ソードアート・オンライン~スコープの先にある未来へ~   作:人民の敵

1 / 50
 どうも。投稿主です。この作品は投稿主の気分と衝動で出来ているのでミスが非常に多いと思います。どうか温かい目でご覧ください。では第1話をどうぞ。



SAO編
《第1話》二人の出会い


sideレイ

 

《リンク・スタート》

俺、(かえで)()(ひさぎ)はそう唱えると、仮想世界へと旅立った。

 

「ふう…」

 

 地面に降り立つと、柃・この世界「ソードアート・オンライン」では「レイ」はそう呟いた。ここは世界初のVRMMO「ソードアート・オンライン」の世界だ。MMOには必須と思われていた魔法の要素を大胆に排除し、己の体、己の剣で戦うというコンセプトに最大限に沿わせるために剣技(ソードスキル)が無数に設定され、戦闘以外にも鍛冶・裁縫・釣り・音楽など数十種類以上もの多彩なスキルが存在し、プレイヤーは文字通り《生活》することもできる。

 

 夢の世界。それはこのソードアート・オンラインを形容するのにぴったりな言葉だった。俺は恐らくこの世界に来るはずの幼馴染を待つか、それとも先に諸々の準備をするかで迷っていた。その時だった。

 

「あの~ちょっといいかな?」

 

 という声に振り向くと、1人の少女が立っていた。身長はレイと同じ位。紫色の髪を束ねずにそのままにしている。相当な美少女だった。しかしこの容姿も、たぶんログイン時に設定したものだろう。俺は「お前アニメとかにいてもおかしくなさそう」といわれているのとより現実に近づけたい気持ちもあって髪以外はカスタマイズしていないが、ほとんどのプレイヤーは自分の容姿をカスタマイズしている。つまりこの少女の容姿も恐らく現実のものではないはずだ。

 

 そんなことを頭の中で考えながら俺は答えた。

 

「なんでしょうか?」

 

「いや、特に何かってわけではないんだけど、1人でいるのは心細いなぁって思っていたら、お兄さんのことを見つけて、同じ位の年みたいだから大丈夫かなって思って。えっと…一緒にパーティー組んでくれないかなぁ?」

 

 その少女の頼みを受けるべきかレイは一瞬迷った。この少女とパーティーを組んでここを離れているうちに幼馴染が来たら戸惑うだろう、と思ったからだ。しかし、結局レイはその頼みを聞き入れることにした。

 

「うん…いいけど、君の名前は?」

 

 少女の顔がぱぁっと明るくなった。

 

「ボクの名前はユウキ。君は?」

 

 一人称がボクというその少女に少し驚きつつ、俺は答えた。

 

「俺の名前はレイ、よろしく」

 

「うん。よろしくね、レイ」

 

 この2人の出会いと共に、世界は音を立てて動き始めた。

 しかしこの時彼らを含めた全てのSAOプレイヤーは知らなかった…。このゲーム、《ソードアート・オンライン》が自分のHP=現実の自分の命となるデスゲームと化し、四千人近くの犠牲者を出す悲劇が起ころうとしているということを………

 




 今回第1話なのにかなり短いですね……。すいません。今回はレイ(オリ主)とユウキを引き合わせました。また、文章中でレイの幼馴染について少し触れられてますが、彼女も後々出す予定です。次回はまだ未定ですが、多分1週間以内には出せると思っています。それでは次回、またお会いいたしましょう。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。