アスナ「ほら、早く早く!!」
アート「へいへい。」
おっす、アートでありんす。
今俺はアスナにある所に連れて行って貰っている。
その場所とは.....
アスナ「着いたよ!!」
アート「此処か.....」
.....言うより読んだ方が解ると思う。
実の所俺も何をされるのか知らないんだよ。
早速俺は其処に入っていくのであった。
?「お、来たな。その人がそうか?」
中にはスプリガンで黒い少年が居た。
他にもサラマンダーの野武士面の男性や色黒のノーム、
レプラコーンやシルフ等、色んな種族のプレイヤーが居る。
アート「(凄いな.....ほとんど被っていないぞ。)」
俺が驚愕しているとさっきのスプリガンがやって来た。
どうやら俺が色々考えている内に話が進んでいたらしい。
?「えっと.....お前がアーティザンで良いんだよな?」
アート「?.....ああ、そうだけど.....」
すると少年はホッと胸を撫で下ろし、
次に俺を驚かせる言葉を言った。
?「俺はキリトだ。宜しくな!」
アート「.....は?今何て言った?」
キリト「え?だからキリトって.....」
アート「.....はぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
アート「ふんっ.....」
キリト「.....何で怒ってるんだ?」
アート「安心しろ。アンタには怒ってない。俺が怒ってるのは其処に居るウンディーネだ。」
アスナ「ご、ごめんなさい.....」
全くだ。
せめてもの最初に話しておくとかあるだろう。
なのにいきなり会わせやがって.....
?「.....子供ね。」
アート「うっせ。」
初対面のアンタには言われたくない。
そうやってピンク髪のレプラコーン━━リズベット━━に返す。
?「まあまあ、許してあげな。」
アート「.....はぁ、解ったよ。」
今、許してあげなって言ったのはサラマンダーであるクラインだ。
確かギルド“風林火山”のリーダーだった筈だ。
?「まさかSAO生還者が私達以外にも居たなんて.....」
アート「ま、VRは楽しいからな。」
この驚愕している小さいケットシーはシリカ。
SAOでは“竜使いシリカ”って言われていた.....はず。
?「にしてもこんなヒョロヒョロがナーヴギアを作ったなんてな.....」
アート「誰がヒョロヒョロだ。」
こんな色黒野郎に言われるとは.....
コイツはエギル。
おぼろげだが前線での商人として活躍していた気がする。多分。
?「というか堕天使さんがSAO生還者だったなんて.....」
この緑色のシルフはリーファ。
こいつはSAO生還者じゃないが脅威のスピードからスピードホリックとも呼ばれてる。
因みにキリトの妹らしい。
?「そりゃこの強さも有り得るわね.....」
このクールなケットシーはシノン。
何でも“ガンゲイル・オンライン”というゲームで名を轟かせたらしい。
アート「で、もう一度聞くが本当に会わせたかっただけなのか?」
アスナ「うん。」
アート「.....」
マジかコイツ。
ただそれだけで俺を連れてきたのかよ。
全く.....
アート「.....取り敢えず俺は帰るぞ。」
アスナ「え?何で!?」
アート「あのなぁ.....俺だって暇じゃないんだよ。」
ホントだよ.....
ただでさえ
キリト「それは薬の開発っていう用事か?」
アート「!!.....何でお前がそれを.....」
俺は何も話してない筈だぞ.....
何でコイツが知って.....
キリト「あまり頼りたくない奴だが確かな情報を持っている奴に頼んだんだよ。
.....気に触ったなら謝る。アート、いや
アート「.....何処まで調べた?」
キリト「そんなに調べてはいない。調べたのはお前が医者をやっている、という事だけだ。」
アート「.....そうか。で、何が望みだ?俺をそれで呼んだって事は脅してるって事だろ?」
そうでもなければあの名前で呼んだりしないはずだ。
あの忌々しい名前で。
キリト「いや脅してなんかしていないさ。」
アート「.....は?」
キリト「俺が求めてるのはただ一つ。
お前の強さを見せてくれ。」
悲報;キリトは脅すという手を使う奴だった。
そういえばイラストを投稿したいんですけどどうやれば良いんですかね?