魔法少女リリカルなのは  二人の黒騎士(凍結中)   作:孤独ボッチ

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 本物の主人公視点です。
 少し伏線いれてみました。けど、話は進んでいません(汗)
 頑張ります。


第4話 変な飛鷹君、不思議な美海ちゃん

              :なのは

 

 私の名前は高町なのは。ごくごく普通の小学三年生。というと最近、アリサちゃんが怒ります。

「アンタの家のどこが普通なのよ!!」

 ちょっと納得いかないの。家に道場があって、家独自の流派を持ってて、お弟子さんを取ってないくらいであとは普通だと思うんだけどな。

 あと、お弟子さんがいないって言っても家族以外という意味です。本当の意味で弟子なのは、お兄ちゃんとお姉ちゃんくらい。私はただ隅で護身程度に習っているだけで、弟子じゃないそうです。

 私は弟子じゃないの?って、お父さんに訊いたらこう言われました。

「なのは、御神の剣を修めるなら、覚悟がなければダメなんだ」

 覚悟ってどういう事なんだろう?

 痛い事とか我慢する事かな?

 でも今でも痛いけど、稽古。まだどんな覚悟か分かりません。

 あっ!あと喫茶店をやってます。店の名前は喫茶・翠屋です。美味しいお店として、結構有名なんですよ。

 

 

 小学生になってお友達も増えました。三年生になって、もっと沢山お友達つくろうと思ってます!

 お話したいと思う子は二人います。他の子(男の子は何故か壁を感じるけど)とは会えば楽しくお話するんだけど、この二人とは上手にお話出来ません。

 

 まず、初めは飛鷹 浩介君。

 

 この子は結構変わった子で、同じクラスになってよく私の事を見ています。

 一番仲良くなった親友のアリサちゃんとすずかちゃんが言うには…。

「アイツ絶対!ストーカーのケがあるわよ。注意しなさいよ!」

「それはちょっと言い過ぎだと思うけど、ちょっと熱心すぎるよね」

 二人ともいきなりその感想はひどいと思うの…。

 確かに私も多少鍛えてるから視線には気付いてた。でも二人が言うような嫌な視線じゃないし、何だかお話したがってるだけだと思う。

「甘いわよ!小学生だからってストーカー被害に遭わない訳じゃないわよ!実際、私、今被害に遭ってるのよ!」

「私も…」

 二人とも少し気分が落ち込んだみたい。

 二人とも綺麗だし可愛いもんね。気を付けてね。

 でも、それで反応が過敏だったんだ…。

 二人ともお金持ちで名家?らしいから守ってくれる人はいるんだろうけど、お父さんに相談してみようかな。

 

 あっ!今は飛鷹君の話でしたね。

 飛鷹君が一番変わってるのは仲のいいお友達にも飛鷹っていう苗字で呼ばせてる事。何か自分の苗字が大好きなんだって。確かにカッコイイけどね。飛んでる鷹と書くみたいだし。

 他の男の子達もふざけて苗字で呼び合うようになっても気にしてないみたいです。

 あと、これは絶対挙げなくちゃいけないって思うのは、()()()()()

 多分、私よりずっと強いと思う。一応、隠してるみたいだけど、お父さん達を間近で見ている私には分かる。何気ない動き一つでも私より凄いのが伝わってくる。

 何であんなに強くなろうと思ったんだろう?

 それはお父さんの言う覚悟に通じるのか訊いてみたいです。

 それに、最初は全く気付かなかったけど、最近どこかで会ったような気がしてきて、似た子に会ったことがあるのを思い出したの!

 今よりずっと小っちゃかった頃に公園で会った子に似てるような気がする。

 ぜひ、確認したいの!

 

 

 もう一人の子は綾森 美海ちゃん。

 この子は飛鷹君とは違って不思議な子という感じ。

 小柄で髪がフワッとした癖毛で子猫みたいに可愛い子なんです。

 でも、見た目と性格は違うみたい。

 困っている子がいると何も言わずに、手伝ったり、何気なく助けたりするし、男の子が悪戯しているのをハッキリと注意してるのを、見たりする。それで男の子に意地悪されたり仲が悪くなったりしないのが不思議です。

 あまりお喋りが好きじゃないみたいで、返事も簡単な一言だけだったりします。

 誰とも凄く仲良しっていう子がいないみたいなのに、放っとかれているというのでもありません。普通は返事が素っ気ないばっかりだと、一人になっちゃうけど。それを怖がってるようにも見えないし、そういうの自然体って言うんでしょうか?

 表情もあまり変わりません。

 だから、誰かが笑った顔を少し見ただけで、その子は結構自慢しています。アリサちゃんやすずかちゃんが言うにはマスコット的人気って事みたい。

 すずかちゃんは猫が大好きでお家で沢山飼ってる所為か、美海ちゃんを見ると撫でたいと言っています。

 でも、すずかちゃん、何だか視線が危ないと思うの。飛鷹君の事あんまり言えないような…。

 

 うん、何でもないよ!

 

 でも!一番不思議なのは、私達三人は授業のグループで一緒になる以外、お話どころか近付けもしない事!丁度お話出来るタイミングと近付くと、途中で他の子から話し掛けられたリ、先生に呼び止められたリ、美海ちゃんに話し相手が出来たり、私が自分で忘れていた用事を思い出したりで仲良くなる事が難しいの。

 

 優しい子みたいだし、どうしてか気になるから仲良くなりたいです!

 

 お母さんが言うには、まだ縁?がないのかもって言ってたけど、私は頑張ります!

 

 必ず、二人とお友達になって見せます!




 次回の話が片付いたら、原作突入する予定です。
 一話じゃ、終わらないかも…。

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