わー!待って待って!!石を投げないでくれ!!
新高校生活が忙しかったんだよ!!ごめんな!!
「ふー.....まずは、第一関門突破か。」
ある部屋にて。
そこで“アミュスフィア”を取った青年が一人呟いた。
勿論、我らが主人公である。メタい話、まだ本名は言わないつもりだが。
「さてと.....
そう言うと青年は短時間で支度し、バイクに跨った。
目的は━━━━━━━━
「.....ふぅ。着いた。」
場所は横浜港北総合病院。
用件は、勿論.....
「.....あれ? 先生?」
「うん!久し振りだねぇ!!」
倉橋医師が病院の入り口で待っていた。
.....手間が省けたようだ。彼らはそのまま中へ入っていく。
「外で待ってたなんて.....別に良かったのに.....」
「待つついでに外の空気を吸いたくなったんだよ。さ、ついておいで。早速聞こう。」
「ええ。」
「さてと.....まずは何から聞こうかな。」
此処は病院の待合室。
そこにある椅子に二人は座った。
「先に先生からで大丈夫ですよ。」
「そう?なら話させてもらおうか。」
そう言って先生は持っていた二、三枚の書類を見せた。
それらには海上に浮かぶ亀のような形をした建物が写っていた。
「これは.....?」
「最近、ボクの所に自衛隊の人が来てね。君に用があったみたいだけど.....
いかんせん、君は居場所が分からないからね。次来た時に渡しといて、って言われたんだよ。」
あの金髪天パ野郎.....と言いながら彼は書類を詳しく見る。
“PROJECT Alicization”.....自衛隊も如何な物を考えるものだ。
青年は馬鹿馬鹿しいと考え、軽く見ながら先生に聞いた。
「.....成程。まぁ考えとく、と言っておきます。で、次は僕からで良いですか?」
「うん。.....ま、大体見当はついてるけどね。」
そう言って先生は別の書類を取り出す。
そこには━━━━
「━━━━ええ。完璧です。」
「僕も疲れたよ.....まさか、
すいません、と苦笑しながら謝る。そして、それを穏やかな笑みを浮かべて許す先生。
実際、先生はまあまあ大掛かりな事をしたのだが、それは先生のご愛嬌だろう。
「じゃあ、そろそろ帰ります。.....お忙しいところ有難うございました。」
「礼を言うのはこっちの方だよ。.....早く、あの子達を助けてあげてね。」
「勿論です。僕は約束破らない主義なんでね。それじゃ。」
そうやって青年は病院を出た。
.....改めて固めた決意を胸に。
「.....一応連絡ぐらいしてみるか。」
病院の駐車場。
彼はバイクを動かさずにある電話を掛けていた。
その電話には『菊岡』と、写っていた事は誰も知らない。
読書お疲れ様です。
そして、アンケートの方もご協力お願いします。
.....と言いたい所なんだけども。そのアンケートについて一つ追加しまっしゅ。
もしも生存ルートを選んだ場合。それは最終回にならず、
そのままアンダーワールド編へと繋がります。それでもいいならどうぞ~。
あと、UAが10000超えました。これからも宜しくお願いします!