アート「うーん・・・・・」
おっす皆。アートですぜ。
作者に代わってだが新年明けましておめでとう。
これからも宜しくな~。
・・・ん?今?買い物してる。
買い物してるんだけど・・・・・
アート「売り切れかぁ・・・・・」
そうなんです。目当てのものが売り切れなんです。
どうしようかな・・・ポーションじゃなくて結晶なら売ってるんだけど・・・
アート「・・・昨日の奴で金が、なぁ・・・・・」
昨日の歓迎会で金を使っちまってあんまり無いんだよな・・・
・・・はぁ・・・・・クエストも一人で行く気にはならんしな・・・
すると・・・
ユウキ「あれ?アートじゃん。どうしたの?」
アート「!・・・ユウキか。」
色々唸っているとユウキとランが歩いてきた。相変わらず仲良いな・・・
アート「いや・・・買い物しようと思ったんだけど金が無くてな。どうしようかなーって・・・」
ラン「なら、今からダンジョンに行こうと思うんですけど一緒に行きませんか?」
アート「え、良いのか?」
ラン「ええ。沢山居た方が良いですし。それにアートさんの戦い方が見れる良い機会だと思うので。」
ふむ・・・確かにそうだな。
アート「ならお言葉に甘えようかな。」
ユウキ「よし!じゃあ、しゅっぱーつ!!」
早速かよ・・・
アート「そう言えば、お前等っていつもどんな戦い方をしてるんだ?」
ダンジョンに向かう道中、少し気になったのでランとユウキに聞いてみた。
ユウキ「ボクは『アタッカー』だね~。いっつもジュンと一緒にガンガン攻めてるよ~。」
ラン「私は『ヒーラー』ですかね。魔法攻撃が得意なので。アートさんは?」
あれ?言ってなかったっけ?
アート「俺?何でも出来るけど。」
すると一瞬だけ静寂が訪れた。・・・訂正、モンスターの呻き声がダンジョン内に響いた。
そして・・・・・
ユウキ&ラン「「えぇぇぇぇぇ!!?」」
アート「ん?そんなに驚く事か?」
ユウキ「当たり前だよ!全部こなせる人なんて聞いた事ないよ!?」
ラン「始めて知りましたよ・・・」
アート「そうかなぁ?・・・っと、色々話してる内に着いたぜ。さぁて、一稼ぎしますか!」
ユウキ「それダンジョンで言う言葉じゃないよね!?」
アート「気にすんな!さ、行くぜ!うらぁぁぁぁぁ!」
ラン「ちょ、待ってくださぁぁぁい!!」
数分後・・・
アート「はぁっ!」
ガンッ!!
アートはモンスター━━リザードマン━━と戦っていた。
アートは自身の愛剣━━『ロストメモリーズ』━━で受け止める。
そしてそのまま跳ね返し、ソードスキルを放つ。
アート「ぜぁっ!!」
“両手剣重単発SS ブラスト”
ガキィィィン!!
リザードマン「ガァァ・・・・・」
アート「ユウキ!スイッチだ!!」
ユウキ「任せて!!」
アートの攻撃でリザードマンが仰け反る。
そして流れるようにしてユウキと居場所を入れ替える。
ユウキは前進しながら敵の胸へと剣を穿つ。
ユウキ「でやぁぁぁ!」
“片手剣軽単発SS レイジスパイク”
ドガァァァ!
リザードマン「グガァァァ!!」
すると別の場所に居たリザードマンがユウキ達を襲おうとする。
しかし彼らは逃げようとせずただ見ているだけだ。
なぜなら・・・
ドガァァァ!
ラン「させませんよ!」
ランが倒してくれる事を解っていたからだ。
ランは魔法━━“爆発 バーンストライク”━━でリザードマンをポリゴンに変える。
アート「ふぃー・・・このメンバー、結構戦いやすいな!!」
ラン「そうですか?私達、何も活躍出来ていないと思うんですが・・・」
ユウキ「うん・・・・・」
アート「いや、十分活躍してたと思うけど。」
ユウキ&ラン「「え?」」
アート「あのな・・・確かに一人で戦ってたならそうかもしれないが、今はパーティーで戦ってるだろ?パーティーでの活躍ってのはいかに
ユウキ「・・・ボク、ちゃんと活躍できてたの?」
アート「勿論だ。さっきも言ったが、俺以上にな。一応言っとくがランもだぞ。」
ラン「・・・有難う、御座います・・・。」
アート「大丈夫だからこんな所で目を潤ませないでくれ!?お願いだから!?」
全く・・・そんなにだったか?
もうちょっと見ていた方が良かったな・・・
?「グガァァァァァァァァ!!!」
アート「おいおい・・・こんな良い所でNMの登場かよ・・・。
ラン!ユウキ!ウルウルしてないで行くぞ!!」
ユウキ「うん!」
ラン「はい!」
~オリジナル魔法紹介~
“バーンストライク”・・・火の玉を一つだけ生成して相手にぶつける簡易魔法。属性は説明の通り《炎》。
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