これが僕の英雄譚   作:猫と果実

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初投稿&初小説になります!
正直衝動書きです…
文章もだめな所あり、オリジナル混じりで不快にさせることもあると思いますが最後まで見ていただけるのであれば幸いです!


序章~物語の始まり

 

 

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これは小さな兎に似た少年が織り成す

冒険あり恋愛ありの物語である… 

 

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「ベルよ、お前がなりたい英雄とはなんじゃ?」

「僕がなりたい英雄?」

僕はおじいちゃんから色々な英雄を教えてもらったけどすぐに出てきた英雄は

「僕はおじいちゃんみたいな英雄になりたい!!」

おじいちゃんは少し驚いた顔をした後満面の笑みに変わり

「そうかそうか!おじいちゃんみたいな英雄か…ならハーレムじゃなベルよ!!」

「おじいちゃんハーレムだけじゃなくてカッコいい冒険とかもしたいのに僕!?」

「まだまだじゃの…ベル考え方が甘いの…」

おじいちゃんは真剣な表情になり

「カッコいい冒険をすれば出会いがあり

 出会いがあれば愛を作る機会が生まれ

愛を作ればこそハーレムに行き着く訳じゃ…」

「ベルよおじいちゃんの言いたいことがわかるか?」

僕はおじいちゃんの言葉を聞いてハッとなった

「っん!?全部はハーレムに繋がってる!?」

おじいちゃんはニカッと笑い

「そうじゃ!!全てはハーレム、男の浪漫(ろまん)えと繋がるのじゃ!!」

「ベル英雄になりたくばハーレムを作りなさい

さすれば自ずと道は見えてくる…」

「おじいちゃん…頑張るよ僕…ハーレムを作るよ!!!」

おじいちゃんは僕に背を向けて奥を見つめ

「ハーレムに肝心なのは一歩だ、一歩を踏み出すことだ…

おじいちゃんが言えるのはここまでだベル」

「おじいちゃん?」

回りが急に霧がかり始めたと同時におじいちゃんが歩き始めた

「おじいちゃん!?おじいちゃん行かないで!!」

「わが孫よ愛しておるぞ」

「おじいちゃんーーーー!!」

 

 

バッーーターーン!!

「痛ったーーーーー!?」

頭の痛みによりすぐに眠気が覚める

「うぅ…ベットから落ちるってベタ過ぎる僕…(泣)」

「久しぶりにおじいちゃんの夢を見た気がするな…」

ベルはぶつけた頭をさすりながら朝日に照らされた窓見て呟いた

「おじいちゃん…僕はオラリオに来てからまだ一歩も進めてません…」

ベルクラネルは迷宮都市オラリオに来て三日目の朝を迎えていた。

 

ベルクラネルは先月まではオラリオと少し離れていた田舎に住んでいた。

田舎生まれの田舎育ち、なぜそんなベルクラネルが大都市にいるのか

それは育て親である祖父を亡くしてしまったからである。

死亡の理由は村の人を魔物から守るために戦い、崖に落ちて亡くなったそうだ…

ベルクラネル自身は祖父の死を間近で見た訳ではなく、村人の伝えで亡くなったことを知ったのだ。

唯一の家族であった祖父を亡くし絶望していた。

しかし祖父私物を片付けてる際手紙を見つけた、ベルクラネル宛の手紙だ、短い言葉でこう記されていた

『ベルよ…なりたい者になりなさい、愛しておるぞわが孫よ。』

なぜこの手紙が準備してあったのかは祖父しか知らない

だかベルが決意を固めるには充分だった。

残った財産を持って村を飛び出し迷宮都市オラリオに冒険者になるため向かったのだ。

 

迷宮都市オラリオ『ダンジョン』と通称される地下迷宮の上に築き上げられた巨大都市。

ダンジョンを管理する『ギルド』を中核にして栄えある都市であり、あらゆる種族の亜人(デミ・ヒューマン)が生活を営んでる……

ベルクラネルは世間知らずなためこのぐらいの事しかわからなかった。

オラリオに着いて冒険者ギルドに行けば冒険者になれると意気揚々に向かったベルクラネルであったが、

ギルド受付嬢の綺麗なエルフのお姉さんに

「ごめんね…まずは【ファミリア】に所属しないと冒険者登録出来ない規則なの」と教えてもらい、すぐにギルドを飛び出し都市中の【ファミリア】に声をかけ始めた。

 

ベルは頑張ってお願いしたが1日目は全て門前払い。

どうしたらいいかわからず2日目はギルドに赴き相談をし、

一番最初に声をかけた綺麗なエルフのお姉さん、実はハーフエルフだったエイナ・チュールさんに声をかけてみたら、

わざわざここなら入れてくれそうな【ファミリア】を選んでリストを作ってつくれていたのだ!

それを頼りに声をかけていったが全てだめだった…

現在三日目…リスト外の【ファミリア】に声をかけ、全戦全敗し

路地裏でショボくれていた

「はぁ~…せっかくエイナさんが作ってくれたリストも全滅…それ以外も全滅…」

ベルは少し涙目になりながら

「皆断る理由がひどいよ!?」

「弱そうだからとか畑仕事しかやったことないとかならわかるよ…」

ベルはプルプル震え言われたことを思い出していた

『うちは兎のペットはいらねぇから森へ帰りな、ガッハハハハ!』

ベルは思わず大声を出し

「僕は兎に似てるけど人間だ!?ペットじゃなくてなりたいのは冒険者だ!!」

誰も居ない路地裏で声が響く

「ハァハァ……うぅぅ…おじいちゃん…(泣)」

涙がポタポタと落ちる

「そこの君?路地裏でないをしてるんだい?」

後ろを振り向くとそこには僕より幼い少女が立っていた

「えっ…?あっ…ぼっ僕は大丈夫だよ…それより君は一人?迷子かな?」

涙を拭い一人の少女に声をかける

「迷子みたいな目してるのは君の方じゃないか?」

なにかを見透かされた様な感覚になる

「君は神に会うのはもしかして初めてなのかな?」

僕はオラリオには神様が存在して皆と一緒に暮らしているのは知っていたけど

神様に会うのは生まれて初めての体験だった

「かっ神様ですか!?すっすみませんでした!!」

「大丈夫だよ!よく子ども扱いされるから慣れっこさ!」

僕に対して笑みを向けてくれた

路地裏で薄暗いはずなのに

神様と名乗る少女の回りに暖かい日差しが降り注いでいた

僕はオラリオに来てから町中を歩く女性を見て素敵な女性が多いなって、エイナさんとか特に綺麗で見とれたりしたりした

でも神様の笑顔を見ると心が和み、そして心を奪われそうになるぐらい美しいと思った…これが神様なのかとベルは感動していた。

「君の名前はなんだい?」

真剣な眼差しで、でも慈愛の満ちた表情で優しく問いかけてくれた

「ベル…ベルクラネルと言います!」

「ベル君か!ボクはヘスティア!これでも一応神様さ!」

神様は少し困ったような顔して

「実はベル君がファミリアに入りたいって一人で話しているのを聞いてしまったんだか…」

僕は思わず恥ずかしくなり顔を真っ赤にする

「聞いてたんですか神様!?」

「ごめんよベル君!盗み聞きをするつもりはなかったんだ!」

「ファミリアの勧…ごほっごほっ…いやーさっ散歩していたらたまたま聞こえてしまってね!」

神様は僕を見つめ直し

「それでなんだかベル君!…ほんと初対面であったばかりでなんだけど…もし君が良かったら…」

神様は少しもごもごと言いずらそうにしていた

「神様?」

神様は少し困ったような顔をしつつ子どもみたいな雰囲気で

「良かったらボクのファミリアになってくれないか?」

僕はその言葉に思わずびっくりしてしまった

今まで全部断られてきたので、まさか神様の方から僕に声をかけてくれるとは微塵も思っていなかった…だからこそ、その言葉で涙が出そうになった

僕は感謝の気持ちを込め大きな声で

「神様…こんな僕でよかったらファミリアにいれてください!!」

「ほんとうかい!?」

神様は満面の笑みに変わり

「ベル君今から君はボクの家族だ!!

これからよろしく頼むよベル君!!」

僕は零れ落ちそうになる涙を堪え、満面の笑みで

「よろしくお願いします神様!!」

(おじいちゃん…僕…一歩踏み出してみるよ

こんな僕でも必要としてくれてる人のために頑張ってみるよ!)

僕は神様の笑みを見て心の底から

この神様の家族になれて良かったと。

 

英雄を支えた処女神(ウェスタ)と英雄を目指した(ラストヒーロ)の出会いであった。

 

~~~~

 




なんとなくヘスティアとの出会いを書きたくて書いちゃいました!
全然話もうまく繋がっていないかも知れないですが
これから連載していくつもりでいますのでよろしくお願いします!
更新は遅いのでごめんなさい 
なんか真剣な感じですが目指すはハーレムです-w

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