艦これで〇〇が〇〇を隠し持っていたシリーズ。   作:哀餓え男

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 初めに時雨提督に方に謝っておきます。

 ガンキャノンって言ってごめんなさい。


時雨「扶桑が扶桑×時雨のエロ本を隠し持っていた」

時雨「扶桑がそんなに僕の事を思っていたなんて知らなかったよ。」

 

扶桑「誤解だから!誤解だから!」

 

時雨「誤解?僕のこと抱きたかったんじゃないの?」クビカシゲ

 

扶桑「やめて!」

 

扶桑「ご、誤解なのよ!」

 

時雨「そうなの……?」

 

扶桑「うん。」

 

時雨「じゃああの本、扶桑のじゃないの?」

 

扶桑「あれは昨日、満潮が持ってたものよ……。」メソラシ

 

時雨「満潮は扶桑が大好きだからね。でもなんでそんな本を満潮はここに持ってきたの?」ニコニコ

 

扶桑「それはプレイの一環として…ってち、違うのぉ!」

 

時雨「まあ、満潮も年頃だから、そういう事に興味を持つ事自体は僕も不思議に思わないけど。」

 

扶桑「……ええ。」ハイライトオフ

 

時雨「そういう本を読んだりして試したくなる事も、全然悪い事だとは思わないし……。」

 

扶桑「……あの、時雨?」

 

時雨「なんだい?」

 

扶桑「な、なんでそんなに肯定的なの?」

 

時雨「だって昨日は二人でお楽しみだったんでしょ?」

 

扶桑「やめて!」

 

時雨「超マニアックな方法で犯されたんでしょ?」

 

扶桑「されてないからそんなこと!」

 

時雨「普段山城が使ってるベッドに押し倒されて『山城の臭いが染みついたベッドで侵される気分はどう……?』とか言われながら犯されたんでしょ?」

 

扶桑「抜粋するのやめて!さっきの本から抜粋するのやめて!しかも攻守逆転してる!」

 

時雨「ごめんごめん僕が受けだったね、あの本じゃ。じゃあ西村艦隊特有のマニアックな言葉責めとかされるのかな?」

 

扶桑「しないから!やめて!」

 

時雨「『時雨の止まない雨は全部私が受け止めるからね』とか言いながら犯すんでしょ?」

 

扶桑「抜粋やめて!音読やめて!」

 

時雨「扶桑がマニアックな言葉責めを身につけてる……。」

 

時雨「とにかく、そういうマニアックなプレイしようとしてるんでしょ……?」

 

扶桑「違うから!そういうんじゃないから!」

 

時雨「なるほど、さらにマニアックな……?」

 

扶桑「違うから!ていうかさっき時雨が言ったみたいのは扶桑時雨ものでは全然マニアックの範疇じゃないのよ!」

 

時雨「……え?」キョウガク

 

扶桑「……あ。」

 

時雨「……あ、あれくらいは、基本なの?」

 

扶桑「なんでもない!さっきのなんでもない!」

 

時雨「正直さっきのでもかなりエグいところ抜粋したつもりだったんだけど……。」

 

扶桑「聞いて!さっきのは間違いだから!」

 

時雨「もうあれくらいじゃ、満足できないんだね……?」

 

扶桑「やめて!」

 

時雨「扶桑がどんどん遠くに行く……。」ドンビキ

 

扶桑「遠くに行ってるのは時雨よ……物理的に距離とってるじゃない……。」

 

時雨「だって犯されるじゃないか……。」

 

扶桑「しないよ!」

 

時雨「何が悪かったのかな…… 西村艦隊のみんなは平等に愛していたはずなのに……。」

 

扶桑「やめて!重い感じにしないで!」

 

時雨「扶桑のこと、たまに姉さんって呼びそうになることもあったんだけどな……。」

 

扶桑「聞きたくないわ!こんな状況で一番聞きたくないタイプの奴よそれ!」

 

時雨「でもプレイ的な見地から言えば間違えて姉さんと呼びそうになるのも興奮ポイントに……?」

 

扶桑「やめて!嗜好を探るのやめて!」

 

時雨「だってさっき言ったくらいはもう基本なんでしょ?」

 

扶桑「間違いでした!さっきの無しで!」

 

時雨「とすると姉さん呼びとかそっち系に行かざるを得ないじゃない……?」

 

扶桑「っていうか何でちょっと協力的なの!? さっきまで犯すんでしょ?とか言ってたよね!?」

 

時雨「だって僕、受けより攻めの方が好きだし。」ニッコリ

 

扶桑「そ、そういうことか!いや、ええええええぇぇぇ!?」

 

時雨「じゃあ扶桑も僕の事好きみたいだし、しちゃおうか。」マンメンノエミ

 

扶桑「な、何を?」

 

時雨「もちろんあの本みたいなことを攻守逆転してさ。」ゲスガオ

 

扶桑「時雨がぁ!!時雨が怖いぃ!!!」ガタガタ

 

時雨「しないの?」

 

扶桑「しないしないしない怖い怖い怖い!」

 

時雨「ごめんごめん冗談だよ。僕も犯されるかもと思うと怖くてさ。」

 

扶桑「ほ、ホントに……?」ビクビク

 

時雨「ホントさ。」イケメンスマイル

 

扶桑「じゃ、じゃあ面と向かって言って……。」

 

時雨「何を?」

 

扶桑「『僕は扶桑を犯したいと思っていないし、思ったこともありません』って。」

 

時雨「何その宣言?」

 

扶桑「言わなきゃ信用できない!獣と共に同じ艦隊にはいられないもの!マジで!!」

 

時雨「ケモノとか言わないでよ…傷つくなぁ。」

 

扶桑「と、とにかく言ってもらえれば、安心できるかもしれないから……。」

 

時雨「……うーん……。」

 

扶桑「や、やっぱり虚偽の申告はできない?」ビクビク

 

時雨「そんなことないよ。」

 

扶桑「いいの!私はあなたを嘘つきにしたいわけじゃないんだから!」

 

時雨「その感じやめてよ……。」

 

扶桑「あなたにその場限りの嘘をつかせるくらいなら、私あなたの嗜好と向き合うから!」

 

時雨「へぇ、向き合ってくれるんだ……。」ボソ

 

扶桑「し、時雨?」ビクビク

 

時雨「ああごめん、なんだっけ……『僕は』……。」

 

扶桑「『僕は扶桑を犯したいと思っていないし』 」

 

時雨「そうだったね。『僕は扶桑を』……。」

 

扶桑「……ど、どうかした?」ビクビク

 

時雨「一応確認なんだけどさ。」

 

扶桑「な、何?」

 

時雨「この『犯す』の範囲って……?」

 

扶桑「!!」

 

時雨「一応だよ。」

 

時雨「そ、それはつまり範囲によっては……。」

 

時雨「一応だよ。意外と二人の間で食い違ってるかもしれないじゃないか。」

 

扶桑「範囲によってはありえるってこと?」

 

時雨「いやだからその確認。」

 

扶桑「そ、そうね。あなたの基準はちょっとアレだものね。」

 

時雨「アレとかやめて。」

 

時雨「えーと、じゃぁちょっとずつ確認してこう?」

 

扶桑「う、うん。ここでの『犯す』の範囲が広ければ広いほど、その……。」

 

時雨「……うん。」

 

扶桑「あなたがさっきの宣誓をできなくなる可能性が上がるわけね。」

 

時雨「いやまぁ多分ていうか絶対大丈夫だけどね。」

 

扶桑「そうよね!」

 

時雨「えー、じゃあ『犯す』の基準決めスタート!」

 

扶桑「まずは『キス』!」

 

時雨「えッ?」

 

扶桑「えッ!?」

 

時雨「ストップで! 一旦ストップで!」

 

扶桑「怖い怖い怖い怖い!!」

 

時雨「違うよ! 普通にするじゃないか! キスってするじゃん!友達同士とかで!」

 

扶桑「しないしないしない怖い怖い怖い!」

 

時雨「僕いつも山城やもがみんとしてるよ!? 一般的な基準として、友達同士でキスはセーフだよ!」

 

扶桑「山城や最上としてるの!?」

 

時雨「アレだよ? キスって唇同士の奴だよ? 『下の口同士で』とかそういうんじゃないよ? そのつもりで僕はOKにしたんだよ?」

 

扶桑「当たり前よ…… ていうか今言った方OKにしてたら島風並みの速度で逃げてたわよ……。」

 

扶桑「あの、ていうかじゃあさ、キスが基準だとアウトなの? よね? あの、言わなくていいけど。」

 

時雨(ああ……その顔をもっと歪ませたい……。)

 

扶桑「うーん……ていうかもう、聞くわね…… 。ど、どこラインにしたらさっきの宣言できるの?」

 

時雨「……えー?」

 

扶桑「あ、あなたが決めてくれていいから。それを聞いて対処するから。」

 

時雨「……う、ん……。」

 

(五分後)

 

時雨「……。」

 

扶桑「……。」ドキドキ

 

時雨「……あの。」

 

扶桑「ひっ!?」ビクゥッ

 

時雨「そこまで怯えなくても……。」

 

扶桑「ご、ごめんね? 驚いちゃっただけだから。ごめんね?犯さないで?」

 

時雨「大丈夫だよ。まだ。」

 

扶桑「……ていうか、これ長考した時点で相当ヤバ……。」

 

時雨「わかった言うから!今すぐ言うから!」

 

時雨「えーと……。」

 

扶桑「言ってくれていいから!ドンと!」

 

時雨「えーと……。」

 

扶桑「もう驚かないから!」

 

時雨「えー……多分、何をラインにしても、その、無理だね。」ニッコリ

 

扶桑「え。」

 

時雨「だって、したいし。」 サワヤカスマイル

 

扶桑「うわああああああやっぱりガチじゃないぃぃぃぃ!!!」

 

時雨「ごめんねぇぇぇぇ! でもしたいんだよぉぉぉぉ!!」

 

扶桑「途中からので合ってたじゃないぃぃぃ!! 途中からのリアクションでむしろ正解じゃない!!!!」

 

時雨「ごめんね扶桑、本当にごめん。でもさっきの言葉責めとかめっちゃしたいしされたいんだ!」

 

扶桑「それは聞いてないでしょおおお!!怖い怖い怖いぃぃぃ!!」

 

時雨「静かにしなよ 犯すよ?」ハイライトオフ

 

扶桑「め、めっちゃ本性出してるぅぅぅぅ!!!」

 

扶桑「プレイごとに攻守逆転は?」

 

時雨「基本。」

 

扶桑「偽装を背負った時雨はまるで?」

 

時雨「ガ〇キャノン、って誰がガ〇キャノンさ!!」

 

扶桑「扶桑姉妹との3Pは?」

 

時雨「極上。」

 

扶桑「上位艦種を犯すのは?」

 

時雨「駆逐艦のだいご味。」

 

扶桑「こわいよぉぉぉ! 時雨が怖いよぉぉぉ!満潮より怖いぃぃぃ!」

 

時雨「うるさいなぁ! 単装砲口に突っ込むよ!?」

 

扶桑「なにそれ!?」

 

時雨「よくあるんだよ!」

 

扶桑「よくあるんだ!?」

 

時雨「色々装着したまま縛って山城とのプレイを見せつけたい!」

 

扶桑「何急に!?」

 

時雨「ごめん、もう我慢しなくていいと思ったら願望出ちゃった♪」テヘ

 

扶桑「怖い! そんなことを内に秘めてたとか怖い!」

 

時雨「任務報告で提督と話してる時にリモコンでいじりたい!」

 

扶桑「やめて怖い!」

 

時雨「こういう時山城は扶桑をひたすら褒める!」

 

扶桑「細かな設定とか怖い!」

 

時雨「うわあああ願望出るぅぅぅ!!」

 

扶桑「落ち着いて!もうやめて!」

 

時雨「縛られた山城や満潮の前で扶桑とキスしたい!」

 

時雨「無線でもがみんに連絡してる後ろから胸揉みたい!」

 

時雨「扶桑とスリガオ海峡で夜戦したい!」

 

扶桑「最後のは普通のこと言ってるはずなのに怖い!」

 

時雨「そういうことだから!よろしくね!」テンシノエガオ

 

扶桑「何をヨロシクするの?」

 

時雨「……じゃぁ色々準備があるから今日は帰るね!」

 

扶桑「このタイミングで引き上げられるとより怖い!

  ていうかなにをヨロシクすればいいの?」

 

時雨「じゃあね扶桑、また明日……。」ギーバタン

 

扶桑「ええー……絶対明日から何か仕掛けてくる……。」

扶桑「本当にヤダ本当に怖い……駆逐艦ホント怖い……。」

扶桑「なんであんな本が部屋の前に落ちてたんだろう……」

扶桑「他のみんなにはなんて言おう……いや、言えないわね……山城も最上も時雨側っぽいし……不幸だわ……。」

 

~~~~~

 

荒潮「あら~?朝雲のベッドの上に本が出しっぱなしになってるじゃない。」

荒潮「あらあら?」


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