアメダルの現状はこんなところか。俺が9枚・・・カザリ達が、17枚から27枚。それ以外は少なく見積もっても9枚か。残これがどこにあるのか・・・」

━━━━

フォーゼドライバーを受け取ってから数日が経ち、海翔はいつもとは少し違う生活を送ることになった。
なぜなら・・・

海翔「お、おはよう姉ちゃん。」

心咲「うん。おはよう海翔。」

海翔の姉、心咲と生活することになったからである。はたから見れば普通に思えるかもしれないが、この姉弟には少し事情がある。海翔の挨拶に心咲は微笑みで返す。それからは二人に会話はなく、海翔は学校へと向かう。

海翔「じゃあ、行ってきます。」

心咲「うん。いってらっしゃい。」

海翔を見送る心咲。すると彼女はポケットから一枚の写真を取り出した。それは幼い時に海翔と遊んでいた写真である。

心咲「(・・・この写真。私があの子と遊んでいた時の写真。)」

心咲「・・・記憶、戻ればいいな。」

そう。瀬戸心咲は七年前交通事故にあっており、重体だったが、望月旭がそれを助け、意識を取り戻した。だが、それより前の記憶がない。つまり、記憶喪失である。

そして、海翔が向かった先は

海翔「じゃあ、こいつの使い方教えてもらうぞ。」

フォーゼドライバーを渡した望月旭のところである。

旭「ではまずは、それを腰につける。」

海翔「こうか?」

言うとおりに腰にベルトを当てる海翔。

旭「次に手前にある赤のボタンを4つ押す。」

海翔「こ、ここか。」

旭「そうそう!」

手前のボタンを4つ押すと旭がその場から離れた。

海翔「ん?なんで逃げて・・・」

Three

Two

One

海翔「は?」

旭「さぁ!変身って言ってレバーをいれて!こう!」

左手を前に持っていって、レバーを入れ、空に手をかざすジェスチャーをとる。

海翔「あ?」

旭「いいから早く!」

海翔「へ、変身!で、レバーを引いて、こうか!」

手を空へかざすと、海翔の周りに煙が発生し、海翔を覆う。その時に軽快な音が響く。

亜美「うっ!」

旭「くるぞー!」

するとリングらしきものが現れ、煙が晴れる。するとそこに海翔の姿はなかった。そこにいたのは、ロケットのような頭、全身が宇宙服のような姿をした戦士だった。

旭「おめでとう!これで君も変身者の一員だ!」

海翔「・・・本当に変わった。でっち上げかと思ってた。」

旭「なにげに酷いこと言うね。それはフォーゼ、宇宙の力をベースにしている。」

海翔「じゃあ、宇宙キター!ってとこか。」

旭「おお!ノリノリだね!」

海翔「ま、少しはな。それは。」

旭「これはバガミール。このカメラスイッチを挿すことで、自立行動が可能になる。」

海翔「ふーん。」

旭「他にもいろんなモジュールがある。持って行きたまえ。」

海翔「じゃあ、帰る。」

旭「え?いいのかい?お茶とか。」

海翔「使い方を聞きに来ただけだしな。」

旭「頼んだよ。海翔君。」



鋼鉄と猛獣と宇宙戦士

 

そして、この日を楽しもうとしている少女達がいる。

 

綾「ムゥーーー」

 

内のツインテールの少女、小路綾は友達が来るのが遅すぎてご立腹である。

 

陽子「ごめーん。遅れちゃったー。」

 

綾「遅い!!」

 

八神昴と猪熊陽子が遅れてやってくる。

 

陽子「え?10分だけじゃん。」

 

綾「だけ!?だけって何よ!私なんて1時間も前からここにいるのに!」

 

昴「真面目だな。」

 

綾「あれ?フェイは?」

 

昴「なんでも今日は一人でぶらぶらしたいって。」

 

陽子「珍しいな。」

 

物珍しそうに話しているが、昴は笑みを浮かべる。

 

昴「確かに。」

 

どうやら何か知っているようだ。

 

その中、

 

香奈「お待たせ!じゃあ、行こっか。」

 

フェイ「コクリ」

 

八神フェイと一緒にいるのは日暮香奈。表は普通の女子高生だが、本当はアニメ好きでオタクと言われたくないために普通というレッテルを貼っている。

 

視点は昴達へと戻す。

 

陽子「というか、しの達もまだ来てないじゃん。」

 

綾「そうなのよ。心配だわ。どこかで事故に遭っていたら・・・」

 

陽子「この差はなんだ?」

忍「お待たせしましたー。」

 

陽子「あっ、来た・・・」

 

昴達は驚愕した。何故なら、はたから見ればまさにゴスロリみたいな格好をしていたからだ。

 

陽子「なんだあれ!?しの、それ私服か?」

 

忍「はい。似合いますか?」

 

アリス「シノは何かのモノマネをしてるんだよー。」

 

陽子「なるほど、コスプレか。えっと・・・メイド?」

 

綾「ゴスロリとか?」

 

忍「ブブー!正解は、外国人でしたー。」

 

綾・陽子「ざっくり!」

 

同時に突っ込む二人。

 

陽子「あれ?楓もいないのか?」

 

アリス「今日用事あるって。」

 

だが、忍達は知らないだろう。楓と海翔の二人と偶然鉢合わせることに。

 

時刻は昼頃となり、昼食をとる場所をさがしていた。

 

陽子「お昼どこで食べる?」

 

忍「そうですねぇ。あ、ここはどうでしょう?」

 

アリス「?「ラビットハウス」?」

 

綾「喫茶店のようね。」

 

忍「入ってみましょう。」

 

 

 

???「いらっしゃいませー。」

 

女性陣「・・・」

 

???「?」

 

少年は首を傾げるが、女性陣は硬直していた。何故なら、その少年は。

 

陽子「楓じゃねぇか!」

 

忍「なにしてるのですか!?」

 

桐生楓だからである。

 

楓「まぁまぁとにかく座って座って。」

 

アリス「ところで、カエデはなにしてるの?」

 

楓「んー。バイト。体験だけどね。」

 

昴「でもどうして急に。」

 

楓「あぁ。それは今朝・・・」

 

紫音「楓ー!そろそろ起きなさい!」

 

楓「今日バイトもないし学校も休みだからいいでしょ。」

 

今日はのんびりしようとする楓だが、突然。

 

???「早く起きないとCQCかけちゃうぞ。お兄ちゃん。」

 

楓「あんた柔道だったろ。CQCなんて出来るならやってみてよ。」

 

???「そうか。じゃあ遠慮なく。」

 

楓「え・・・?」

 

紫髪の少女が、楓に跨がっていた。

 

楓「誰ーーー!?」

 

桐生家に楓の叫び声が響いた。

 

楓「母さんの知り合いの娘さんか。泊めてるんなら一言言っといてよ!」

 

紫音「言うの忘れてた。この娘は天々座理世ちゃん。今高2だったっけ?」

 

リゼ「そうだが、すまない、家出に巻き込んで。」

 

申し訳なさそうにリゼは言う。

 

楓「それはいいんだけど、進路でケンカってどんな道に・・・」

 

リゼ「・・・小学校の先生・・・って言ったら笑われた。からケンカした。」

 

楓「ニヘラ‐」

 

リゼ「ほらーー!!やっぱり笑う!」

 

楓「いいんじゃない?似合ってるよー。」

 

リゼ「やっぱり私が先生なんて怖いかな。鬼軍曹先生なんて呼ばれてしまうかも。」

 

楓「(いや、それはそれで慕われてるような)あ!だったらリゼちゃん。今日は一緒に出かけない?」

 

リゼ「なんでだ?」

 

楓「リフレッシュだよ。それと、ここにいる間はリゼちゃんの事先生って呼ぶから。ここで経験を積んで鬼?を倒そう!」

 

リゼ「上等だ!かかって来い!!ゴゴゴゴゴゴ」

 

楓「先生のオーラじゃないけど!?」

 

そして、楓達は喫茶店へと着く。

 

リゼ「ここが、私のバイト先のラビットハウスだ。」

 

楓「じゃあ、入ろう。」

 

???「いらっしゃいま・・・あ、リゼさん・・・と、えと・・・どなたでしょう・・・?」

 

楓「俺は桐生楓、リゼちゃんの付き添いできたんだよ。楓でいいよ。」

 

楓は簡単な挨拶をした。

 

チノ「私は香風 智乃です。よろしくお願いします。」

 

楓「頭に乗ってるもじゃもじゃは何?」

 

チノ「これですか?これはティッピーです。一応うさぎです。」

 

楓「うさぎっ!?えこれが?」

 

チノ「はい。これがうさぎです」

 

楓「さ、触ってもいい?」

 

目をキラキラさせる楓。楓は見たことのないものをみると気分が高ぶってしまうのである。

 

チノ「楓さん。ちょっと怖いです。あと、コーヒー一杯で一回です。」

 

楓「分かった。じゃあ一杯お願い。」

 

チノ「かしこまりました。」

 

???「ごめーん!遅れちゃった!・・・てあれ?」

 

なんて賑やかな声が登場した。

 

???「だ、誰!もしかしてリゼちゃんの彼氏!?」

 

リゼ「ち、違う!そんなわけあるか!」

 

楓「すごいこと言うなこの子。俺は桐生楓。今は高1で、今日はリゼちゃんの付き添いみたいなものだ。気軽な楓で呼んで。」

 

ココア「私は保登 心愛!私も高校一年生で最近こっちに来たんだ!今はチノちゃんの家で下宿してるの!よろしく楓君!」

 

楓「よろしく。」

 

チノ「ところで、どうして付き添いを?」

 

楓「あぁ、実は・・・カクカクシカジカ」

 

ココア「家出!?」

 

チノ「小学校の先生ですか。」

 

リゼ「やっぱり似合わないかな。」

 

チノ「とりあえず銃の携帯をやめた方がいいと思います。」

 

楓「銃!?」

 

リゼ「おいチノ!・・・親父が軍人だから幼い時から・・・」

 

楓「だから鬼軍曹って言ってたんだ。気にしなくていいよ。リゼちゃん十分かわいいし。」

 

すると突然リゼは顔を真っ赤にしモデルガンを突きつける。

 

リゼ「な、何を言ってるんだお前はーー!!///」

 

ココア「リゼちゃん落ち着いてー!」

 

楓「これがバイトでのリゼちゃんかぁ。これキリマンジャロ?」

 

チノ「正解です。楓さん。ティッピーどうぞ。」

 

ティッピーを受け取り、少しもふもふする楓。

 

楓「わぁ!ティッピーって見た目通りもふもふなんだね。」

 

しばし堪能したあと、ティッピーをチノに返す。

 

楓「ありがとうチノちゃん。」

 

チノ「いえいえ。それより、よくコーヒーの銘柄を当てれましたね。」

 

楓「ん?あぁ、両親がよく飲んでるから。その影響かな?」

 

そんな他愛のない話をしているなか、鴻上ファンデーションでは、ガタキリバコンボの映像が流れていた。

 

鴻上「コアメダルグリーンのコンボ。それを見るだけでも、コアメダルの力がどれ程のものかわかる。しかもそれをオーズはいとも簡単に使った。」

 

ケーキを作りながら嬉々と鴻上は言う。

 

鴻上「素晴らしいよー。全く素晴らしい。ハハッ。そこで私はプレゼントを考えた。里中君。」

 

里中は一個の箱を持っていく。

 

鴻上「このケーキ。それにふさわしいとは思わないかね?」

 

だが、一人の少年が抗議する。

 

翔琉「自分は反対です。オーズにはグリードの1人もついているんですから、これ以上危険な・・・」

 

鴻上「氷室君!君が監視の目を光らせていればいい。」

 

翔琉「しかし!会長!自分がここにいるのは、この街を守る為であって。」

 

彼、氷室翔琉は街を守る為に

 

鴻上「そう!この街を守る為だよ。」

 

里中「よろしく。傾けないようにしてください。」

 

スマホをいじっているときにメダルを見つけたとネットにかかれていた。

 

アンク「緑色のメダル?まさか。コアメダルか。確かめるか!」

 

そして、メズールとカザリは拠点にいた。

 

メズール「アンクを狙うのはいいけど、うまくいくかしら。彼にはオーズがついているのよ?」

カザリ「大丈夫。ガメルが上手くやればね。」

 

視点はラビットハウスに戻る。そして、ココアはあることを口にする。

 

ココア「ねぇチノちゃん。会いたくない?噂の謎のヒーローに!」

 

チノ「まだ言ってるんですか。仕事をしてください。」

 

楓「謎のヒーロー?」

 

リゼ「あぁ。最近怪物が出てくるようになって、それと同時に怪物と戦うヒーローが出てきたって噂がたってるんだよ。『仮面ライダー』って周りじゃ言ってるよ。」

 

楓「仮面ライダーかぁ・・・」

 

それを聞いた楓は少しにやついていた。

 

リゼ「なんでそんなに笑ってるんだ?」

 

楓「え?笑ってた?」

 

昴「なんかちょっと嬉しそうだったよ。」

 

ガシャーン

 

楓「?」

 

昴「なんだ?」

 

楓「行ってみよう。」

 

昴「そうだね。」

 

場所に向かうと、ヤミーが暴れていた。

 

楓「ちょっとちょっと。これのどこが欲望に関係あるのさ。」

 

するとヤミーが瓦礫を、楓達へとぶつけようとする。

 

ココア「リゼちゃん!」

 

リゼを抱え、それを楓は回避する。

 

リゼ「か、楓。」

 

楓「って、聞いても無駄っぽいか。行くよ昴。」

 

昴「はいはい。」

 

リゼを離した後、楓と昴はオーズドライバーとダブルドライバーをつける。

 

昴がベルトをつければ、当然彼にも。

 

香奈「この話いいよねー!」

 

フェイ「確かにね。・・・?」

 

ダブルドライバーが出てきたことにより、大体の事を察するフェイ。

 

香奈「なにそれ?」

 

フェイ「出たか。」

 

Cyclone

 

香奈「メモリ?」

 

Joker

 

昴がメモリを出してる間にオーカテドラルにタカ トラ バッタのメダルをはめ、オースキャナーを通す。

 

楓・昴・フェイ「変身!!」

 

香奈「変身!?」

 

フェイはサイクロンメモリを差し込むと同時に気を失う。

 

香奈「ちょっと!フェイ!大丈夫!?どうしよう!」

 

タカ トラ バッタ

 

タ ト バ タトバタ ト バ♪

 

Cyclone Joker

 

〜♪

 

ココア「あー!あれ!噂のヒーローだよ!」

 

陽子「楓はともかく昴まで!?」

 

リゼ「あれが・・・仮面ライダー。」

 

一方のアンクはメダルの情報提供者に会いに行っていた

 

アンク「ここか。メダル拾ったって場所は。」

 

そこには、緑のコートを着た一人座っていた。アンクは気づいていないみたいだが、グリードウヴァである。

 

アンク「なんとなく妙だな。」

 

違和感を抱いたアンクは楓を呼ぶ為にバッタカンドロイドを起動し、楓の元へと向かわせた。

 

その楓と昴はヤミーに少し苦戦していた。

 

楓「硬い。」

 

昴「これはまた面倒な。」

 

そこにバッタカンドロイドが来た。

 

アンク「楓。運河沿いの工場跡地へ来い。コアメダルを拾ったらしい人間がいる。一応用心して。」

 

楓「今ヤミーと取り込み中!メダルは後!」

 

アンク「あいつまた勝手に戦ってんのか!」

 

カンドロイドをしまい、一人で接触することにしたアンク。ウヴァは笑みを浮かべていた。

 

海翔「ご丁寧にバイクをもらったが、案外運転は簡単だな。」

 

 

 

海翔「なんだあれ。」

 

アンク「おい!メダル拾ったって流したのお前か!」

 

ウヴァ「あぁ。」

 

アンク「ほう!そのメダル見せろ。」

 

ウヴァ「フフッ、フハハハハ!この姿だとお前でもわからないらしいな!」

 

アンク「あ?」

 

ウヴァ「俺だよ。」

 

グリードの姿を見せるウヴァ、それに対しアンクは腕を元に戻すが、なすすべがなく掴まれる。

 

アンク「なるほど。メダルの情報は俺を誘き出すための餌か!」

 

ウヴァ「フン!貴様だけが進化してると思うな!自惚れて墓穴を掘ったな!オーズのいないお前など、赤ん坊のようなものだ!」

 

アンクを投げ飛ばすウヴァ。アンクは策にぶつかってしまう。ウヴァはそれを無理矢理立たせる。

 

ウヴァ「立て!」

 

アンク「手が込んでるな。が、お前の石頭じゃ考えられるはずわけがない!カザリだろ?カザリに手取り足取り教えてもらったんだろ?なぁウヴァ。」

 

ウヴァ「貴様!黙れ!!」

 

激昂したウヴァはアンクに蹴りを入れる。アンクは腕が悠木から離れてしまった。

 

ウヴァ「貴様のコアメダル、全部渡してもらおう。」

 

こちらも不利な状況だった。近づいても体が硬いため、簡単には攻撃が通らない。

 

楓「どうしよう。」

 

対策を練っていると、ヤミーが近くの瓦礫を浮かばせ、楓達にぶつける。楓と昴はそれをかわしたが。

 

陽子「綾!危ない!」

 

綾に直撃するところだったが、一台のバイクと少年がそれを助けた。その少年とは。

 

海翔「ギリギリってとこか。」

 

綾「海翔?」

 

瀬戸海翔だった。

 

海翔「やっぱりお前らも絡んでるのか。」

 

海翔は奥のヤミーをみる。そして、周りを見て大体の事を察した。

 

海翔「こいつか。なら!」

 

フォーゼドライバーを取り出して装置する。

 

楓「あれ?」

 

昴「まさか・・・」

 

先程教えてもらったボタンを右二つを左で、左二つを右で押すそして右手でレバーを握り、左手を前に置いた。

 

Three

 

Two

 

One

 

海翔「変身。」

 

レバーを入れ、変身を遂げる。

 

海翔「しゃあ!宇宙キター!」

 

楓「うっそ!」

 

昴「旭さんまた。」

 

誰が渡したのか察した昴は頭を抱える。

 

一方の海翔はヤミーに攻撃を仕掛ける。攻撃を受ける時には後ろのブースターでそれを回避、攻撃して回避を繰り返した。ヤミーは激昂して、また瓦礫をぶつける。

 

楓「瓦礫が!」

 

海翔「問題ない!」

 

右二つ目の青いスイッチを入れる。

 

Launcher On

 

すると右足にランチャー砲が出てきた。

 

海翔「おら!」

 

ランチャーのミサイルを発射し、正確に瓦礫を破壊した。

 

昴「うわぁ、すごいな。」

 

楓「でもなんでそんなに使いこなしてるの!?」

 

海翔「一回使えば慣れる。」

 

次に右端のオレンジのスイッチを入れる。

 

Rocket On

 

すると右腕にロケットが出てきた。それを噴射させ、海翔は攻撃を与えすぐ後ろに下がる。

 

海翔「じゃあ、こいつで。」

 

今度は左から二つ目の黄色のスイッチを入れる。

 

Drill On

 

すると、左足にドリルが出てきた、

 

海翔「確か、こうだったか!」

 

prrrrr

 

海翔「あ?」

 

同時に左端の黒いスイッチをいれる。

 

Radar On

 

すると左腕にレーダーが出てきた。

 

亜美「瀬戸君!今グリードが・・・」

 

海翔「だったらまとめてやるだけだろ。」

 

レーダースイッチを切り、もう一度レバーを入れる。すると、

 

Rocket Drill

Limit Break

 

ロケットは勢いよく噴射し、ドリルが相当のスピードで回転している。これでヤミーを倒すつもりらしい。

海翔「取った!」

 

だが、ヤミーに届かず、

 

海翔「あ!?」

 

ガメル「俺のヤミー、いじめるな!」

 

楓「海翔!こいつがグリード!」

 

海翔「だったらこいつで!」

 

Chainsaw

 

Chainsaw On

 

海翔「あ!?こいつ硬い!」

 

すぐさまドリルスイッチを外し、レーダースイッチとは違う黒いスイッチをはめる。

 

Spike

 

そして、すぐにスイッチを押す。

 

Spike On

 

すると左足から無数のトゲが出てくる。

 

海翔「おら!」

 

それをぶつけるとそのトゲが伸び、少しダメージを与える。

 

楓「はぁ!」

 

すかさず楓もメダジャリバーで仕掛けるが、あっけなく返されてしまう。

 

海翔「さっき硬いつったろうが。」

 

昴「硬さには、硬さで勝負するか。」

 

銀色のメモリを取り出し、昴はそれを押す。

 

Metal

 

フェイ「そのメモリには、これが一番相性がいい。」

 

右半分のフェイも赤いメモリを取り出し、それを押した。

 

Heat

 

昴「ふーん。じゃ、これで!」

 

ダブルドライバーのメモリを入れ替え、バックルを開く。

 

Heat Metal

 

〜♪

 

すると右半分が赤く、左半分が銀色のダブルに変わった。後ろには棍棒らしき武器がある。

 

昴「さぁて。・・・?誰かいる?」

 

海翔「誰だ?」

 

楓「氷室君。」

 

翔琉はケーキの箱を取り出すと、楓は

 

楓「あ!もしかしてまたプレゼント!?」

 

翔琉「また?俺はお前の配達屋じゃない!」

 

翔琉はそれを楓から離す。

 

翔琉「やっぱり、これをお前に渡す訳には。」

 

ヤミーが二人に襲いかかる。

 

楓「あ、危ない!」

 

翔琉を突飛ばし、回避させ、ヤミーを突き放す楓。

 

楓「氷室君、大丈夫!?」

 

当然、突飛ばされた翔琉はケーキが顔にぶつかり、クリームだらけとなる。

 

楓「ん?」

 

だが、そこに楓は違和感を覚えた。

 

翔琉「お前な・・・」

 

楓「あ、ちょっと!失礼しまーす。」

 

右頬についてた物を外すと、そこにはライオンの絵が描かれたメダルがあった。

 

楓「プレゼントってこれ?え、これってコアメダル!?なんで?」

 

翔琉「俺が聞きたい。なんでそんな貴重なものを。」

 

楓「とにかく、使わせてもらうね。」

 

オーカテドラルのタカメダルをライオンメダルに変え、オースキャナーを通す。

 

ライオン トラ バッタ

 

すると頭がタカからライオンに変わり、光を放った

 

ガメル「眩しい!目が!!」

 

グリードガメルとヤミーが苦し右出した。

 

海翔「光に弱いのか。」

 

楓「おぉ!すげぇ!氷室君、鴻上さんによろしくね!」

 

お辞儀をし、楓はヤミーの元へと向かう。

 

翔琉「俺は・・・この街を守る為に・・・」

 

翔琉はケーキをはたき飛ばした。

 

三人は攻撃を始める。昴と海翔はガメルに、楓はヤミーに攻撃する。するとヤミーは瓦礫をぶつけた時と同じように、トラックをぶつけようとする。

 

楓「はぁ!」

 

それに対しメダジャリバーでトラックを斬りつける。するとトラックが爆発し、ヤミーとガメルは姿を消していた。

 

海翔「逃がしたか。」

 

4つの赤いボタンを同時に上に上げ、変身を解除する海翔。

 

昴「そのようだね。」

 

そして、バックルからメタルメモリを外し変身解除する昴。

 

楓「また現れるでしょ?」

 

オーカテドラルを解除の位置まで戻す楓。

 

そして、それを傍観していた彼女達はすぐさま駆け寄った。

 

ココア「ねぇねぇ!あなた達が仮面ライダーなの!?話聞きたい!」

 

ココアは目をキラキラさせているが、リゼは少し目を睨ませている。

 

リゼ「確かに・・・話が必要かもな。」

 

だが、ココア達とは初対面の為、海翔はポカンとしている。

 

海翔「・・・誰だ?」

 

楓「説明がいるかもね。」

 

そしてこちらも。

 

メモリが戻って来たことにより、目を覚ますフェイ。

 

香奈「ちょっとフェイ!大丈夫!?」

 

フェイ「うん。大丈夫だよ。」

 

香奈「変身って言ってたけど、ホントに変身できるの!?」

 

フェイ「正確には、僕の意識をこのメモリと一緒に転送してるって言ったほうがいいかな?」

 

香奈「倒したの?怪物。」

 

フェイ「逃してしまった。最も、すぐに現れるだろうから、心配いらないさ。」

 

そして、ウヴァとアンクは。

 

ウヴァ「もういい。コアメダルを渡してもらうぞ。」

 

アンクはウヴァに飛びかかるが、鉤爪で攻撃される。その時にコアメダルが二枚飛び散ってしまった。

 




次回 男子高校生のきんいろな日常は。

綾「どこかおかしい。」

楓「ちょっとお願いが。」

リゼ「なんだこの気持ちは。」

海翔「簡単な話だ。」

次回「電撃と自覚と仲直り」

今回歯切れが悪いかもですが、ご閲覧ありがとうございます。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。