これが僕の英雄譚   作:猫と果実

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今回は間を挟んで、番外編を書きました!




番外編 俺はラウルっす!

突然ですが皆さん初めましてっす!

『ロキファミリア』のラウル・ノールドっす!!

えっ?お前は誰だよ?っすか??

す、すみません!そうっすよね……自分脇役ですもんね……

き、気を取り直して自己紹介させてもらいますっ!!

 

自分は神ロキ率いる『ロキファミリ』の冒険者っす!

自分はこう見えてもLv4で、ファミリアでも中堅クラスのポジションっす!

種族はヒューマンで主に主力の皆さんのサポーターとして活動してるっす!

えっ名前を言えですか?い、いや最初に……すみませんっす(泣)

名前はラウル・ノールドっす21歳で……二つ名は『超凡夫(ハイ・ノービス)』と呼ばれてるっす……はい名の通り凡人っす……

自己紹介はこのぐらいにして本題に移りたいと思います!

 

今日は自分が休日ということでオススメのお店を紹介することになりましたっ!

光栄っす!是非紹介したいお店があるっす!自分が癒やしを求めに行くお店っす!

えっ?そんな苦労してるのか?めちゃくちゃ苦労してるっすよ!!

今月は特にひどいっす……まずいつもの様に団長にしごかれて、その様子に嫉妬したティオネさんに「やる気出さないなら殺すわよ」っと恐怖の発破をかけられるっす……

その後は事務処理の手伝いなどやったりと色々業務に追われるっす…問題が起きる度……

今月はなぜかベートさんがロキとかアイズさんとか団長にしごかれたのでベートさん機嫌がMAXに悪かったっす。

そのせい物が壊れる事多かったっす……あれ直すのも新しいの買うのもめんどくさいっすよ…ベートさんには口が裂けても文句は言えないっすけど…ってそんな事はどうでもいいんっすよ!!!

今日はそんな日常を忘れるための休日っす!!!

 

そんなこんなで目的のお店に着いたっす!!

本日のオススメのお店は酒場『豊饒の女主人』っす!!

結構有名だ?確かにそうかもしれないっすね……食事も酒も旨いお店っす、でも一番は……

従業員がめちゃ可愛いって事っす!!!!まじリスペクトっす!!!

えっ?『ロキファミリア』も美女美少女がいるだろ??確かにうちの女子メンバーはかなりレベル高いっすね…

でも近くに居るからこそ本質が見えるというか……うちの女性陣強いっすよ半端なく…

ふ、深くは聞かないで下さいっす!?ほんと何度やばい目にあったか……

だからこそ『豊饒の女主人』の皆さんを遠目から眺めるだけでも癒やされるっすよ!!

声はかけないのかって?……ここでも下手な事やるとやばいっすから……

と、とりあえず入店するっす!!

「いらっしゃいませ!あれ?お久しぶりですラウルさん!」

さっそく銀髪美少女シルさんのお出迎えっす

「今日は休日で久しぶりに飯食べにきたっす」

「それはありがとうございます!カウンター席で良いですか?

「全然大丈夫っす」

「カウンター席1名様入ります!」

うん久しぶりなのに自分がよく座る席を覚えてくれてるのは感動っすね!

そしてシルさんは席に案内した後いつも去り際に微笑みながら

「ラウルさんいっぱい食べてくださいね?」

と言うんですよ!!そんなんいっぱい頼むに決まってる!!

「久しぶりなのでいっぱい食べますよっ!」

「期待してます!」

パタパタキッチンに移動する姿は天使っすね!えっ?お前きもい?し、失礼な!?

「ニャ!ツンツン頭久しぶりにみたニャ!」

「ツンツン頭じゃないですよアーニャさん…」

「ツンツン頭はそこしか特徴ないニャ」

この天然茶猫はアーニャさんです!少し毒舌のとこもありますが、元気いっぱいの美少女っす!

「た、確かに自分は地味っすけど、名前は覚えて下さいよ…」

「そんな事より注文でもするニャ!」

「そ、そんなこと…とりあえずランチBで」

「了解ニャ!!」

相変わらずマイペースな人だ……まぁこうして会話したり眺めたりで癒やされるっすよ!!

今日は久しぶりにお酒も頂こうかな

「なんだいロキの所の奴じゃないかい」

「いつもお世話になってますミアさん」

ひときわ迫力がある女性、この方が『豊饒の女主人』を切り盛りしてるミアさんだ!

ミアさんの機嫌を損ねるとまじで怖い……噂だとあのガレスさんでも無傷じゃ済まないとか……それはまじやばい

「なにか失礼な事考えなかったかい?」

「そ、そんなことは断じてないっす!」

「そうかい、とりあえず飲みな」

どんと目の前にエールが置かれる。

「自分まだ酒頼んでないっす……」

「酒場にきて酒飲まない冒険者がいるのかい?」

いや居ると思います。なんて死んでも言えないっす…

「ありがたく頂きます!」

「飲み過ぎてうちの従業員にちょっかい出すんじゃないよ」

「は、はい」

「特に新人には手出したらいろんな敵が出来るから気をつけな」

新人??自分が来ていない間に入った人なのか…にしてもミアさんはなぜにやついているんだ

「そんなことしませんよ…」

笑いながらキッチンに戻って行ったなミアさん……新人さんか……気になるっすね

「ちょ…これ……」

「似合ってますよとても!!」

「良いじゃないかい!!」

「はい、誰が見ても納得の出来栄えです」

「ミャ!?すごいニャ!!」

ううん??なにが凄いんだろうか……

もしかして新人さん??

「ほら早く表に出て仕事してきな!!」

「わわ!?」

あれは……

「うう///これは無理だよ///」

キッチンから出てきた少女に目を奪われた

なびく白髪の長髪は初雪の様に美しく、潤み紅い瞳に魅了されそうになる。

「べ…じゃなくてネル!しっかり働くんだよ!!」

「は、はい!!」

その初々しい反応はまさに女性らしく守りたい気持ちにかられてしまう……

自分の横を通る姿はあるで

「天使だ」

「へ?」

や、やばい思わず声に出てしまってた!?

「えっと…ご、ご注文ですかお客様??///」

なんで照れてるんすかっすか!?めちゃ可愛いっす!?

「じ、自分はラウルと言うっす!」

「ラ、ラウルさんですか?」

おわぁ!?なんで自己紹介なんてしてるんだ俺は!!??

「えっとぼ…くじゃなくて…私はネ、ネルと言います///」

この方が新人さん……こんなに儚げで可愛らしいとは!?

「以後よろしくお願いしまっす!ってうわぁ!?」

「だ、大丈夫ですか!?」

思わず緊張してコップを倒してしまった!?

「は、はい!大丈夫…っす…」

「染みになる前に拭かないとですよ!」

えっ?えっ?そこあの下半身辺りにタオルを…って!?

「大丈夫っす!?じ、自分でやるっす!?」

「えっ?」

「し、染みになる前に洗いに帰るっす!代金はここに置いておくっす!」

「えっ!?」

「ありがとうございましたっす!!!」

「ええ!?お客様!?」

はぁはぁ…なんで自分こんなにテンパってるんっすか!?まさか恋!?

次行く時どんな顔して行けば良いんすか!?

えっ?店の紹介は?すみませんがそれはまた今度にお願います!!

今は心を落ち着かせるためにダンジョンに行ってくるっす!!

それじゃ皆さん!!!!!

 

 

 

「行っちゃった……」

「あれべ…じゃなくてネルちゃんどうしたの?」

「ちゃん付けやめて下さいよシルさん!?」

「ふふっ可愛くてつい」

「もう…ってシルさんここにいたラウルさん?って方がお金置いて帰ってしまいました…」

「なんで??」

「わかんないです……」

「うーんとりあえず代金もいただいてるので大丈夫ですよ!」

「わ、わかりました」

「それよりほんとに似合ってますねウエイトレス姿」

「か、からかわないで下さいよ!?凄く恥ずかしいんですから!?」

「食器を割った罰ですよベル(・・)さん」

「シルさん!名前言わないで下さいよ!?」

「今はネルさんですもんね!」

「ううっ…こんな本格的にやらなくても…」

「しょうがないですよ!ミアお母さんもやる気出しちゃったんですから!」

「でもわざわざ髪を伸ばす魔法と声を変える魔法使える方呼ばなくても…」

「二つとも一時的なものだから諦めて今日はネルちゃんとして過ごしてくださいね!」

「そんな……僕は男なのに……」

 

 




なんとなく書いてみましたwww

よかったら感想待ってます!!!



次回からは新章に入りたいと思います!!!
ベル君とベート先輩の因縁のお話になります!!


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