Diavolo Bianco   作:artisan

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遅れてすみません.....
今日からちゃんと投稿しますので。(フラグ)


Episode.48 戦神と闇神

「.....倒されたか。」

黒色に染まり禍々しい翼をはためかせる、得体の知れない怪物。

その背中で、闇神ベクタ──名をガブリエル──は呟いた。

傍には、誰もが容姿端麗と言える美貌を持つ少女──アリス──が深く眠っている。

「どのような者か.....見せてもらおうか。」

そう言って彼は、こちらに向かってくる閃光を見つめた。

 

 

 

 

 

「...そろそろだな.....」

同時刻。暗く佇む空の下にて。

アートが忠告する様に言った。

「闇神ベクタ.....能力はあるんですか?」

「能力.....いや、奴は既に倒されている筈だ。入る前にそう確認した。」

確かに真新しい記憶にそう確認されている。

しかし、皆にとって嬉しい心情など無い。奴を倒した整合騎士は、既にこの世に居ない(奴と刺し違えた)のだから。

敬意を表しながら、今は眼前に迫る敵を見る。

「.....ヤバイな。心意を使いこなしてやがる。

ラン、アスナ。アリスを取り戻したらすぐに下がってくれ。

ユージオは俺と一緒に()()()()()ぞ。」

「「「「 了解!! 」」」」

自然とリーダー的な立ち位置に居るが、まぁ、それは気にしないでおこう。

閑話休題(それはともかく)。既に流殺法は起動してある。だが、()()()()で倒せるかは正直分からない。

だからこそ.....

「キリト。トドメはお前に任せるぞ。」

「え、でも.....」

「ごちゃごちゃ言うなよ、黒の剣士(ヒーロー)。.....大丈夫だ。お前なら、()()()なら出来る。」

「!.....ああ、分かった。」

よし、良い顔付きになったな。それでこそ勇者ってモンだ。

さーて、終わらせに行きますか!

そう言って俺は、既に始まっている戦闘に身を投じた。

 

 

 

 

 

「やぁぁぁぁ!!」

ユージオが閃光となり、敵を貫こうとする。

しかし、ベクタは興味なさげに剣を少し振り、その軌道をずらした。

「っ.....なら!」

だがしかし。受け流されたその勢いを持って、ソードスキルを撃ち出す。

“片手剣重単発SS ヴォーパル・ストライク”。放たれるその速度──約二倍。

「フン.....」

だが、それも叶わず。外見では分からない身のこなしで、閃光を避ける。

そして、そのまま無慈悲に剣を振り下ろした。

 

「ハァッ!」

「!」

━━最も、それは(アート)が間に合わなかったら、の話だが。

ユージオに当たるその直前に、何とか刀を滑り込ませた。

「.....ほう。貴様、()()()?」

「...ああ。少なくとも、アンタをボコボコに出来るぐらいには、な。」

そうやって両者は狂気的な笑みを浮かべた。




疲れた.....久々に書くとキツいなぁ。

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