Diavolo Bianco   作:artisan

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Episode.7 活躍とは?

 

 

アート「うーん・・・・・」

 

おっす皆。アートですぜ。

作者に代わってだが新年明けましておめでとう。

これからも宜しくな~。

・・・ん?今?買い物してる。

買い物してるんだけど・・・・・

 

 

 

 

アート「売り切れかぁ・・・・・」

 

そうなんです。目当てのものが売り切れなんです。

どうしようかな・・・ポーションじゃなくて結晶なら売ってるんだけど・・・

 

 

アート「・・・昨日の奴で金が、なぁ・・・・・」

 

昨日の歓迎会で金を使っちまってあんまり無いんだよな・・・

・・・はぁ・・・・・クエストも一人で行く気にはならんしな・・・

すると・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユウキ「あれ?アートじゃん。どうしたの?」

 

 

アート「!・・・ユウキか。」

 

色々唸っているとユウキとランが歩いてきた。相変わらず仲良いな・・・

 

 

アート「いや・・・買い物しようと思ったんだけど金が無くてな。どうしようかなーって・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラン「なら、今からダンジョンに行こうと思うんですけど一緒に行きませんか?」

 

 

アート「え、良いのか?」

 

 

ラン「ええ。沢山居た方が良いですし。それにアートさんの戦い方が見れる良い機会だと思うので。」

 

ふむ・・・確かにそうだな。

 

 

アート「ならお言葉に甘えようかな。」

 

 

ユウキ「よし!じゃあ、しゅっぱーつ!!」

 

早速かよ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アート「そう言えば、お前等っていつもどんな戦い方をしてるんだ?」

 

ダンジョンに向かう道中、少し気になったのでランとユウキに聞いてみた。

 

 

ユウキ「ボクは『アタッカー』だね~。いっつもジュンと一緒にガンガン攻めてるよ~。」

 

 

ラン「私は『ヒーラー』ですかね。魔法攻撃が得意なので。アートさんは?」

 

あれ?言ってなかったっけ?

 

 

アート「俺?何でも出来るけど。」

 

すると一瞬だけ静寂が訪れた。・・・訂正、モンスターの呻き声がダンジョン内に響いた。

そして・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユウキ&ラン「「えぇぇぇぇぇ!!?」」

 

 

アート「ん?そんなに驚く事か?」

 

 

ユウキ「当たり前だよ!全部こなせる人なんて聞いた事ないよ!?」

 

 

ラン「始めて知りましたよ・・・」

 

 

アート「そうかなぁ?・・・っと、色々話してる内に着いたぜ。さぁて、一稼ぎしますか!」

 

 

ユウキ「それダンジョンで言う言葉じゃないよね!?」

 

 

アート「気にすんな!さ、行くぜ!うらぁぁぁぁぁ!」

 

 

ラン「ちょ、待ってくださぁぁぁい!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数分後・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アート「はぁっ!」

 

 

 

ガンッ!!

 

アートはモンスター━━リザードマン━━と戦っていた。

アートは自身の愛剣━━『ロストメモリーズ』━━で受け止める。

そしてそのまま跳ね返し、ソードスキルを放つ。

 

 

 

 

アート「ぜぁっ!!」

 

 

 

 

 

“両手剣重単発SS ブラスト”

 

 

 

ガキィィィン!!

 

 

リザードマン「ガァァ・・・・・」

 

 

 

アート「ユウキ!スイッチだ!!」

 

 

ユウキ「任せて!!」

 

アートの攻撃でリザードマンが仰け反る。

そして流れるようにしてユウキと居場所を入れ替える。

ユウキは前進しながら敵の胸へと剣を穿つ。

 

 

 

 

ユウキ「でやぁぁぁ!」

 

 

 

 

 

“片手剣軽単発SS レイジスパイク”

 

 

 

ドガァァァ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リザードマン「グガァァァ!!」

 

すると別の場所に居たリザードマンがユウキ達を襲おうとする。

しかし彼らは逃げようとせずただ見ているだけだ。

なぜなら・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドガァァァ!

 

 

 

ラン「させませんよ!」

 

ランが倒してくれる事を解っていたからだ。

ランは魔法━━“爆発 バーンストライク”━━でリザードマンをポリゴンに変える。

 

 

アート「ふぃー・・・このメンバー、結構戦いやすいな!!」

 

 

ラン「そうですか?私達、何も活躍出来ていないと思うんですが・・・」

 

 

ユウキ「うん・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アート「いや、十分活躍してたと思うけど。」

 

 

ユウキ&ラン「「え?」」

 

 

アート「あのな・・・確かに一人で戦ってたならそうかもしれないが、今はパーティーで戦ってるだろ?パーティーでの活躍ってのはいかに()()()()()()()()()()()だと俺は考えてる。お前等は俺が危なかった時にちゃんと助けてくれたじゃねぇか。これで俺の言いたい事は解ったか?つまりはそういう事。キャンユーアンダースターンド?」

 

 

ユウキ「・・・ボク、ちゃんと活躍できてたの?」

 

 

アート「勿論だ。さっきも言ったが、俺以上にな。一応言っとくがランもだぞ。」

 

 

ラン「・・・有難う、御座います・・・。」

 

 

アート「大丈夫だからこんな所で目を潤ませないでくれ!?お願いだから!?」

 

全く・・・そんなにだったか?

もうちょっと見ていた方が良かったな・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

?「グガァァァァァァァァ!!!」

 

 

 

 

 

 

アート「おいおい・・・こんな良い所でNMの登場かよ・・・。

ラン!ユウキ!ウルウルしてないで行くぞ!!」

 

 

ユウキ「うん!」

 

 

ラン「はい!」

 

 

 

 




~オリジナル魔法紹介~


“バーンストライク”・・・火の玉を一つだけ生成して相手にぶつける簡易魔法。属性は説明の通り《炎》。






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