Diavolo Bianco   作:artisan

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結構、間が空いちゃったなぁ.....
出来ればだけど、土日も投稿するつもりです。
金曜日は.....分かんないや。


Episode.20 瞬殺

 

 

アート「蹂躙される覚悟.....出来てるよな?」

 

その言葉は重く、そして冷たかった。

横で聞いていたキリトでさえゾッとした程だ。

 

 

「「「ヒ、ヒィィィィ!!?」」」

 

勿論、彼らにとっても。

その威圧に思わず後退りする。

だが、

 

 

アート「おい、逃げんなよ。折角相手してやるんだ。

もうちょっと楽しもうぜ?」

 

それを黙って見ている堕天使(アート)ではない。

誘いの言葉が合図となり、神速の如く、もう一度敵集団へ突っ込む。

 

 

「ガァァァ.....!」

 

それだけで、二、三人がポリゴン体へと変わる。

だが、それだけで地獄は終わらず、ソードスキルを発動させる。

 

 

 

 

 

“■■■5連撃SS 烈風”

 

 

「「ウァァァ!?」」

 

五つの風刃が切り裂いてくる。

それが終わると同時に続けてコネクティングを起動する。

 

 

 

 

 

“コネクティング ■■■6連撃 暁光”

 

 

「ゴハッ.....」

 

流れるようにして六つの牙突が煌めく。

心なしか、刀を纏う白い光が強くなっているように見える。

そのまま、もう一度続けようとしたが....

 

 

 

 

 

「ウラァァァ!!」

 

彼の背後から刃が迫る。

アートはそれを受け止めようとして、すぐに()()()()()()()

理由は単純だ。

 

 

 

 

 

キリト「やらせないッ!!」

 

 

「!?...ガッ.....!」

 

 

黒い人影が間に入り、敵の首をはねる。

その影は二つの剣を持っていた。

 

 

アート「.....ようやく本領発揮か。」

 

 

キリト「そっちもな。何だよ、あのスキル。」

 

 

アート「後で話してやるよ。それよりも、だ。

相手の数が予想よりも多い。だから一発で片付ける。異論は?」

 

 

キリト「勿論無しだ。」

 

そう言うとそれぞれソードスキルを発動する。

そして、先にキリトが駆け出し、ぶつけた。

 

 

 

 

 

“片手剣単発SS ヴォーパル・ストライク”

 

 

キリト「ゼヤアアア!!」

 

彼が今はもう無き剣技の世界で良く使ったスキル。

自身は閃光となり敵集団の中心を穿った。

そしてスキル硬直が終了すると同時にその場から飛びのく。

その直後。

 

 

アート「ハァァァ!!」

 

その手には先程と同じ白い光。しかし、若干黄色が混じっているようにも見える。

そしてそのまま横に一閃した。

 

 

 

 

 

“■■■()()()()SS 神薙”

 

光は破滅の光となり集団の者達に()()()()()()

そのまま煙へと化した。

煙が晴れたそこには.....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アート「.....てことだ。解ったか?」

 

 

キリト「嘘だろ.....そんなユニークスキルが存在してたなんて.....」

 

白と黒の二つの人影。

アートとキリトだ。

アートは何か話していたと思うと、すぐに話を終えてラン達の元へ駆け寄った。

キリトはアスナに会釈してから転移結晶でホームに帰った。

 

 

アート「よ。終わったぜ。」

 

 

ラン「アートさん.....有難うございます。」

 

 

アート「礼なんていいさ。別に手応え無く倒したからな。」

 

そう言ってアートは彼女の背中を押しながらボス部屋の前へ行った。

すると、アートは彼らの前に出てこう言った。

 

 

アート「さて、これからボス攻略だ。勝ちに行くぞ。いいな?」

 

スリーピングナイツのメンバーは一瞬目を丸くしたが、

すぐに笑って皆揃って叫んだ。

 

 

「「「勿論!!」」

 

そう言って彼らは扉を開いた。

中には二つの頭を持った巨人。

 

さぁ、ボス攻略の始まりである。

.....待たせてごめんちゃい。

 

 




ボスの名前って何だっけ?

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