今日からちゃんと投稿しますので。(フラグ)
「.....倒されたか。」
黒色に染まり禍々しい翼をはためかせる、得体の知れない怪物。
その背中で、闇神ベクタ──名をガブリエル──は呟いた。
傍には、誰もが容姿端麗と言える美貌を持つ少女──アリス──が深く眠っている。
「どのような者か.....見せてもらおうか。」
そう言って彼は、こちらに向かってくる閃光を見つめた。
「...そろそろだな.....」
同時刻。暗く佇む空の下にて。
アートが忠告する様に言った。
「闇神ベクタ.....能力はあるんですか?」
「能力.....いや、奴は既に倒されている筈だ。入る前にそう確認した。」
確かに真新しい記憶にそう確認されている。
しかし、皆にとって嬉しい心情など無い。奴を倒した整合騎士は、
敬意を表しながら、今は眼前に迫る敵を見る。
「.....ヤバイな。心意を使いこなしてやがる。
ラン、アスナ。アリスを取り戻したらすぐに下がってくれ。
ユージオは俺と一緒に
「「「「 了解!! 」」」」
自然とリーダー的な立ち位置に居るが、まぁ、それは気にしないでおこう。
だからこそ.....
「キリト。トドメはお前に任せるぞ。」
「え、でも.....」
「ごちゃごちゃ言うなよ、
「!.....ああ、分かった。」
よし、良い顔付きになったな。それでこそ勇者ってモンだ。
さーて、終わらせに行きますか!
そう言って俺は、既に始まっている戦闘に身を投じた。
「やぁぁぁぁ!!」
ユージオが閃光となり、敵を貫こうとする。
しかし、ベクタは興味なさげに剣を少し振り、その軌道をずらした。
「っ.....なら!」
だがしかし。受け流されたその勢いを持って、ソードスキルを撃ち出す。
“片手剣重単発SS ヴォーパル・ストライク”。放たれるその速度──約二倍。
「フン.....」
だが、それも叶わず。外見では分からない身のこなしで、閃光を避ける。
そして、そのまま無慈悲に剣を振り下ろした。
「ハァッ!」
「!」
━━最も、それは
ユージオに当たるその直前に、何とか刀を滑り込ませた。
「.....ほう。貴様、
「...ああ。少なくとも、アンタをボコボコに出来るぐらいには、な。」
そうやって両者は狂気的な笑みを浮かべた。
疲れた.....久々に書くとキツいなぁ。