ご注文と一緒にケーキはいかがですか?   作:七海 碧月

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はい、第一羽になります
コウ「まぁ、形式上は第二話になるんだけどな?」
まぁ、そうですね
ごちうさはやったことがないのでどんな感じになるのか分かりませんが、
コウ「そんなところも見ていて下さい!」

それでは、どうぞ、ごゆっくり···


第一羽 ひと目で尋常でないもふもふだと気づかされたよ -1-

コウ「はぁー、やっとついた···」

 

俺は、桂樹 紅 皆からはコウと呼ばれたりしている

今年からこの木組みの街の高校に転入することが決まったのだが···

 

コウ「ったく、なんで忙しくなってきたから手伝ってくれって今更言うんだよ···」

 

と、まぁこんな感じで転入することとなり、お店の手伝いもすることになった

 

コウ「さーて、とりあえず店に行くか」

 

ドンッ

 

??「わっ!」

 

コウ「あ、すいません!」

 

??「いいよいいよ!大丈夫だから!」

 

コウ「そ、そうですか···」

 

見たところ、俺の一個下くらいかな?

なんか、凄い明るい···

 

??「じゃあねー!」

 

コウ「は、はぁ···」

 

初対面の人にじゃあねとか言うか?

まぁ、そんなことは置いといて、そろそろ··

 

コウ「行くか···」

 

 

~移動中··~

コウ「あー、やっとついた···」

 

ここが俺がこれから住み、働くところ

クローリクパヴェだ

 

姉さんとミルはもう来てるらしいし、さっさと入りますか

 

ノエル「いらっしゃいませ···なんだ、コウか」

 

コウ「なんだとはなんなんだよ?」

 

このやる気が無さそうな男は俺の父、祥だ

パティシエとして今は働いているらしい

 

コウ「姉さん達は?」

 

ノエル「今は買い物中だよ、それより早く荷物を上に持っていきな」

 

コウ「そうだな、手伝いは?」

 

ノエル「んー、今日はあんまり人が来なさそうだから明日の朝からでいいよ」

 

コウ「りょーかい」

 

ノエル「お前の部屋は、三階の角の部屋だ、大きい荷物は運んであるよ」

 

コウ「分かった」

 

~コウの部屋~

ふぅ、全部の荷物は仕舞い終わったかな?

 

俺の部屋のなか?

ゲームが何個かあって、本棚と机とベッド、後パソコンがあるくらい

クローゼットに服は仕舞ってあるし、あれもケースの中に仕舞ってある

 

さて、用もないし、なんかするか

 

 

ノエル「え?暇だからなんかない?」

 

コウ「うん、なんかないかな?」

 

ノエル「だったら、この街を見て回るといい。うさぎがいっぱい居たりするからね

あぁ、後お前お昼食べたか?」

 

コウ「いや、まだだけど、そんなにお腹空いてない」

 

ノエル「だったら、ちょうどいい、この近くにラビットハウスっていう喫茶店があるからそこで食べるといい

そこには俺の知り合いと、その娘が居るからな」

 

コウ「それは覚えてるよ、六年くらいまえにここ来ただろ?」

 

ノエル「あぁ、そう言えばそうだな、じゃ再会してくるといい」

 

コウ「うん、じゃあ行ってくるよ」

 

 

~公園にて~

やっぱ、変わんないなー

けど、知らない店とかも出来てて面白い

で、やっぱりうさぎはたくさん居るのな

 

??「うーん···今日も食べないわねぇ···うちのあんこはよく食べるのに···」

なんだ?うさぎに···羊羮!?

普通はうさぎは羊羮を食わないだろうに···

でも、あんこは食べるって···うさぎなのかな?

 

??「あら?知らない男の人ね」

 

うん?こっちに近づいて来てないか?

 

??「こんにちは、いい天気ですね」

 

コウ「あ、ああ、こんにちは、そうですねぇ···」

 

普通に話しかけてくるし···あの女の子といい、この街にはこんなのばっかりなのか?

 

??「あ、そうだ!羊羮いります?」

 

コウ「え、いいんですか?」

 

??「ええ、この子達が食べなかったので···」

 

コウ「そ、そうですか」

 

食べたらどうなるか分かんないけどな···

最悪死ぬかも知れないし···

 

??「あ、私は宇治松 千夜って言います。貴方は?」

 

コウ「あ、俺は桂樹 紅って言うんだ」

 

千夜「なら、コウくんね。私の家が和菓子のお店やってるから、良かったら来てね~」

 

そう言って、千夜は割引券をくれた

えーと、甘兎庵?

 

千夜「それじゃあ、またねー!」

 

コウ「おう、またなー」

 

元気なやつだったな

さて、移動するか

 

~道の上にて~

コウ「しっかし、ここ本当に日本か?なんか外国みたいだな」

 

サイトでここについて調べてみたら、うさぎがたくさんいた!、外国みたいでキレイだった!などが書いてあった

それも頷けるくらいだった

 

コウ「ん?なんかチラシ配ってるけど···なんだろ?」

 

なんか怯えてる様にみえるんだけど···

 

コウ「すいませーん、そのチラシ」

 

??「う、うう、うさぎ!?ち、ちょっと、来ないでって!」

 

コウ「えーと···」

 

なんか片方の目に傷があるうさぎが女の子の近くにいて、女の子がすっごい怯えてるんだけど···

うさぎ嫌いなのかな?ここ、うさぎ多いから、住みづらいだろうに···

 

コウ「ほら、嫌がってるだろ。離れてやんな」

 

そう俺が言うと、そのうさぎは口にくわえていた葉っぱを吐き出し、何処かへ行ってしまった

 

コウ「えーと、大丈夫でしたか?」

 

??「ひゃ、ひゃい!!あ、ありがとうございました!!」

 

コウ「お、おう···っと、そのチラシもらっていい?」

 

??「あ、はい。どうぞ」

 

そう言ってもらったチラシには、フルール·ド·ラパンと言う店名が入っていた

えーと、なになに···

 

コウ「ハーブティーのお店なんだ」

 

??「そうです、色んな種類があるので、是非来てください!」

 

コウ「おう、機会があったらな」

 

そして、その場を後にした

 

 

~ラビットハウス前~

もう、こんな時間か···いい時間帯だな

 

カランコロン

 

??「い、いらっしゃいませ」

 

あー、懐かしい。覚えてないかな?

 

とりあえず、窓側のテーブル席に座った

 

??「ご注文は···」

 

コウ「えーと、それじゃあ、サンドイッチとオリジナルブレンドで」

 

??「かしこまりました」

 

そして、コーヒーのいい匂いがしてきた

 

しばらくして

 

??「コーヒーと、サンドイッチです···」

 

コウ「うん、ありがと」

 

まずは、コーヒーを一口飲んでみた

 

コウ「···うん」

 

??「···ど、どうでしょうか···?」

 

コウ「いい味だね、チノちゃん」

 

チノ「!!」

 

お、やっと分かったかな?

 

チノ「もしかして···コウさんですか?」

 

コウ「うん、そうだよ。久しぶり!」

 

チノ「は、はい。お久しぶりです」

 

コウ「そんなに堅くならなくても良いのにー」

 

チノ「べ、別に堅くなろうとしてるわけじゃ、ないです」

 

コウ「そうか」

 

そして、サンドイッチを食べる

 

コウ「うん、美味しい」

 

チノ「良かったです···!」

 

その時、また誰か入ってきた

 

あれは···駅でぶつかった子か?ここでも会うのか

 

その子は机の下などをのぞきこみ

 

??「うさぎが、うさぎが居ない!」

 

おいおい、さすがにそんなところには居ないだろ

あっ···チノちゃんの上にアンゴラ?うさぎが乗っかってたけど···うさぎが沢山居るからな、この街には

見ろ、チノちゃんになんだこのお客さん···みたいな目で見られてるぞ···




はい、いかがでしたでしょうか?
コウ「結構駆け足だったな?」
その方が良いかと···
あとは、リゼだけ···

それでは!
ありがとうございました、またのお越しをお待ちしております

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