前の方がいいなら言って下さい。
全く.....まさかこんな所でKYに出会っちまうとは.....
えーと名前は...『iron skull swordman』か。大層な名前しやがって。
ま、それは兎も角.....
アート「何空気読めない事してんだゴルァァァァァ!!」
自分が今思っている事を叫びながらソードスキルを放つ。
.....余談だがその時NMがビクッってなったのは見間違いかもしれない。
“両手剣2連撃SS ブラスト”
『ギァァァァ!?」
よっしゃ、スタンになりやがったな。
しかしながら俺は手を緩める気はない。
ということで.....
アート「喰らえ!!」
“両手剣6連撃SS カラミティ・ディザスター”
『ガァァァァァ!?』
序盤から奥義技を発動する。
それでもしないと怒りが治まらなかったからな。
そして、NMが反撃のつもりか大剣を横に薙いでくる。
俺はそれを飛んでかわし、こう叫ぶ。
アート「ユウキ!スイッチ!!」
ユウキ「任せてッ!」
先程の事を踏まえて
ユウキは飛び退いている俺の真下を通り抜けてソードスキルを撃った。
“片手剣4連撃SS バーチカル・スクエア”
『グルァァァ!!』
しかし黙って見ているモンスターではない。
奴は横に振った大剣をそのまま回転斬りとしてユウキに浴びせる。
ラン「はぁッ!!」
だがそれをランが許さなかった。
ランは持っていた杖をストレージに戻し、自身がよく使う
そして、そのまま奴の腹へと技をお見舞いした。
“短剣単発SS ラピッド・バイト”
『グルァッ.....』
モンスターは足を斬り付けられたおかげで崩れ落ちる。
今がチャンス。そう思ったランとユウキは揃って彼の名を呼ぶ。
「「アート(さん)!!」」
アート「おう!!」
するとモンスターの後ろから
そしてそのまま奴の背中を駆け上がり奥義技を放った。
アート「ぜぁぁ!!」
“両手斧6連撃ss グラビティ・インパクト”
『ガァァァァ!?』
奥義技全ての斬撃を食らったモンスターは流石に危機感を覚えたのか三人から距離を取る。
しかし.....
アート「逃がす訳無えだろバーカ。」
彼はそのまま手に持っている両手斧を投げつけた。
“両手斧単発SS カタパルト・トマホーク”
『ガァァァ.....』
体力が残り少なかったのかモンスターはそのままポリゴン体になった。
ランとユウキは戦利品を確認しているアートに駆け寄った。
ユウキ「ふぃ~.....疲れたね.....」
アート「そうか?俺としちゃまだいけると思うんだが.....」
ラン「凄いですね.....そういえばさっき両手斧を使ってましたよね?あれは何ですか?」
アート「伝説武器かって聞いてるなら違うな。俺は全武器熟練度コンプリートとまではいかないが一応全部使えるんだよ。」
なんとアートは全種類の武器を使えるらしい。
聞く所によると現時点で完璧に使えるのは、“両手剣、片手剣、短剣、両手斧、刀”の五つらしい。
ラン「何か私の中のアートさんのイメージがあやふやになりつつあるんですが.....」
アート「よく言われるよ。さ、無事に勝った事だし帰って皆に自慢しようぜ!!」
ユウキ「いいねそれ!じゃあホームまで競争だよ!!よーい.....どん!」
アート「はぁ!?ちょっと待.....クソッタレェェェェ!!」
ラン「何でノリに乗っちゃうんですか!?」
こうして彼らの一日が終わったのであった。