これが僕の英雄譚   作:猫と果実

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ロキファミリア登場は嬉しいですね!にやにやします。


兎が織り成す英雄譚お楽しみください!


試練には休憩も必要

現在11時、開店から4時間が過ぎた頃。

「お客さますみません!!これより休憩と材料確保のため」

「二時間程の休憩に入ります!」

「今並んでいるお客さまに関しては整理券をお配りいたしますので、13時より再開する時に見してください!!」

ざわざわと騒ぎだすお客に合わせ、整理券を配り出す。

午前の部 売り上げ個数 8000個 1個200ヴァリス

     売り上げ額  1.600.000ヴァリス 

相場は一個50ヴァリスなのだが、200ヴァリスと高めに設定しているがそれでも売れる。

「べ、ベル大丈夫?」

横たわるベルに水で冷やしたタオル顔にをかけてあげる。

「うぁ~冷たい……ありがとうシャル」

わたわたとベルの介抱をするシャル

「悪いね一応あんたも客なのに手伝わせて」

「いえ!全然大丈夫です!」

シャルも実は途中から片付けなど手伝いをしていた。

「いつもこんなに忙しいんですか?」

「そんなわけないよ!!」

豪快に笑うミア

「今日は特別さ!ベルが居るときだけこんなになるのさ!」

「そんなにじゃが丸くん?でしたっけ、美味しいんですか?」

「ベルのじゃが丸くん食べたことないのかい?」

「……はい」

ムクッとベルが起き上がり

「ならシャルの分作ってあげるよ」

「えっ!?い、いいよ!ベル疲れてるだろうし休みなよ!」

あまりの激務を見てたため心配で、ツンデレすらも忘れ心配してしまうシャル。

「うーん……僕が食べて欲しいから作るってのはだめ?」

優しく微笑むベル

「……それじゃ断れないじゃない///」

「それならベル!あたしも手伝うから皆分も作ってやんな!」

「はい!!」

二人してキッチンに向かう。

「幼馴染みはベルとどうゆう関係ニャ?」

二人が居なくなった途端キャットピープルが横から現れる。

「きゃ!?び、びっくりした」

「アーニャ、それは誰でも驚くニャ」

「ごめんね、えっとシャルちゃんだったかな?」

続いてクロエ、ルノアも近づいてくる。

「クラネルさんの幼馴染み……やっぱりいい子ですね」

「ふふっベルさんは素敵な人ですからね」

そしてリューとシルも集まる。

「あの……」

「どうしたニャ?」

意を決して話す

「べ、ベルってモテてるんですか?」

シーンと静まる姉達

「そう考えてみるとどうなのかニャ?」

「ミャーとアーニャはあのお尻は好きニャ!!」

「キャットピープルの感性はわかりずらいわね」

「うるさいニャルノア!!」

「そうニャ!ルノアだってベルの事可愛い言ってたニャ!」

「ちょっと!それ言わないでよ///」

「クラネルさんはとても好い人ですね」

「ふふっみんなのベルさんって感じです」

年上の全員に好まれているベル

(村じゃ女の子全然居なかったからわかんなかったけど……)

(やっぱりそうなのね……ベルはモテる!)

(なら私は人一倍頑張らないと!!!)

「そうなんですね……まぁベルは恋愛に疎いですし、特に皆さんとはなにも起こらないですね」

ぴくっと反応する姉達

「ミャー達が魅力がニャいと!?」

勝ち誇った顔でシャルが語る

「私はベルと幼馴染みです!幼馴染みが一番ですよ!!」

「そんなことないんじゃないですか?多分ベルさんはお姉さんでなおかつ少しお茶目な子が好きですよ」

「キャットピープル派ニャベルは!!」

あーだこーだと言い合いだす

「皆さんお待たせしました!」

言い合いの内容を露知らずじゃが丸くんを持ってくるベル

「熱々のうちに食べてくださいね!」

一人一人にお疲れ様と言いながら渡し始める。

「はいシャル!」

そしてシャルのグループにも渡し始める。

「ベルさんベルさん!好きな人っていますか??」

シルの質問にシャルは思わず貰ったじゃが丸くんを落としそうになる

「な、なぜそのようなことを急に!?」

質問に焦ってしまうベル

「姉として気になるのニャ!!」

「そうね聞いても減るもんじゃないしさ」

「勘弁するニャベル」

「……すみませんクラネルさん助太刀は出来そうにありません」

じりじり詰め寄る姉達

「え、えっと……」

シャルに目線で助けを求めるベル

「……助けないから」

「そ、そんな!?」

さぁさぁと急かされるベル

「うぅ……」

「ミア~ちょっとええか~!」

困り果てるベルが聞いた声は入り口から聞こえた

そして一人の女性が入ってくる

「なんニャいいところなニャうるさいニャ!!」

「落ち着きなさいアーニャ」

「あれは神ロキですね」

「ええっ!?あのロキファミリアのロキ様ですか!?」

「あれが神様?」

少し離れたところから見ていると、ロキの声を聞いたミアが奥から出てくる

「なんのようだいロキ、今は店は閉まってるよ」

「あんまりにも人が居たもんやからはけのをまっとったんや!!」

ニタニタとした表情でミアに歩み寄る

「じゃが丸くんは渡さないからね」

「そな殺生な!?一個ぐらいええやん!?」

笑顔から一転膝から崩れ落ちる。

「ロキ膝にしがみつくんじゃないよ!?」

「ええやん!あんだけ儲かっとるやないかい!一つぐらいええやん!!」

騒ぎ始めるロキ

「ベル……神様ってみんなあんな感じなの?」

初めて見る神にあまり威厳を感じていないシャル。

「シャ、シャル失礼だよ!?ロキ様と言ったらロキファミリアのロキ様だよ!?」

「私ファミリアどこが強いとか知らないもん」

シャルの発言にわたわたしてしまうベル、そうすると入り口から数名の人が入ってきた。

「ロキーいつまで待てばいいの~」

「ほんとよ……こっちは忙しいってのに」

「ざけんな!?離せこのバカゾネスども!?」

「……ベートさん少し黙ってて」

「…………」

そこにはロキファミリアの双子のアマゾネス、ウェアウルフの青年そして

「ロキ、はやく謝らないと」

憧れの美しい剣士がいた。

 




最近忙しくて投稿出来てませんでした……

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uA30,000越えありがとうございます!

では次回も兎が織り成す英雄譚をお楽しみください。

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